
昨日のブログで、「多摩湖道でのドリフトの追求(美の追求?)が困難であっただろう、だから、グリップ(速さ)の追求にならざるを得なかったであろう」、というところまで進んだわけであるから、
今日は、第二アプローチの「ステージ」(場所的アプローチ)に入ろう。
これは、カーブの曲がり方についての考察に他ならない。
カーブの角度が、きついか緩いか。
きついカーブの代表格は、九十九折(つづらおり)である。
これを数字的に言い表すならば、「180度折り返しのカーブ」とでもいえよう。
つづら折の道ならば、当然、カーブの通過速度は落とさざるを得ないし、コース全体としても低速セクションとなる。
ただ、実はこうしたつづら折の道こそが、「ストリートで、しかも比較的安全に腕を磨く」のに最適な場所なのであるわけだが・・・。
そのことについても、詳しくは、また後日。
多摩湖に、九十九折のような、180度カーブは、「存在しない」。
ここで、少し、「走り屋」から逸脱した方々は「ある!」と強硬に主張するかもしれない。
そうした方々からの「ツッコミ」にあらかじめ答えておきます。
「アレは交差点です」
さて、180度曲がるようなカーブが存在しない、比較的緩いカーブが続くわけであるから、コース全体が中高速セクションとなる。
少なくとも、「多摩湖(山口下貯水池)北側(北岸)の西武遊園地から西武球場に抜ける区間」についてはそうだといえよう。
このセクションのカーブの通過速度は、キャッツアイに車幅両脇を挟まれた2009年現在の、制限された状態下で、かつ、フルノーマル仕様のコンパクトカーで走ったとしても、60キロで曲がれないカーブは無い。
従って、ここを「攻めよう」と思った場合、キャッツアイに挟まれている2009年現在でさえ、区間最低速度が60キロを割り込むことは無いわけであるから、
1988年、キャッツアイが無く、しかも足回りが固められた車を以ってしてこのコースを攻めた場合の速度域の高いことが伺い知れよう。
恐らく、100~150くらいの速域だったのではなかろうか。
この数値の100以上というのは、
「ハチロク物語」(10/2のブログ参照)の、
「なんなんだこの速度は?!」、
「こわっ」。
という感想から察することと、
当時の高いレベルのストリートファイターたちが、足回りを固めていたであろうことから考えて、
確実とみてよいだろう。
また、150と上限を書いたのは、それこそ「エンジンのポテンシャル」による。
仮に、アクセルを命がけで踏み込んだところで、この当時の(今の、ノンターボのコンパクトカーも含む。)「小型軽量」(ノンターボの場合)車の場合、160くらいまでしか出ない。
それをこのコースに当てはめると、150くらいがいいところだろう。
この考察についても、当時、ここを攻めていた、ストリートファイターの方々からコメントを頂きたいところではある。
「とっても追いつけるレベルではなかったのですが」
このセリフから、「ハチロク物語」著者の慧眼さには関心した。
その根拠と「第二アプローチ(場所的アプローチ)」の続き・結部はまた明日。
参考サイト
ハチロク物語http://homepage2.nifty.com/AE86/profile/profile.htm
Posted at 2009/10/04 01:25:01 | |
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多摩湖道 | 日記