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猛走峠のブログ一覧

2011年01月16日 イイね!

「世界最強の暴走族を志す者」という目線からの記事

この記事は、シーシェパードについて書いています。


「出る杭は打たれる」
・・・20世紀末や21世紀初頭で、人間社会に起こったことは、
そんなに上等なものではなかったのだ。
「引っ込んだ杭が、容赦なく足蹴にされる」

今日のトラックバック元の記事の話題(シーシェパードの行為)についても、それは言えていることで、

https://minkara.carview.co.jp/userid/144749/blog/12046422/ の記事も、
「で、このテロリスト、ロシア様には妨害行為を行わないw
なぜなら、ロシアの場合、妨害されたら即座に反撃、撃沈するからw
ま、個人的にはロシア様とか中国様に歯向かって撃沈されたら認めてやるw」
とあるが、
私も、個人的には、そういう思いがある。
(シーシェパードの考え方自体に対して、無論、私は反対である。が、「海賊として、テロリストとして、」ということなら、「ロシアとか中国に歯向かって撃沈されたら認めてやる」という思いが強い)

結論の方を忘れないうちに書いておくと、

「日本のような相手に対する戦い」ならば、
言論のみで勝てる、
直接の軍事力などの行使になど頼らなくても言論戦のみで勝ってみせる、
その程度の自信と技量のないようでは、
「海賊王」とは認められないだろう。

トラバ元の人も、
「自民党も民主党もこの辺りの環境テロリストへのヘタレっぷり」と書いているように、

「この程度の相手 に対して、海神の海軍を用いた直接戦闘行為をしている」わけだから、

「黄色人種相手だとスポンサー集め=金儲けしやすいもんなぁ。しかも日本人ならコソコソ遺憾の意を言うだけで、実力行使も何もされないから楽で楽で仕方ないだろうに
https://minkara.carview.co.jp/userid/416723/blog/16946430/ 」
「要するに抵抗しない奴しか狙わないということですねwわかりやすい!https://minkara.carview.co.jp/userid/144749/blog/12046422/ 」
「ロシア軍に撃沈されれば、その根性をほめてやりますがw、何もしない日本相手にしか動きませんからねw ま、元々資金源は中国でしょw
https://minkara.carview.co.jp/userid/144749/blog/12046422/ 」
とみられるのが当然だろう。


ひょっとすると「シーシェパード」は、「国連海軍」になるかもしれない。
これは冗談でも何でもない。
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/17249122/

なんて書いているが、もし、この状況が・・・「そんな弱い海軍・弱い魂の海軍」が「国連海軍」になるという状況が発生するなら、22世紀世界にとって「悪夢」ではなかろうか?
「引っ込んだ杭を足蹴にすることしか出来ない、弱い魂の海賊」が「国連海軍」になるというなら、世界を何も良く出来ないだろう。「世界を変える」ことが出来ないだろう。


ワトソン船長の声明文
http://www.seashepherd.org/japan/editorial-101208-1.html
も見てみた。
「 シーシェパード自然保護団体はスコット・ウェストとその娘のエローラがヴィザ切れのために日本、太地町を離れることに残念に思っている。コーブの土地の3ヶ月間は長くて辛いものであったが帰国する以外選択の余地がない。
 彼らはすぐれた仕事をし終えた。エローラは日本に着いたとき16歳であり、彼女の毎日書くブログは世界の何千何万という人たちに太地町の恐怖と自分で身を守れないイルカたちのぞっとする殺戮を広め、17歳をむかえ日本を発つ。スコット・ウエストは彼の専門である法律を後ろ盾にチームリーダーとして、出来得る境界ぎりぎりまで逮捕や国外追放無しに、日ごとに起こる太地町の殺戮を報道することができた」


そういや、『ザ・コーヴ』の舞台、太地町に来てたな。

「エローラは日本に着いたとき16歳であり、彼女の毎日書くブログは」

若手のキャンギャルまで使いやがって。

「スコット・ウェストとその娘の」

その娘って・・・子供連れてきたんかいな。

「彼の専門である法律を後ろ盾にチームリーダーとして、出来得る境界ぎりぎりまで逮捕や国外追放無しに、日ごとに起こる太地町の殺戮を報道することができた」

おいおい・・・。報道出来ちゃったの。 まあ・・・そうだな・・・。日本は、世界でもトップレベルの、「開かれた国」なんだから。
「海賊・テロリスト」でさえも、「その表現の自由」が許されているという事実だな。


