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猛走峠のブログ一覧

2011年02月27日 イイね!

2000年代以降のクルマってなあ、メーカー指定のプロトコールに従わにゃならんはずなんだが・・・汗。

この記事は、ストリート・レーサー ミッドナイト・バトルについて書いています。


ストリート・レーサー ミッドナイト・バトル
https://minkara.carview.co.jp/userid/127398/blog/19597577/

たぶん、コレ、観ました。最後の方、保護観察官が轢かれるやつでしょ?
みましたよ。私は、無料動画じゃなくて、レンタルDVDで、カネ出してね 怒。

何というか、別作品の、マイケル・ムーア『キャピタリズム~マネーは踊る』に、
「民営の少年院を満杯にする為に、経営者と判事が裏取引していて、ロクな審理もしないで被告未成年を次々と少年院に送り、
経営者も判事も、もともとは税金だったお金から、多額の報酬を得ていた、
というエピソード」
が出たとき、真っ先に頭に浮かんできたのが、
『ストリート・レーサー ミッドナイト・バトル』に出てきた保護観察官。
でも、架空の話↑の保護観察官よりも、
現実に出てきた判事の方が、悪質だな、とも。


それと、『ストリート・レーサー ミッドナイト・バトル』では、出てくるのは日本車ばかり。
そして、主人公が手にするマシン(インプレッサ)は、解体所(ヤード)出身・・・汗。

廃車体として積んであるものをフォークリフトで降ろしてくる。
「ほーれ、お前にやるぞ」
「部品は、そこら辺にあるものを使え」
「コイツ(←天才メカニック)と一緒に作業しろ」
⇒そして、ご立派なインプレッサが出来上がるのだが・・・。

アレ???
廃車体として積んであったのは、「丸目(第二世代インプレッサ・前期型)」だよね???
完成車は、「鷹の目(第二世代インプレッサ・後期型)」になってる・・・汗。

うーーーむ。
きっと板金処置によって、新型のフェイスにしたんですよ汗。
うーーーーむ。すると機関や補機類はどうだ?

コレ・・・コアなインプファン(エンジンファン)の人にはわかるらしい。
スバルの水平対向エンジン搭載車特有の「ズドドド」(ドロロロロ)という音が大き
ければ機関類は、「丸目(第二世代インプレッサ・前期型)」のもの。
「ズドドド」(ドロロロロ)という音が小さければ、機関類は、「鷹の目(第二世代インプレッサ・後期型)」であるらしい。
インプレッサ(GDB-C型以降(←第二世代インプレッサ・中期型以降))では、等長等爆エキゾーストが採用され、性能アップと引き替えに、愛好家に長らく愛されていたドロロロロ~といったボクサーサウンドは消滅し、普通の排気音になってしまった」
ということらしいのでね。

http://homepage3.nifty.com/KMG/dic/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5#2.E4.BB.A3.E7.9B.AEGD.E3.83.BBGG.E5.9E.8B.EF.BC.882000.E5.B9.B4-2007.E5.B9.B4.EF.BC.89


それにしても・・・そもそも、
ヤードに廃車体として積んであるものをフォークリフトで降ろしてくる。
「ほーれ、お前にやるぞ」
「部品は、そこら辺にあるものを使え」
「コイツ(←天才メカニック)と一緒に作業しろ」
⇒そして、ご立派なインプレッサが出来上がるって・・・、
コレで日本車はきちんと出来るのだろうか???

何というか、コレでは・・・電子制御装置類の干渉が激しいのでは???
2000年代の日本車の場合、メーカーが引いた図面、部品配列の通りに組まないと、電子制御装置類の干渉が起こってしまうのでは・・・汗。
と。
いくら「コイツ(←天才メカニック)と一緒に作業しろ」とは言っても、
「部品は、そこら辺にあるものを使え」
では、インプレッサの部品を完成車としてのレベルまで揃えることは不可能では・・・汗。
あの解体所が、インプレッサ類ばかりが集まってるインプレッサ専門解体所みたいなのなら、話は別だが・・・。
なので、
「鷹の目(第二世代インプレッサ・後期型)」
↑コイツは、たぶん、違うクルマ・・・汗。


で・・・何が言いたいか、というと、
特に2000年代の日本車・特にハイスペックを見どころとした車両は、
DIYを拒否する傾向があるんじゃないの?
いくら仲間のメカニックが天才でも、
メーカーを通じてパーツ供給を受けなければ、それを成り立たせるのは困難。
だから、DIYが困難。
そして、↑コレが、DIY大国・アメリカンスピリットに合わないんじゃねーの?
という話。

ただ、こういう話(「車両の電子化によって、DIY可能部分が縮小している」)は、日本車に限った話ではなくて、
アメ車にも広がっているらしい、というのが実際論で・・・。

また、自分自身とその仲間(含む天才メカニック)の手だけで組み上げたとしても、
それが、メーカー指定のパーツを購入し、
整備解説書に従って組み上げ・・・、

コレをDIYと呼べるのか?
自動車メーカーからのパーツ供給で、自動車メーカーのプロトコールに従い・・・、
それはもはやDIYとは言えない。
しかし、このプロトコールに逆らって勝手な組み立てをちょっとでもやろう、ってんなら、
たちまち、電子制御装置類の干渉が起こってしまう。
それが、日本車。



だから、
一言、言いたいのは、
「自己責任の国・アメリカ」であるのなら、
「人間関係に依存しないクルマ」というのもあるべきだ、
プロトコールを守らなくてもよい、ラフな構造思想を持った車両というものが、あるべきだ、
というのが私の意見だし、
そういう国に、そういうクルマが絶対に存在すべきだ、
と思っている。

それには、
電子装置を、シリコンバレーを阻却して、
古臭いでも何でもいいが、デトロイト流の、鉄と機械仕掛けのみの、石頭な車両づくりの堅持が必要となるわけだが、
今のアメリカ人に、それだけの矜持などないだろう。

ほんと、こういうことだから、世界は悪くなっていくのだ!






ちなみに、『ストリート・レーサー ミッドナイト・バトル』ついては
↓こちらのサイトの人も突っ込み入れてます 笑。
http://ac-west.or.tv/blog/2010/07/post-89.html

Posted at 2011/02/27 23:07:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | Interstate Highway | 日記

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