この記事は、
コメディかですよ…。この『伽耶子』と『俊雄』については書いておりません。
主として、
「私」のみた「夢」について、
関連項目として、
【悲報】トリンドル玲奈、落ち目の佐々木希に公開処刑される。をチラ見しながら
書いています。
↓「私」のみた夢。
・・・私は、トリンドル玲奈をエスコートして、 そのパーティー に出なければならない。
私が、トリンドル玲奈をエスコートして、 そのパーティー に出ることは、
私とトリンドル玲奈とが、正式に婚約者となることに直結していた。
正直、私に、「好みのタイプは?」といえば、佐々木希だった。
私にとってトリンドル玲奈は、
全然好みのタイプではなかった。
それでも私は、トリンドル玲奈を妻にしなければならないのだ。
何のために?
夢 のために。
私は、欧州車道を制覇しなければならない。
21世紀最高の走り屋として君臨するためには、
必ず、通らなければならない、
避けては通れない王道なのだ。
そのためには、脈が必要だった。
仲間や友好関係やライバル関係や戦う関係では築くことのできない「脈」が必要だった。
欧州車道。
いずれ、全区間開通して、「欧亜車道」と名が変わるかどうかは知らない。
しかし、今は欧州車道。
またの名を、「アウトバーン」。
欧州車道。
いずれ、全区間開通して、「欧亜車道」となるかどうかは知らない。
とにかく、今の名は、欧州車道。
いつの日か、
日本からでも、走り屋としての闘いを繰り返してゆけば、
いずれ、
仲間が増え、友好関係が広がり、ライバル関係や戦うことによって自らの力を轟かせ、
その力は欧州へと至る・・・
そういう、「地続きの未来」 が来るかどうかは知らない。
とにかく今は、あちらとこちらは別の世界。
地続きになんてなっていない。
「私」の「夢」は、完全に日本の道路の終点と共に、途切れたものとなっていた。
このような現状で、
21世紀最高の走り屋として君臨するためには、
そのためには、脈が必要だった。
仲間や友好関係やライバル関係や戦う関係では築くことのできない「脈」が必要だった。
21世紀最高の走り屋として君臨するためには、
「脈」を築いて、
欧州車道を制覇しなければならない・・・。
「脈を築く」ということが、
「欧州車道を制覇する」という旗印の上に来てしまう、ということが、本当に不愉快でならない。
なんと封建的なことか・・・
なんと前近代的なことか・・・
でも、それが、今の世界の現実なのだ。
そうでなければ、「正当性」だの「正統性」を獲得することができない。
そんな不愉快な思いに浸っていた日々の中で、
「ドイツ自動車連盟の理事の娘」と見合いしてほしい、という話が舞い込んできた。
正直、
私は、トリンドル玲奈は、
全然好みのタイプではなかったし、
今以て、好きと感じているのか?全く自信がない。
それでも、
私は、私の夢のために、
トリンドル玲奈を妻としなければならないわけだ。
正直、私に、「好みのタイプは?」といえば、それは佐々木希だった。
しかしそれは、私の「走り屋としてのキャリア」が「秋田止まり」になることを意味していた。
それが、21世紀前半期の現実だ。
俺様は、21世紀最高の走り屋だぞーーーー!!!
俺は秋田新幹線じゃねーっっっっ!!
だから、秋田美人(佐々木希)ではダメなのだ。
ドイツ系(トリンドル玲奈)でなければダメだったのだ。
・・・私は、トリンドル玲奈をエスコートして、 そのパーティー に出なければならない。
私が、トリンドル玲奈をエスコートして、 そのパーティー に出ることは、
もう、
私とトリンドル玲奈とが、正式に婚約者となることを意味している、と言ってよい。
世の中の男は、
「トリンドルみたいなタイプの女の方が現実じゃモテる 」とか、
「トリンドルちゃんでいいから彼女になってほしいんだけど」とか、
色々なことを言っていたし、
私のことを、物凄く羨む声が強いようだ。
しかし、今の私の思いは、同時代の男の誰にもわからないだろう・・・。
「脈を築く」ということが、
「欧州車道を制覇する」という旗印の上に来ている、ということが、本当に不愉快でならない。
なんと封建的なことか・・・
なんと前近代的なことか・・・
今の私の思いをどれだけ語っても、同時代の男の誰にもわかってはもらえないのだ。
あろうことか、
「なんだか国際結婚みたいで、グローバルだなw」とも。
逆だ。
21世紀の今、
キャリア官僚が出世のために「見合い結婚」することも少なくなった。
政界での「閨閥」・「閨閥結婚」も殆どなくなっているというのに
俺にとっては、
なんとも封建的な、
なんとも前近代的な因習に囚われることに他ならない。
「脈を築く」ということが、
「欧州車道を制覇する」という旗印の上に来ている、ということが、
俺としては本当に不愉快でならない。
「欧州車道を制覇する」という俺の「夢」が、
「そのための手段」という現実社会に敗北せざるをえないのだ。
俺の「夢」は、
現実社会の因習への服従無しには、叶えられるものではないのだ。
夢は、時として、
人から自由な人生を奪いとる。
容赦なく奪い取る。
正直、私に、「好みのタイプは?」と訊けば、それは、佐々木希だった。
私にとってトリンドル玲奈は、
全然好みのタイプではなかった。
キャリア官僚が出世のために「見合い結婚」することも少なくなった21世紀に、
政界での「閨閥」・「閨閥結婚」も殆どなくなった21世紀の中で、
俺は、
自らの夢を、秋田新幹線状態で終わらせないために、
自分の婚姻において、自由な選択を捨てなければならないのだ。
いわゆる閨閥結婚をしなければならないのだ。
私が、トリンドル玲奈をエスコートして、 そのパーティー に出ることは、
私とトリンドル玲奈とが、正式に婚約者となることに直結している。
私は、トリンドル玲奈をエスコートして、 そのパーティー に出なければならないのだ。
(注)↑「私」のみた、我ながら、意味不明な夢。
Posted at 2015/03/15 02:11:59 | |
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夢想峠 | 日記