猛走峠のブログ一覧

この記事は、三菱自 社長 「 軽自動車 以外 の 車種 に ＥＶ 投入 も 」 ： 日本経済新聞 ・・・・について書いています。

トラバ元の方が引用している事項について、全回の記事で書きました。
三菱自動車工業（株）の株主総会における質疑応答の様子、続けます。

5人目(/10人)。男性。
「私は、長い間、三菱グループのファンでした。
しかし、今からは、企業風土のドラスティックな変革が必要であると思います。

まず、
①現場の声が重要です。(役員人事について、)販売会社から、社外取締役を任命すべきだと思います。

②三菱自動車(本社の従業員)では、身内の縁故採用がいわれています。グループ企業の子女を採用している、ということです。縁故での新卒採用ではなくて、人事部長が有能な人材を探して回るべきです。

③販売力強化が必要です。三菱自動車の弱さは販売力の弱さ。(三菱自動車の母体ともいえる、)三菱重工・三菱商事には、「イイモノつくりゃ自ずと売れるさ♪　モノは自然に売れるさ♪」という認識があるようです。それは、客が法人だからです!
一方、三菱自動車工業では、主な客は個人です。
個人を相手に製品を販売をしてるんです。
私は、本部で威張っている人々(上級クラスの管理職)を、販売店に出向させろ!!と思いますよ。
(本部で威張ってる暇があるなら、販売店へ行って、販売の現場に立つべきだ)」

(まず、益子社長が回答)「(①について、)貴重なご意見で、今後の検討課題とさせて頂きます。では、(③について、)太田常務に回答して頂きます」

(太田常務が回答)「販売については、販売攻勢をかけております。なによりまず、来客してもらう、ということを重要として、活動展開してます。
また、広告宣伝を、より効果的に行う、ということをしています。
そして、店舗ぐるみの接客、販売店の教育についてのプログラムも実行しており、この辺については、今後も継続して行っていく予定です。
あと、本社の人間を販売店に派遣するという、そういう制度関しては、実行しております」

(益子社長が再び回答)「私から、②,③について、補足します。
②グループ会社子女の縁故採用についてですが、採用については、公平に門戸を開いているので、そういうことはない、と思っています。
販社(販売会社)のさらなる教育については、本社、販社、一体となってやっていかなければならないので、私も、よく、販社を訪問しています」


6人目(/10人)。男性。
「三菱自動車株、無配です。早く復配してほしいところですが、
取り敢えず、EVの商用、期待しています。
さて、「社風」についてですが、
最近、東電で原発の大事故がありましたね。
東電は"準公務員"といわれる社風だ、とも言われてますね。
こうした指摘は、三菱自動車にもいえるのではないですか?
バックが三菱。
心の隅に、気のゆるみが出てはいませんか?
社風を、一人一人、考え直して、ぜひよろしく頑張ってください」

(益子社長が回答)「大変貴重なご意見、ありがとうございます。今後とも、気のゆるみが出てくる、なんてことがないように、気を引き締めていきます。
また、三菱自動車は、独立した会社ですので、
自動車業界における世界競争に勝つを使命として活動しております」

この記事は、「三菱自社長「軽自動車以外の車種にＥＶ投入も」　株主総会で」（日経ＱＵＩＣＫニュース）／気になるＷｅｂニュース。について書いています。

前回の記事に続きまして、三菱自動車工業（株）の株主総会における質疑応答の続きです。

４人目(/10人)。男性。
「ｉ－Ｍｉｅｖに加えて、商用車もＥＶ化して出すようですが、
ｉよりも、コルトをＥＶ化して市販したらどうですか？
私の周囲の人間は、ｉは、イイんだけど、買う気にならない、イモ虫みたいで（笑）と言ってます。個性が強すぎる外観なので、それぞれの人で場合によっては正反対の印象になってしまうと（故に販売台数が落ち込んでいる、という意味）思うんですよ。
私、若い頃、クルマ関係の仕事していて、売れ筋の車は、何となくわかります。
コルトをＥＶ化して市販した方が、ＥＶの販売台数は伸びると思います」


