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猛走峠のブログ一覧

2011年01月11日 イイね!

バー&カー

この記事は、15クラウンについて書いています。

右列・3台目(最後列)の奴が、右列2台目の奴のリヤに車体を寄せた。
「ターッチ♪」
といってヘラヘラしながら、
フロントをコツンと、前走車のリヤバンパーに当てたのだ。

□    □ 
     進行方向⇒ 
□ → □   □=私
「ターッチ♪(コツン。)」

すると、ケツに当てられた右列2台目の奴は、
ビックリして、左にブレた。
そのとき、左隣の奴の右側面に接触したのだった。

□  □ 左列
   ↑左にブレて接触。 進行方向⇒ 
□→□ 右列□=私


「うわっ。こりゃー。何すんだよー」
あろうことか、右側面に当たられた、やつが、さらにトンデモナイ行動に出る。
“仕返し”したのだ!


このときの走行速度は100キロくらいだろうか?
横から当てた拍子、今度は右側の側壁に車体をヒット。

□  □  左列
   ↓「仕返しアタック」 進行方向⇒ 
□  □  右列    □=私
    ↓
  側壁に接触・破損(第1事故車発生)。

直後を走行していた。「きっかけ」を作った奴は、ビックリして左側によける。
左前方の車両の右後方に、モロに追突。

   追突事故(第2、第3事故車発生)
□  □左列  進行方向⇒ 
  ↗かわした拍子に追突。
□           □=私
    □右列    
    ↓
    側壁に接触・破損(第1事故車発生)。


そして、締めくくりに、
左列後方のクルマが、目の前で起こった追突事故をかわすことが出来ずに、
前で追突事故の2台(追突事故した方(最初のターッチ♪ってやった奴)の左後方)にモロに追突した。

   追突事故
□→ □□左列  進行方向⇒ 
さらに追突。    □=私

 □=側壁に衝突。停止。    


工事現場用の足場を満載にしたトラックが、積荷をバラケタような・・・、
大量の太くて重い鉄パイプが路上にバラけるような音が鳴り響いた。




私は怒り狂って叫んだ。


「くそーーーーー。このーーーーーばかやろーーーーーーー!!!!!!
「ターッチ♪」とかありえねーーーーんだよ。このDQNがぁ!
おーーーー前もお前だ! 隣の奴が当たってきたからって、高速走行中だぜ!?
「仕返しアタッーク!」とかやってる場合じゃねーーーーーだろーーーーがよーーーーーー。
ふざっけんなよ!」
怒鳴り狂った。


・・・夢から覚める。

・・・何が「ふざっけんなよ!」だ。エラそうに・・・。
「編隊長」が未熟者だったから、もっと未熟な奴らが、例によって、多重衝突起こしただけじゃないか・・・。
もう・・・何度このときのことを夢に見ているだろう???


このヒドイ現実の記憶が・・・夢の中の私の頭の中を、ずーーーーーーーっと反芻していた。


そういえば、今日から解体の手続きを始めるから、残った1台も今日乗ってきてくれ、
と言われてたな・・・。

そうして乗っていくと、
あの潰れた4台の亡骸が待っていた。
このクラウンも、これでこの亡骸の仲間入りをする。

「嗚呼・・・バーの御許(おんもと)に・・・。
(死を司る神↑)
   そして、カーの下にて、再生パーツとして生き続けるのであります・・・」
(再生を司る神↑)

ヘンな文句が頭の中をよぎる。

確かに、クルマのパーツのリサイクル率は極めて高い。
中古パーツとしてリサイクルされるものは多いし、加工されて資源として活用されるものも多い。

とはいえ・・・お別れだ。
「トヨタ・クラウン」として製造された走行物体とは、もう、お別れになるのだ。
これらのクルマが全損事故や私の意気喪失によって廃車となること、
それこそ、私にとってたしかなことで、
リサイクルされて・・・、再生されて、輪廻転生で、とか、
それは、捉え方としておかしいんじゃないか?

これらのクルマは、バラバラに解体されて、スクラップになって、
そうやってリサイクルされるわけで。
じゃあ、それらを使って作られたものだからって、今までのモノが生き返ったとか、生まれ変わった・輪廻転生したとか、
言うんだろうか?

・・・適切でないな・・・これらのクラウンは、バラッバラにされたのだ。
死んだのだ。
トヨタ・クラウンとしての、キャラクター性を完全喪失したのだ。
・・・輪廻転生は・・・ない・・・。
私が、あの車両たちを悪夢とセットになってなお出てくるキャラクターとしてしまったのは、今もずっと、悔いになって残っている。

私が体調を崩したりして悪夢を見るとき、決まって、あの車両たちが出てくる。
私にとっては、今もなお、トヨタ・クラウンは悪夢と共に出てくる亡霊のようなものとなっている。
しかし・・・私は、トヨタ・クラウンという車種を、いずれ、自分と、世界の、
誇りとリスペクトの権化に昇華させたいという思いも、ずっと持っていることは確かなことだ。

「世界最大の不正な警察」との戦いに臨むとなれば、クラウンが、悪の権化たるパトカーに攻撃を仕掛ける車両としての・・・戦士としての「象徴的存在」となってほしい・・・、そう思っている。
玉砕するときには、やはり、意義ある死を、車両にだって与えてやりたいのだ・・・。
そして、いつか・・・「解放」された天安門広場で、サウジドリフトを堂々と出来る日が来るなら、
その時はクラウンを用いたい。

こう思って立ち直ることが出来るまでにしばらくかかった。
この年の1月は、失意の中にいた。
そして、私の魂にも僅かな希望が出来るとするなら、そのとき何をするべきか?
答えは明白だった。

・・・それは、走り屋としての技能を磨かなければならない、ということだろう。
誰の? 私のだ。
Posted at 2011/01/11 23:58:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 環状論 | 日記

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何シテル?   09/26 04:50
今を、近未来を、速く!上手く!美しく!走りたい。どこの歴史上の、どこの伝説の誰よりも。 「数の世界」を愛する者のひとりとして、いつの日にか「私」が「最速」の象...
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