[感想]
・・・「海賊」にとって、こんな「安全な戦い」があってよいのか?
(少なくとも、「暴走族」にとって、そんな「安全な戦い」はない。
「走り屋」としての活動ですら、その「活動地・戦地」に家族を連れてゆくことは躊躇いの対象となる。
「遠征先がアメリカのハイウェイ(とか、中国国家高速公路網)であったなら、私は暴走族を結成し、暴走族活動を行うことになっただろう。
環状族仕様のシビックをブン回して、私をヘッドにそうした活動をしていた時期もあったが、
だが、この度は幸い、走り屋としての活動であるため、「基地」に武装した襲撃部隊が襲ってくる可能性は殆んどない。ただ、自分の状況としては、毎日のように遺書を更新していく状態であることに変わりはないので、遠征地の「基地」に子供を連れて行くのは、タブーであろう」
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/15896411/ )


・・・「海賊」にとって、こんな「安全な戦地」があってよいのか?

まあ・・・「あってよい」としよう。話の便宜上、とりあえずは。日本の首相が、そういう考え方であろうから。

海賊なんだけれども、家族もつれていけるくらいの「危険度(安全度)」の敵地。
行動の自由と報道の自由が、かなりの高水準で保障されている。
自他ともに認める「海賊」なんだけれども、「敵の政府(日本政府)」は、「海賊」との認定や弾圧はしてこない。
法律を後ろ盾に戦うことができる(←しかも、かなり独自性と虚偽性にあふれた声明・法解釈を含む)。
国外追放されないで活動できる(できた)。
ロシア連邦がやるような制限はない。
(ビザ(ヴィザ)の発給への著しい制限が加えられることがない。報道活動を根拠とした入管法違反やスパイ防止法で逮捕などされない(されなかった))。
中華人民共和国のような原則禁止規定はない。
(「行政機関にとって不都合な地域への外国人立ち入りは、原則禁止!!!」な制度ではない)

まあ、事実上・・・「海賊」にとって、こんな「安全な戦地」があったわけだが、
それほど、
21世紀世界の中でも稀にみるほどの「自由な、環境海賊としての広報戦を許容・提供する"敵"」に対して、
「どういう戦い方まで許容されうるか?」という、「交戦マナー」の話になる。

つまるところ、
「話す機会を与えている敵」・「話せばわかるかもしれない、という機会を、物理的に許容している敵」に対して、
「海神の海軍の使用」が妥当か?

ということが検討されねばならないのだ。

(もう一度、ワトソンの声明文の末尾をみる)

「この闘いは勝つことができる。私が思うには日本人は今に、世界の目からあざけりの的になっているほんの少しの暴漢よりも、さらにもっと影響力を持つであろうから。日本は美術や哲学の知識を十分にもつ、偉大で巨大な国家である。このミレニアム時代にその国家のイメージの定義としてその残忍性はまったく必要でない」


はぁ? 何だよ・・・わかってんじゃん。
だったら何故、そういう相手に対して、「海神の海軍」を使う?
「軍を使うべき相手=話の場も提供しない、暴力と力にのみ依存する野蛮な集団」は、21世紀の世界にいくらだっている。

これだから、「おそらく、某宗主国様からカネが出ていると思いますがw」とか言われるわけだ。

「日本のような敵」に対して、「海神の海軍」を使っているようでは、
「国連海軍」になどなれまい。
誰が、
そんな弱い魂を持つ海賊を、
劣悪な交戦マナーの海賊を、
「世界最高たるべき海軍」として認めるか?
「国連海軍」って以前に、「海賊王」としてさえ、認められないだろう。


「日本のような敵に対しては、言論戦のみで勝つことができる」

その程度の自信と矜持がなくては、海賊王とは、「世界最強の海賊である」とは認められまい。

(これは、「世界最強の暴走族を志す者」という目線からの記事。)
Posted at 2011/01/16 03:11:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 環状論 | 日記

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