（益子社長が回答）「電気自動車については、ｉをベースとしたｉ－Ｍｉｅｖ、ミニキャブをベースとしたミニキャブＭｉｅｖでの展開となります。
１回の充電で１２０ｋｍ走るものについては、補助金が出ると２００万切りでの販売が可能となります。
また、1回の充電で１００ｋｍ走るものについては、２００万円をかなり下回ります。非公式ですが、170万円くらいです（←非公式：「確約できない」という意味だと思います）。
（「ＥＶは、２系統のモデルで４車種」とも言っていたような）
また、
コルトのＥＶ化については、（現行モデルでの市販はないと思いますが、）
コルト（というネーミングになるかどうかはわかりませんが、）
次期車のグローバルスモールにてＥＶ化したいと思っています」










トラバ元の人が引用した記事（日経新聞）↓は、このやりとりを書き起こしたものです。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381949EE0E0E2EA948DE0E0E2E4E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000;au=DGXZZO0195683008122009000000
三菱自社長「軽自動車以外でＥＶも」　株主総会で
2011/6/22 11:51
　三菱自動車は22日、東京都内で定時株主総会を開いた。環境対応車の戦略に関して電気自動車（ＥＶ）を同社の小型車「コルト」など他車種にも採用するつもりはないかとの株主の質問に対し、益子修社長は「コルトになるか、低価格の戦略小型車『グローバルスモール』になるのか分からないが、いずれは軽自動車よりも大きな車種からＥＶ化したいと考えている」と述べた。
　同社は軽自動車をベースにしたＥＶ「ｉ―ＭｉＥＶ（アイ・ミーブ）」について実質購入費が200万円を切る廉価版を今夏に国内で販売するほか、商用車のＥＶ「ＭＩＮＩＣＡＢ―ＭｉＥＶ（ミニキャブ・ミーブ）」も年内に発売する計画。
　取締役選任の件などの会社側の２提案はいずれも賛成多数で可決。午前10時に始まった株主総会は、11時36分ごろに終了した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース〕


↑
↑
ただ、この日経新聞の記事と、私（ブログの書き手）の知覚には、「コルト系ＥＶ」に関して、齟齬があるのです。
日経の記事だと、
「コルトになるか、低価格の戦略小型車『グローバルスモール』になるのか分からないが、いずれは軽自動車よりも大きな車種からＥＶ化したいと考えている」
ということなのですが、
私の記憶では、
「コルトという名前になるかはわからないが、『グローバルスモール』にてＥＶ化したいと考えている」
という意味に聞こえました。

私の記録では、

コルトでは
グローバルスモールにて

としか書いてませんので、何ともアレですが（汗）。
私と日経新聞の、若干の齟齬ですが、一般的にはあまり大きな違いはありません。「コルト乗り」に限って言えば、物凄く大きな意味の違いなのですが。

益子社長の言葉は一つだけ。
それに対する聞き手の差異から生じた話。
(日経新聞の記者が録音をベースに書いていたら、私が聞き間違いしてるだけなので悪しからず)

この記事は、参戦するとなると・・・について書いています。
←カービューさんの広告からで、現行ランエボに見えるのですが・・・なんか違和感あるな・・・と思うんですが・・・(汗)。私の記憶が確かなら、リヤのブレンボキャリパーの位置は後ろよりだった気がするんですが・・・(汗)。まあ、揚げ足取りはやめましょう(笑)。
きっと、ブレーキラインを引き直すほどの、ハードなチューニングカーなんですよ。(←え、ヘンなこと言うなって???)

前回・昨日付の記事でのトラバ元の方の、↓この話。今回の記事のくだりでの登場です。

「三菱自動車の定時株主総会で
ランサーエボリューションの次期モデルに関する質問をした
株主が居たそうな」
↑
たしかにいらっしゃいましたね。１０人中、３人目の方でしたよ。


3人目/１０人中。男性。
「ある報道で、ランサーエボリューションの次期開発を進める、と(益子社長が答えたというように)聞きました。〇か、×か、答えてくれますか?

(コルトの開発に携わっていた)中尾龍吾さん(←執行役員⇒取締役)、
(EKワゴン開発に携わっていた)相川(哲郎)さん(←常務取締役)、
皆さん、エラくなってしまって、今は、開発の現場に携わっていないのではないですか?

