この記事は、
何をしたいのか全く見えてこないについて書いています。
「クルマでの走り」「走りの魂」をメインとした、このブログでは、
勿論、
「TPPの考え方(統一性重視・統一された世界へ)」
を前面に押し出すことになる。
とはいうものの、
TPP、
しかも「平成の開国」の基本理念・食糧に関する完全自由化、
という、この辺については、大反対だ。
「考え方」としては私がそれを採用していたとしても、現実の日本の政策として今日明日採られるということについては、大反対。
何故って言う必要がないほど、既にハッキリ書いてしまっているが、
「平成の開国」の基本理念自体が、極めてあやしい。
「日本は世界でも1、2位を争うほどに開国している」
と首相自身が認識している。
(トラバ元の人の記事に、首相演説の要綱が書いてあるのですが、「日本は既に最も経済が開放された国の1つであることは言うまでもありません。」という文言がハッキリと用いられている)
にも関わらず、「日本は鎖国している」と誤解するような表現(「平成の開国」)を、あえて前面に押し出している。
(ハッキリ言って、「誰に命令されてるの?」「平成の開国って、コレ、英語を訳したものなんじゃないの?」みたいな。)
(たぶん、「open mind」とかいう系の英単語を訳すと、open⇒開く、海外に展開する心???、なげーな。開・・・開く・・・あ、「開国」だ、
みたいなそういう「訳語」なのではないか?)
で、「平成の開国」の基本理念自体が、極めてあやしい、
ってことに加え、
「世界の現状認識」が極めて怪しい。
「国を開く ことが、世界的潮流」 ですか?
特に、
食糧・農産物分野で、「国を開く」ことが、本当に世界的潮流か?
という、初歩的な突っ込みどころが存在している、ってわけで。
話をダボス会議に限定するにしても、
サルコジ大統領なんて、食糧などの方面には規制強化を、という話をしていた。
↓この記事、みんカラで探しはしたのですが、見つからなかったので、以下のページより引用。
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201101270540.html
【ダボス(スイス東部)=有田哲文】今年の20カ国・地域首脳会議(G20)議長国のサルコジ仏大統領は27日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、値上がりが続く食糧やエネルギーの価格について「飢餓による暴動が起きるなど、看過できない問題だ」と語り、G20で取り組むべきだとの考えを示した。
サルコジ氏はまた、「物不足が投機によって悪化している。ルールが必要だ。金融の市場には規制が受け入られているのに、物品価格には受け入れられないというのか」と述べ、食糧・エネルギー市場への規制が必要だとした。
んーっと、いや、なんていうか、
私は、なんか、サルコジ大統領って、みるカンジ、イヤです。
(リアルで観たことないので、アレですが、画面を通した印象は・・・)
でも正直、菅演説の考え方よりも、サルコジ演説の考え方の方が、「世界的潮流」という気がしてます。
こと、「暴動が起きる」というフレーズからしても、エジプトが大荒れになっていることも踏まえると、なんだか、時宜にかなっている気がします。
正直言って。
ハッキリ言って、
「食糧危機が起こるかもしれない。食糧については、食糧安全保障ということで、国家管理の割合を増やすこと・適正配分を正面から考える必要性があるかもしれない。
食糧については、資本主義・市場主義・自由主義を全面的に、これからも継続することは、たぶん、間違いなく危険なことだろう。
だから、G20で取り組むべきだ。ルールが必要だ」
ということになるわけだろう。
正直、こと、食いモンの話については、こっちの方が「世界的潮流」なんじゃないのか?
と。
まあ・・・もっとハッキリ言うと、
「菅演説の考え方の根幹部(平成の開国・自由化・市場トレードのグローバル化・TPP促進)」
2.自らを開く(3)開国を具体化する経済連携の推進
が、
⇒3.新しい絆を創造する(1)最小不幸社会の実現に必要な新しい絆
を、ブッ潰してしまうのではないか。
サルコジ大統領が言う(「食糧やエネルギーの価格」)ような理由によって。
2.自らを開く(3)開国を具体化する経済連携の推進
が、
⇒3.新しい絆を創造する(1)最小不幸社会の実現に必要な新しい絆
を、ブッ潰してしまうのではないか。
と言っても、何となくピンと来ないんで。
端的に言うと、
日本の農産物を、国際化・自由化する。
勿論、禁止農薬等の使用のリスクも比較的少ない日本の農産物とあらば、世界中から様々な資本集団が買い付けることだろう。
日本の農作物はどんどん輸出されることだろう。
中でも、一番大きな勢力を振るうのが、
中華人民共和国の、「赤いファンド」だの「赤い貴族」というような連中だろう。
こうなると、
食物生産地近辺の「貧乏人層」は、容赦なく飢え死にしてゆく。
2.自らを開く(3)開国を具体化する経済連携の推進
という↑この政策は、とかく、「赤いファンド」だの「赤い貴族」というような連中には好都合。
そうなると、
⇒食物生産地近辺の「貧乏人層」を、容赦なく飢え死にさせることが起こる(勿論、サルコジ大統領が言うような、暴動だって起こる)。
それはつまり、
3.新しい絆を創造する(1)最小不幸社会の実現に必要な新しい絆
を、徹底的にブッ潰してしまう、
ということになるってわけだ。
そういうことだから、
2.自らを開く(3)開国を具体化する経済連携の推進
が、
⇒3.新しい絆を創造する(1)最小不幸社会の実現に必要な新しい絆
を、ブッ潰してしまうのではないか。
この辺の話は、機会があったら、また続けたい。
菅首相の強調する考え方ってのは、中華人民共和国やロシア連邦にこそ、ピッタリと来るものであって、
それこそ、私らが、中華人民共和国の警察組織などを攻撃・体制打倒攻撃をしようとするとき、
菅首相と全く同じような文言を前面に押し出すことは100%間違いない。
それに、サルコジ大統領の演説なんて、ポッと出てきたものではないと思ってる。
「アンチ資本主義者、中国よりフランスの方が多い」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110127-00000260-reu-int
という話。
そう。アンチ資本主義者は、中国よりフランスの方が多い。
もっと言うと、21世紀世界では、
アメリカ合衆国、中華人民共和国、ロシア連邦が、「アメリカ型資本主義」を大々的に採用していて、
アメリカ合衆国、中華人民共和国、ロシア連邦が、「アメリカ型資本主義の代表格」。
突き詰めて言うと、
「アメリカ型資本主義」
↑
コイツは、21世紀世界において、全面的な道義的攻撃に曝されるべきだと思っている。なぜって、
「アメリカ型資本主義」
↑
こいつこそが、「最大不幸社会」の「高速増殖マシーン」みたいなもんだ、と見えるから。