この記事は、
緊急時における食品の放射能測定マニュアルについて書いています。
わたしも、↑この文章(PDFファイル)、ざっと目を通しましたよ。ええ。
(何読みだしてんだか・・・汗)
全数検査~食べ物を大切にする~という具合に、精神論を語っていたら、
「技術論の壁」にブチあたった!!
何でもそうなんだ!!クルマでの走りにせよ、何でも!!
精神論語ってると、そこに、技術論の壁がやってきて・・・・思うようにはならない!!!!
何のことかって?
『緊急時における食品の放射能測定マニュアル』 のことです!!!
前のブログで、私は、
「食品一体ごとに検査。
皮被ってるものは、高圧洗浄して、安全レベルに落とす。
内部までダメなら、破棄)
出荷と、店頭と、
二度はチェックをかける。
不可能なことではないではないか。
カウンターが大量普及すれば、
食品は、一体毎に配列するわけだから、絶対に可能なはずだ。
食べ物に対して一体一体扱うことが、この国の精神性である気がする
と、私は思っている」
↑
こんな具合に、
一個体ごとの全数検査を主張していた。
しかし、
『緊急時における食品の放射能測定マニュアル』(平成14年3月)を読むと、
コレが、厳しい。
検査方法が、
金属製遮蔽物に入れて測定・・・、とか、
切って、100℃で煮て・・・、とか、
↑
こんなの抜き取り検査でしか出来ないやんけーーーーーーーー!!!!!
という具合で。
私の考えは、素人考えそのものなのだろう。
全数スキャニングって・・・ヒトの出入国管理じゃあるまいし。
いや・・・たぶんこれは、
今までの (ミリ・マイクロ・ナノ)シーベルト/H っていう時間当たりの線量計算とは違うってことだ。
今までの (ミリ・マイクロ・ナノ)シーベルト/H っていう時間当たりの線量計算は、
時速〇KM/Hと同質の度量衡だから・・・私の頭もコレに近い考え方なんだ。
コレ・・・クルマ界の話でいえば、
時速は、スピードメーター見るだけでわかるが、
馬力測定は、シャシ台(シャーシダイナモ)にかけなきゃわからん、
っていうのと、
全く同質の話だろ?
ベクレル/kg ってのは、今までの (ミリ・マイクロ・ナノ)シーベルト/Hとは違う。
『緊急時における食品の放射能測定マニュアル』は、ベクレル/kg の話だ。
おそらく、ベクレル/kg の度量衡に測定するのは、一筋縄じゃいかない・・・ってわけだろ?
しかし、ベクレル/kg の方でないと、実効性がない。
(ミリ・マイクロ・ナノ)シーベルト/Hでは、測定する意味があまりない。
(ミリ・マイクロ・ナノ)シーベルト/H の方は比較的簡単に測定できるけれども、
ベクレル/kg の方は測定が少し難しい、
しかし、ベクレル/kg の方でないと、測定の実効性があまりない・・・。
そういうことだろう・・・・?
とにかく、
『緊急時における食品の放射能測定マニュアル』(平成14年3月)
を参照すると、
私の、「一個体ごとの全数検査主張」は理論倒れしていると言わざるを得ない!!! 汗。
うーーーむ。
何か、簡易なスキャニング測定法はないのだろうか・・・。
難しいだろうな・・・放射性物質も複数あるし・・・。
『緊急時における食品の放射能測定マニュアル』(平成14年3月)
に従う以上、
金属製遮蔽物に入れて測定・・・、とか、
切って、100℃で煮て・・・、とか、
抜き取り検査でやって、
一個体に許容量オーバーが認められたら、その時期の、その地域の産品全部を破棄せざるを得ない。
・・・おそらくこれは、一個体毎の簡易・迅速・適切なスキャニング技術が確立されていないんだ・・・。
「風評被害」「風評で・・・」と騒ぎ立てるものの、
スキャニングの、適正性・安全性確保に関する検査技術が未発達なんだ・・・これは・・・。
勿論、コレは、リスク率計算とか、統計学的手法で補える・・・、
というのだろうが・・・、
個体毎の安全性や絶対的適正性は、全数チェックによってしか確保されない。
サンプリングでやる以上、そこにはリスクが付きまとう。
しかも、ここに、
「食べ物を大切にする」「個々の個体ごとに」と、
思想を入れ込むと、それは相いれないものとなってしまう。
・・・なんとか、スキャニング技術が奇跡的に高まるといいのだが・・・。
(まず、それ以前に、まだ予断を許さない状況であろう、原発の収束を心より願うものでありますが。)
↓動画は後日貼り付けました。
「魚が汚染された場合、ガイガーカウンターをかざして、汚染測定できるかどうか?
→できる場合とできない場合があります。
(できる場合、魚がガンマ線を出している場合、
出来ない場合:魚がα線しか出さない場合。)
魚の骨がプルトニウムで汚染された場合、α線しか出さないので、(身に阻まれて)かざしただけじゃ検知できません。
解体して測る必要性があります」