ディーゼルの件についてです。いわゆる「クリーンディーゼル」搭載車は、現在、パジェロのみとなっています。
アウトランダーやデリカD:5でもディーゼルモデルがあった方がよい、と思うのですが?」

(益子社長が回答)「まず、ランサーエボリューションの次期開発については、何も、決まったものはありません。今後、考えてはいきたいと思います。
ただ、これは全くの個人的な意見なのですが、
モータースポーツ(に三菱自工が復帰すること)については、将来、電気自動車でやることにしたいな、と考えてます(注)。

次に、中尾(役員)も相川(常務)も、開発に対する情熱は、変わっていません。

そして、(クリーン)ディーゼルについては、(パジェロ以外の)他車種展開も検討しております。
ディーゼル搭載に関しては、三菱重工製のターボチャージャーとの組み合わせがとても有効なので、これを念頭において検討しています」



(注)トラバ元の人が記事にてご指摘の話は、このくだりから生じたものです。
また、(われらが???)カービューニュースの記事も、このやりとりから作成されたものみたいですね。
↓
http://www.carview.co.jp/news/4/148897/
2011年6月22日（水）
三菱益子社長「モータースポーツ、EVでやってみたい」
三菱自動車の益子修社長は22日開いた定時株主総会で、モータースポーツに復帰することがあれば「電気自動車で是非やってみたい」との思いを語った。
益子社長は「全く個人的な意見」と断りながらも、「モータースポーツから私どもは撤退したけれども、将来もう一度復帰することがあれば、電気自動車で是非やってみたいなという思いはある」と述べた。
また益子社長は「モータースポーツに関してはダカールラリーやWRCに参加して、大変多くの貴重なデータを収集することができた。それを新しい商品の中に安全性や耐久性ということで取り入れたことによって、SUVが受け入れられていることにつながっていると思う」と評価した。
一方、『ランサーエボリューション』の次期モデルに関する株主の質問に対しては「今後考えていきたいと思っているが、次期車の開発については何も決まったものはない」と答えた。
レスポンス 小松哲也

この記事は、もっと圧を！について書いています。

「三菱自動車の定時株主総会で
ランサーエボリューションの次期モデルに関する質問をした
株主が居たそうな」
↑
たしかにいらっしゃいましたね。１０人中、３人目の方でしたよ。
これについて、詳細は(たぶん、)明日付の記事でアップしますので、お待ちください。


三菱自動車の株主総会・・・。
「あいつは、株式なんてとっくに売却して、それを車高調やタイヤの弄り・維持りに充てたハズだ」
とお思いでしょう?
いやいや、何とか持ってましたよ。
なので、なんとか都合つけて・・・行きましたよ(汗)。
今年も。


さて、
総会の流れは、
10:00開始。
議決権状況の説明、
(↑ここの時点でおおかた、決まっている。従って投票はない。総会自体は(株主全体・主として少数株主への)説明義務の履行の要素が強い)
監査報告、
事業報告(←益子社長によるプレゼンテーション)、
10:37頃
質疑応答
11:33頃　質疑応答打ち切り
議案の決議。終了。

概ね、1時間半程度。

この↑中で、
私がこのブログで書く意義があるのは、(やはり)質疑応答。その全部。
そう。
全部で10人の質問者だったので、全部(少し脱落箇所や誤記等はあるかもしれませんが、)大筋は記せるんです。
早速書き始めます。


1人目(/10人)。男性。
「自社株買いをやる計画はありますか?」

(市川副社長が回答):「株主からの自社株買い、ですね。現在、三菱自動車が抱える、資本上の大きな問題点が、発行(済)株式が多すぎる、ということです。そのことをおっしゃられている、と思うのです。
株主様からの株式の買い取りについて、単元未満株の買い取り請求に応ずる、というのは、会社法上の義務につき、行っております。
しかし、発行済み株式を大きく減らす、という意味での自社株買いは、現在は、やりたくても出来ません。それを行う原資がない以上、出来ません。やるには、少し時間がかかります」


2人目(/10人)。男性。
「昨日の株価の最終値段を知ってますか?」
(益子社長:)「95円です」
「(質問を始める)」
(益子社長:)「株主様、質問はお一つでお願いします＾＾；」


(一連のやりとりは、次回以降に続けます。)