• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

猛走峠のブログ一覧

2010年06月22日 イイね!

Country Risk(~「安定収益の確保」のための、「現地生産の拡大」という「大義名分」は、今、どれほどの説得性が残っていよう?~)

Country Risk(~「安定収益の確保」のための、「現地生産の拡大」という「大義名分」は、今、どれほどの説得性が残っていよう?~)この記事は、一度は行ってみたいについて書いています。

「Country Risk(カントリー・リスク)」・・・参加候補国における政治・経済の安定性、自国との外交関係、知的財産件の保護状況、司法の中立性・有効性などである。典型的実例は2005年春に生じた中国の反日デモであるが、同国のストライキ、電力供給の不安定、知的財産権の不備による模倣品の氾濫などもリスクである。この種のリスクが高ければ高いほど資本投下を要する参入戦略は避けるべきであり、輸出・契約生産に限定すべきである。それでも参入する場合は、短期における投資回収を実現し、撤退を容易にするためにリスクを織り込んだ高い投資収益率を目的とすべきである。(by 吉森賢)吉森賢 2006年『グローバル経営戦略』

 
 画像は、ムーア親子。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』(マイケル・ムーア監督作品)より。
昨日の画像で、
『キャピタリズム』に引用されていた、昔のGMのストライキシーンを、孫引きしましたけど、ある意味、それに関連して書いていきます。
マイケル・ムーアの出身地であるフリントは、GM(ジェネラル・モーターズ)創業の街であり、ムーアの少年期までは工場の街であったという。そのため、ムーアの父もGM車に納入される、スパークプラグ工場の工員だったという。

しかし、ムーア監督の作品の世界観は、
「GMが、カナダやブラジルなど、安価で生産できる地域に、生産をアウトソーシングし、結果、フリントの工場街は、全滅した。フリントは、貧しいだけの街となった」
という、コレを基礎とした世界観。

「安価で生産できる地域に、生産をアウトソーシングし、結果、創業国の産業は空洞化」
というのは、
もう、
「程度の差」でしかなく、日本でも極めて深刻に起こっている。
まあ、
「安定収益の確保」、「現地生産の拡大」
という大義名分の下に行われるのだけれども、
だけれども・・・、
はい。
昨日のブログを思い起こしましょう。

ホンダ系の工場がストライキに遭い、
トヨタ系の工場もストライキに遭い、
これから、
人民元のレートも上がる、
ストライキの結果というのもあるだろうし、
ストライキがなかったとしても、労賃も、物価も上がっていく、
中華人民共和国では、そういう現象が起こっているわけで、
「安定収益の確保」のための、「現地生産の拡大」という「大義名分」は、
今、どれほどの説得性が残っていよう?

・・・「安定収益の確保」のための、「現地生産の拡大」という「大義名分」は、
今、どれほどの説得性が残っていよう?



さて、


「名環」のカテゴリーで自動車メーカーといえば、「トヨタ」というイメージですが・・・汗、
それは、単に「イメージ」であって、
実際には、
ええ、
我らがコルトの生産会社である三菱自工、
あの「岡崎工場」も愛知県なんですねぇ・・・汗。
静岡県じゃないんです。
愛知県なんです。
しかも、
正式名称は、
「名古屋製作所 岡崎工場」。

だから、
ココのカテゴリーで扱うのが、適切と言えてしまうでしょう。
(何か、愛知県にばかり自動車工場が集中してるってのも、あんまり良くない気がしますが、そういうもんです)

「安定収益の確保」のための、「現地生産の拡大」という「大義名分」
って、
コレ、
どの会社が語ったことかって?
ええ、
我らがコルトの生産会社である三菱自動車工業ですよ。
はい。

どこでって、
株主向けの「事業報告」の、
1.企業集団の現況に関する事項
(1) 事業の経過及び成果    に、
<安定収益の確保>  っていう項目がありましてね、
その、
① 事業戦略の推進  の、
(ⅱ) トランスミッションの現地生産の拡大
 中国における合弁会社であるハルピン東安汽車発動機製造有限公司にて、ガソリンエンジン、マニュアルトランスミッションに加え、新たにオートマティックトランスミッションの生産を開始いたしました。

って書いてある。
何が言いたいかっていうと、
「トランスミッションの現地生産の拡大」
ってのが、
<安定収益の確保>
の項目に入っているという。

昨日の、このブログのストライキに関する記事を踏まえると、
「安定」の二文字は不要だろ!、ってカンジですねぇ。

「言葉尻を取るんじゃない」、「重箱の隅ツツクようなコト言うな」って?

そうです。
私が、
「言葉尻を取る」、「重箱の隅ツツクやな奴」
でなければならないんです。
はい。
間違っても、
益子社長たちが、
「トランスミッションの現地生産の拡大は、三菱自動車の収益と経営を安定させる」
「現地生産(特に中華人民共和国における)は、三菱自動車の経営を、将来的に安定させる」
なーんて本気で思っていたら、それは大変なことです。

そう、この場合、
私が、
「言葉尻を取る」、「重箱の隅ツツクやな奴」
でなければならないんです。
はい。

・・・「安定収益の確保」のための、「現地生産の拡大」という「大義名分」は、
今、どれほどの説得性が残っていよう?
Posted at 2010/06/22 00:29:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 環状Ⅳ(名環) | 日記

プロフィール

「omnes viae Romam ducunt」
何シテル?   09/26 04:50
今を、近未来を、速く!上手く!美しく!走りたい。どこの歴史上の、どこの伝説の誰よりも。 「数の世界」を愛する者のひとりとして、いつの日にか「私」が「最速」の象...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

本日の復旧作業はここまで… 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/02/04 19:31:14
今日の測定結果@静岡 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/02/04 19:27:31
群馬県測定教育施設線量マップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/02/04 19:24:25

愛車一覧

三菱 その他 三菱 その他
Ob's stürmt oder schneit, Ob die Sonne uns l ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation