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猛走峠のブログ一覧

2011年05月12日 イイね!

「企業の社会的責任論」って恐ろしいだワン(笑)。

「企業の社会的責任論」って恐ろしいだワン(笑)。この記事は、お願いします。について書いています。


前回の記事で、「原子力災害非常事態宣言」が出ていたことを指摘しました。
3.11 18:00くらい(もっと前でしたっけ?)
そう・・・自分・・・情けないながら、改めて告白します。後世のために。
「原子力災害非常事態宣言」が出ていたこと、これ、「頭の隅」にしかありませんでした。
「頭の真ん中」にはありませんでした。
すなわち「非常事態宣言」が出ていたんですね。
「非常事態宣言」といえば、わかりやすいですね。
独裁国家とか、軍事政権とかで出っ放しになってるやつ(笑←不謹慎ながら)ですね。
はい。私は、「平和ボケ」ですね。「有事の法律学」がテンでわかってないんですね。まあ・・・大学とかでも教えないでしょうからね。当然ですけど。

(↓正直、弁護士や法学者の先生方には、論文や記事、山ほど出していって欲しいテーマですが、)
この、「非常事態宣言」が、「財産法に及ぼす効果」として、
休業補償(機会費用の補償)のような法益(経済的法益)が失われているということは、
「避難したせいで、商談がダメになったじゃないか!」
「留守にしたせいで、水槽の熱帯魚が死んじまった!」
などなど・・・・、「↑これらの法益は失われている。それが非常事態宣言が出るということだ」と、前回の記事で指摘しました。

そのとき、
首相:「原子力災害非常事態宣言」
官房長官の会見:「大丈夫です。安全です。万が一の話ですので」
ということになってたのですが、
勿論、両方とも、政府発表なので、「政府発表としての重み」があります。
(危険認識において、「正反対の内容」となっているのが最大の問題なのですが)
しかし、「法的効果」を持つのがどちらか?
といえば、
首相の「原子力災害非常事態宣言」の方。

「原子力災害非常事態宣言」という「法的効果を持つもの」が発表されていて、これこそが現実。
(実際はあやしくなったにせよ、形の上ではまだ、日本は法治国家。)法定手続きに基づいて出された宣言の方に、「効力」があるのだ。


「原子力災害非常事態宣言」 が発令されていて、それが確たる事実。法に基づいた首相の宣言。


「大丈夫です。安全です。万が一の話ですので」
などと、正反対の、 余計な戯れ言 が垂れ流されていたのだ!!


今(5月)になってやっとわかった。情けない。
これ・・・官邸で六法全書をみていた秘書官たち、最初からわかってたんだろうか?

(がぁーーー!!!! にしてもその時気づかけなかったのが悔しいなーーーーーー!!!!!
一生に何度もお目にはかかれない、
「究極の法学の問題」に、そのとき解答出来なかったみたいでーーーーーー!!!!)


少なくとも私は、「非常時の法に関する思考」が、できてなかったので、
いわゆる、「「安全厨」と呼ばれるようになる連中」の唱える「空論」をバッサリと阻却する「具体的根拠」を「ただちに見抜くこと」ができなかった。
「空論性」には気づいていたのだが、できなかった。
何となくは気づいていたのだが。
(↑地震で、東京以北、滅茶苦茶になってるってのに、今さら、仕事が・商談が・・・とか言ってるのもおかしいだろ。いま、ココだって、本が床に散乱してて、ウチも歪んじまったし、もう既に「こんなありさま」なのに、その状況に対して、「避難しろ!」って叫ぶことに対して、何で非難する奴らがこんなにいるわけ?と)
(また、 山さんたちが何か「罪を犯している」 という思いに駆られていることに対しては、「構成要件が見当たらない」と思って書いているものの、
まさか、 「「原子力災害非常事態宣言」に忠実な言論を発表していた」 とまでは思わなかった!
単に官房長官の会見、首相の会見の類が、「原子力災害非常事態宣言」に反する内容を大量に羅列していただけだったのだ!)

