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2011年03月07日 イイね!

ベスト+被せ 「日本車は繊細」といわれる起源???

ベスト+被せ 「日本車は繊細」といわれる起源???この記事は、本当の日本らしさとは?について書いています。

今日の話は、トラバ元の人よりも「浅い」話(だと思う)。
「繊細さ」
なぜ、繊細だ、という言われ方があるのか? という。


一昨日のブログ、
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/21680391/
において、
「(かなり昔から、)日本製品というのは、必要最低限度の資源投入量で稼働するように設計する傾向だったのではないか」
と言った、その続き。

一昨日の記事では、便器(汗)の話で説明していて、
「水を流すのに必要な量 は、15ℓ」
⇒「(かなり昔から、)日本製品というのは、必要最低限度の資源投入量で稼働するように設計されてた」
⇒コレの文化的・社会的背景は「エネルギー自腹・使用者負担」という社会構造だ、なんて言ってるが、そういう文化社会論みたいな話は、
とりあえずおいとくとして、

「15ℓ」は、勿論、「その時点での必要最低限量」、
(最近の節水型の、)「4ℓ」は、勿論、「その(今の製品技術)時点での必要最低限量」、
なのだけれども、
それは、
勿論、そうなのだけれども、
ココに、
「安全マージン」「被せ」がないか?
と言うと、それは、勿論、ある、
と思う。

だって、そりゃ、メーカーだもん。
この「安全マージン」「被せ」を退けるとどうなるか?

⇒素人技なら、「即故障」。
(↓ココから先はクルマの話。)
⇒チューナー技でも、「場合によっては、故障」。

という現象が出てくる、のだと。


「被せ」
・・・知り合いから頼まれたROMチューンは、時間をかけてベストな状態を求める。
 だが、そのエンジン、その仕様でのベストセッティングが出たとしても、そのままクルマは渡さない。ちょっぴりだけど、データーの数値を落としておくのだ。
 ROMチューン用語では「被せておく」と言うが、安全マージンをとるために、少しだけ燃料を濃いめにし、点火時期を遅らせておく、そうしておかないと、クルマを渡してから、どんな状況で使われるかわからないからだ。空気中の酸素の量、気温、あるいはオーバーレブ・・・いろんなトラブルの種がある。ただただベストなセッティングをしていると調子はよいのだが、条件が変わったりするとトラブルの原因にもなりかねない。
「自作コンピューターをフルに活用して過激な峠走りに挑むパワーチューナー元祖  船津剛」
藤本慎一『走り屋伝説 峠・首都高・ドラッグ・チューン日本一はオレがいただきっ!』



この話。
コレは、チューナーレベルでの、ロムチューン。
チューナー技でも、ベスト+「被せ」となっている。



メーカーでも勿論、こう。
ベスト+「被せ」

この「被せ」の量に、メーカーとチューナーでは、違いがある、と思う。
(コレは自動車界についてだが。)


(↓ココからは、機械論など一般の話)
ベスト+「被せ」。

で、↑この、「ベスト」を、エコ・TNP(節水やら低燃費)にした場合、
「ベスト」は、なるべく少ない水使用量、なるべく少ない燃料消費量、
ということになるわけだが、
コレが、アレだ・・・。

なるべく少ない水使用量を追求すると、それは、条件によってはツマる。
なるべく少ない燃料使用量を追求して、燃料比を少なく・薄くに、空気配合量を多く、とやると、条件によってはエンジン故障。


これが、結構多くの日本製品の「ベスト」な状態。
そこに、「被せ」をつけてある。

コレが、多くの日本製品の本質的構造なのではないか?


ただでさえ、↑コレもんなのだから、
「安全マージン」「被せ」を退けるとどうなるか?
⇒素人技なら、「即故障」。
⇒チューナー技でも、「場合によっては、故障」。

つまり、日本製品は繊細だ、と。
コレが、「日本車は繊細だ」と言われる本質的な構造なのではないか?
とも、私は思っている。

そりゃ、職人の気質が・敏感な感覚を持つ手先が、民族性が・・・、
と私も思いたいけれども・・・汗。

ええっと、みんカラなんで、
クルマの話に限定してまとめると、
日本車は、燃調がかなりギリギリレベルに近いくらいに絞ってあるのではないか?
かなり昔から。
そりゃ、メーカーが新車で出すんですから、多めに「被せ」を設けてあるでしょうよ。
しかし、燃調をかなりギリギリレベルに近いくらいに絞る、
それが、ずいぶん昔からであるらしい、
というのは日本車の特性なのではないか。
だから、「日本車は繊細だ」とかいう言われ方がするのではないか。

ということです。


「日本車は、燃調がかなりギリギリレベルに近いくらいに絞ってある」

コレの本質的・社会的原因は、
「燃料の自己負担」にあるのではないか?
と私は考察しているものの、
↑この考察自体を、自分自身でイヤだと思っている。

だってねぇ・・・
「燃料費の自己負担が、ヒトが生活する上でかなり暮らしにくいシステムであることが、
優れた技術を産んだのだ」
っていうみたいで。↑これは、私の価値観を逆なでするような考え方なんですよ。

https://minkara.carview.co.jp/userid/806003/car/683012/3128343/parts.aspx
の、「日本車の細木細工的な繊細さ」というのとは、
通じてるような、また別の話のような???
少しそれは、何とも言えませんが。
Posted at 2011/03/07 04:00:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | イチコク物語 | 日記

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