
この記事の文章はフィクションです。
実在の人物・団体などとは関係ありません。
(妄想は続く。)
古代の支那。
杞の国のある者が、
天が崩れ落ちてきはしないかと心配した という。
「列子」天瑞の故事から
心配する必要のないことをあれこれ心配すること。
取り越し苦労。
杞人の憂え。「―に終わる」
天が崩れ落ちてきはしないか、、、か。
古代の杞の言い方だと、「天が崩れ落ちてくる」。
20世紀後期や、21世紀前期の言い方だと、
巨大隕石が地球に激突する、、、
天体衝突 か。
「全体として、危険」という事象は、世の中に、皆無に近い。
だが、無いとは言わない。
ある。
それらは、極めて限られている。
だが、無いとは言わない。
ある。
「全体として、危険」であり、
「マネージ」したり、「コントロール」したり、「ヘッジ」したり。
そういう手だてがまったく効かない種類の危険である。
古代~20世紀前期まで、
「全体として、危険」、
そして、
「マネージ」したり、「コントロール」したり、「ヘッジ」したり。
そういう手だてがまったく効かない種類の危険 という事象は、
巨大隕石くらいしかなかった。
まさしくそれは、「杞憂」と呼ばれていた。
20世紀後半期。
水爆の登場によって、
もう一つ加わった。
とある走り屋のヤツが、2012年だかに、変な整理をしていたな。
核の害
=熱線+爆風+急性放射線障害+晩発性放射線障害+内部被曝による晩発性障害+汚染による弊害
熱線、爆風・・・ここまでに耐性を持つ者は皆無に近い。
急性放射線障害・・・これに耐性を持つ者も皆無に近い。
晩発性放射線障害、内部被曝による晩発性障害、汚染による弊害
・・・これらについての発症は、あくまで確率論になるから、
ほとんどすべての個体が壊滅する とは考えずらい
そういう整理を行った輩がいたが・・・。
たしかに、
水爆の威力は、
熱線 、 爆風 、急性放射線(中性子線)
だけで、人類をあらかた爆殺するだけの力を持っている、といわれている。
晩発性放射線障害、内部被曝による晩発性障害、汚染による弊害
・・・この種の・・・「発症」・「発症率」・・・すなわち、確率論のゾーンに持ち込むことなく、
熱線 、 爆風 、急性放射線(中性子線)。
だけで、
カタをつけることが出来る、と。
そういう・・・ドアホな整理をしてみせた輩がいたが・・・。
いずれにしても、
水爆が加わったとしても、
「全体的に、非常に危険」な事象とは、
巨大隕石と水爆ぐらいしか、存在していないだろうな。
まあ・・・他にも、
無いとは言わない。
あるにはある。
取り敢えず、思い浮かぶものはあるが、
それは、人為的に設定してあるものだから、
今は、置いておく。
「全体として、危険」、
そして、
「マネージ」したり、「コントロール」したり、「ヘッジ」したり。
そういう手だてがまったく効かない種類の危険 ・・・か。
そういえば、
内田樹(たつる)ゆー教授が、
「国際関係論では「危険」を
「リスク(risk)」と
「デインジャー(danger)」に使い分ける。
リスクというのは、「マネージ」したり、「コントロール」したり、「ヘッジ」したりできる危険のことである。
デインジャーというのは、そういう手だてがまったく聞かない種類の危険である
と紹介していたな―――。
内田教授の例示では、
「ゴジラ来襲」―――、
とか書いていたが、、、
それは、厳密には、デインジャーではない、かもしれんな、、、。
「マネージ」したり、「コントロール」したり、「ヘッジ」したり。
そういう手だてがまったく効かない種類の危険 ・・・
そして、
「全体的に、非常に危険」であるから―――
起こった現象に対して、
母数の側に目を転じてみたところで、何の希釈も出来ない―――
母集団を拡張して 確率を希釈することも出来ない―――
解釈で どうすることもできず――――
どんな恣意もことごとく踏み潰す類の危険―――
それが、 デインジャー だろう。
21世紀世界に―――
現存するのは――――
水爆と、地球への天体衝突。
そして・・・
俺が思い浮かぶものとして、人為的にもう一つ、設定されている・・・。
(つづく)
この記事の文章はフィクションです。
私小説です。
実在の人物・団体などとは関係ありません。
Posted at 2013/01/07 05:05:25 | |
トラックバック(0) |
アジアンハイウェーのどこかで | 日記