ここで、トラバ元の人の記事に寄せられたコメントに触れないわけにはいきません。このコメントの指摘が、「物凄い価値」を帯びているのです。



「肯定否定。どっちもエキサイトしているけどさ。

肯定側(主(←山さん)含む)は、自分の主張が当たったとか、危険が高いと言うのもいいけど、それが風評や余計な混乱を新たに生み出す可能性のあることはきちんと自覚してほしい。
「とにかく逃げろ」とか言っている人もいるけど、実際私の住んでいる地域では、漏れると非常に汚染度の高い物質を扱っている工場がいくつかある。
そこの保安要員すら、その「逃げてしまう」ことで確保が難しくなっている。
確かに最悪の事態になれば、どんな化学物質が漏れようが放射能よりはるかにましだから関係ないかもしれないが、今命をかけて最悪の事態を防ごうとしている人たちの努力が報われた時、その危険を過剰(?)に煽ったがために、その土地が今度は化学物質や火災によって壊滅している可能性は考えてほしい。実際、本人は逃げたくても、周辺住民を自分が逃げたことで危険にさらせないからと残っている人もたくさんいる。

そういう人が欲しいのは、もはや伏字とか「あいつ」とか「それはかけません」「そう考えると・・・」みたいな発言ではなく、「私の考えでは」とか「あくまで想定ですが」と未確定であることを前提でもよいから、そういうあいまいな表現ではなく、何がどうなるからどうだという「明確な」内容の話。
「未確定だから」と言われて書かれる具体的内容の方が、「あいつ」みたいなあいまいな表現(どうとでもどれる)よりはるかにまし。

実際に今も、半径30キロから離れているが、不安を抱えている人はたくさんいる。
そして、逃げ出したくても逃げるわけにいかない人もたくさんいる。

実際に私の周囲に住んでいる人も
「会社の保安を守らないと、周辺住民の安全が確保できない」
「夫が電力会社に勤めているから、私たちが逃げたら周囲の不安をあおる」
等の理由で、逃げていない人だっている。

肯定する人も、否定する人も、そういう現地の人が欲しいのは何か。
それは「あいまいな情報ではなく、とらえ方で内容が変わらない明確な情報」
です。
情報の取捨選択は本人の責任でしょう。
しかし、情報を「どう解釈するか」のあいまいさまで責任を取れないのが事実です。

現地の人もここを見てていることを考えてくれるとありがたいです」



このコメントは、いわゆる「安全厨」ではありません。
まあ・・・一言でいえば、「日本の無政府状態」「無責任状態」のあらわれとも言える悲しい実態ともいえるのですが・・・、
悲しいながらも、このコメ、凄い価値があります。

「「とにかく逃げろ」とか言っている人もいるけど、実際私の住んでいる地域では、漏れると非常に汚染度の高い物質を扱っている工場がいくつかある。
そこの保安要員すら、その「逃げてしまう」ことで確保が難しくなっている。
確かに最悪の事態になれば、どんな化学物質が漏れようが放射能よりはるかにましだから関係ないかもしれないが、今命をかけて最悪の事態を防ごうとしている人たちの努力が報われた時、その危険を過剰(?)に煽ったがために、その土地が今度は化学物質や火災によって壊滅している可能性は考えてほしい。実際、本人は逃げたくても、周辺住民を自分が逃げたことで危険にさらせないからと残っている人もたくさんいる」

あの・・・書いておられる方も、書きながら何となくわかったと思うんですけど、
「この工場」、「原発と同じ」です。まったく。同じ。
それこそ、武田邦彦教授が、大学教授になる前、所長をやっていた「ウラン濃縮研究所」とかと、全く同じ。
それこそ、武田教授の言い方を借りるんなら、
( https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/21832923/ で紹介した、)
「「万機公論に決すべし」という立場に立てる人じゃないとだめ。
サラリーマンじゃダメ。軍隊の教育受けた貴族(の精神の人)でないとダメ」
という話。

「そういう工場」は、「原発と同じ」です。
厳しい言い方だと、その方たちは、
「保安を守らないと、周辺住民の安全が確保できない」
=「自分たちが玉砕してでも、地域住民の安全を守る」
という、「企業の社会的責任」を負っておられます。


「肯定する人も、否定する人も、そういう現地の人が欲しいのは何か。
それは「あいまいな情報ではなく、とらえ方で内容が変わらない明確な情報」
です。情報の取捨選択は本人の責任でしょう」


最もであるように思えるのですが、全く違います(くれぐれも勘違いしないで欲しいのは、このコメントには、私はむしろ好意を持っています)。
要するに、「保安を守らないと、周辺住民の安全が確保できない」という人は、
避難勧告が出ても避難してはいけない。
退避令が出ても避難してはいけないんです。
文字通り、「一所懸命」なんです。その方たちの犠牲に、「企業の社会的責任」が掛かっているのです。

そう・・・3.11以降、福島第一の件も含めて、

「私の住んでいる地域では、漏れると非常に汚染度の高い物質を扱っている工場がいくつかある」
という人たちには、一つの「課題」が浮き彫りになりました。
「その工場」は「究極の企業の社会的責任」を果たすことは出来るのか?
職員全滅してでも、周辺に対する汚染を喰いとめなければならない。
また、それでも止められない場合がありうる。
「そういう場合」に備えて、周辺住民を避難させる用意をしておかねばならない。

なので、
槍が降ろうが、被曝しようが、逃げてはいけない、のです。
また、「夫が電力会社に勤めているから、私たちが逃げたら周囲の不安をあおる」
等の理由で、逃げていない人だっている。

これはよくない!!
これはよくない!!
でも・・・「それ」は、
「住民を避難させる手段をつくっておかなかった」という、
「電力会社が犯した企業の社会的責任違反」を、最も残酷な方法で贖っておられる、
のです。
でもこれは「役員の家族」だけで充分ですよ。現場で、被曝しながら原発を止めようとする現場職員の家族に「残酷な贖罪もさせる」というのはあんまりです。



「そういう現地の人が欲しいのは何か。
それは「あいまいな情報ではなく、とらえ方で内容が変わらない明確な情報」
です」

いいえ。
残念ながら違います。
被曝死するまでその工場の保安をし続けることが、その工場を守ることであり、社会的責任です。
もっといえば、それが、「危険物を扱う」ということなのです。

こう考えると、「企業の社会的責任論」って恐ろしいな。
「戦陣訓」そのものか、それ以上だな。
でも、それが「危険物を扱う」ということです。

しかし、ここ、「みんカラ」では、私は、「脱出路」を残しておく。

そう。「ヨウ素剤とオートバイ!」。

確かに、死ぬ覚悟で守らねばならない。
だが、本当に汚染が来た!!場合、
そのときこそ、
こういう人にこそ、
「ヨウ素剤とオートバイ!」。
(本当に高濃度の汚染が来て、その土地を防衛することがほぼ無意味になることが確定したとき、逃げる。当然、被曝はするが、逃げ延びて生きることができる)
Posted at 2011/05/12 03:14:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 路(みち)(2011年5月) | 日記
2011年05月12日 イイね!

「非常事態宣言」の持つ意味

「非常事態宣言」の持つ意味この記事は、安全厨?と危険厨?【入り乱れる数字】について書いています。

(この記事が言うような法解釈論は、本来、内閣法制局で尽くされているべきことなのだが。)
(まず、明確にしておきたいのが、
「(後々の差別発生防止まで含め、被爆者を減らすために、)もっと避難エリアを最初に拡大すべきだった!」 という考え方。私はこの考え方。
その上で、「原子力災害非常事態宣言」を検討します)

3.15へと至る「私」のことを回顧しています。

「後の世になったときの、自分の手記の無力化」を恐れたためなんですが、
2011/03/13 01:04の時点になって、
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/d20110313/
で、いよいよ、私は↓こう触れ出します。

一つだけ言えるのは、政府こそ、こっち↓の立場で考えるべき話だ!(「政府(東電も同じ)は、最悪のシナリオもきちんと検討して行動すべきだ」という意味。
https://minkara.carview.co.jp/userid/392444/blog/21757328/
https://minkara.carview.co.jp/userid/709167/blog/
https://minkara.carview.co.jp/userid/121593/blog/21761939/


自分の「情報源の一部」をバラし出します。
そして、翌、2011/03/14 05:31、
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/21773121/
↓「臨時ニュース」とか言ってトラバしはじめます。何故、「臨時ニュース」をすることになったか?については、それは「臨時ニュース」の必要性を感じたからで、まあ・・・一言で言えば、自分も放射能汚染で健康を害するやもしれん向きが確定したからで、でもなぜ、自分も死ぬやもしれんときに、他人に情報流す気になったか?
自分の脱出は? という点には・・・触れないで・・・いや・・・言いましょう。この前の日、ガソリンがほぼ満タンになりました。「脱出準備」を整えたのです。


https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/21773121/
トラバ元の人は、「扇動している」「犯罪的な行為をしている」と思っておられるようですが、
「首都圏はもはや・・・、
西へとゆくツテ&燃料のある人は、早めに移動した方がよいでしょう」
というのと、
本質的には全く同じ趣旨のことを、
輪番停電に関連して、政府も言っている気がします。

ハッキリ言って、トラバ元の人たちの言うことは、政府がそれとなく言ってることと矛盾しない、と思います。
単に、政府の情報開示が良くないのであり、
出される言葉の歯切れが悪くなっているのだ、と。

(↑なので、トラバ元の人が主張することは、原発の問題を中心にして、
本来は政府が語気を強めて、筋道立てて開示・勧告・指示するところを、
つまり、政府が言うべきことを個人がSNSで行っている、
と私には見えます)

以上、主に過去の記事から。
・・・今振り返ると・・・、
「かぁーーーーー甘いね。なんというか・・・「有事の法律学」がテンでわかっちゃいない」
もう・・・、「原子力災害非常事態宣言」が出されてたんですわ。

一つだけ言えるのは、政府こそ、こっち↓の立場で考えるべき話だ!(「政府(東電も同じ)は、最悪のシナリオもきちんと検討して行動すべきだ」という意味。
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/21773121/

ハッキリ言って、トラバ元の人たちの言うことは、政府がそれとなく言ってることと矛盾しない、と思います。
単に、政府の情報開示が良くないのであり、
出される言葉の歯切れが悪くなっているのだ、と。
https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/21773121/


なんていうか・・・もう・・・自分でも恥ずかしいくらい甘ちゃんですわ。
これ、後世から見たら、「法律家失格」ですわ。
(法科大学院の教授たちとかも、全然アレな解釈だったと思いますがね 汗)

もう・・・、「原子力災害非常事態宣言」が出されてたんですわ。
はい。「非常事態宣言」出てるんですわ。これ。
(まあ、私も甘ちゃん書いてる理由が、
首相「原子力災害非常事態宣言」⇔官房長官の会見「大丈夫です。安全です。万が一の話ですので」
ってコトになってたからで)
一言で言えば政府がおかしいんですが、「非常事態宣言」出てたんです。はい。

いわゆる、「安全厨」と呼ばれるようになる連中が、特に3月の時期、(みんカラではすっかり有名なページとなりましたが、)「山さん」のページを随分荒らしてました。

今になって、「法益」を検討すると、原発が爆発リスクを抱えていたとき、大規模拡散が生ずるそのとき、は、
いわゆる「安全厨」が叫ぶ「法益」そのもの←「機会費用に関するもの(大事な商談をほったらかして逃げるなんて・・・その損害、どう償ってくれるのかな?え?)」
が存在しなかった、と解釈するのが妥当です。
つまり、
「原子力災害特別措置法」に基づいて、「非常事態宣言」が出されていたから。「非常事態宣言が出されていたので、逃げることによる損失」については、「一切免責」ということです。むしろ、逃げない=自己責任で一所懸命という考え方になります。

「非常事態宣言が出されていたので、逃げることによる損失」については、「一切免責」。

こういうことだから、軍事政権とか独裁政権とかは、「非常事態宣言」を出しっぱなしにするんだと思います。

(あと、「実損部分」については、勿論、検討・議論の余地があります。しかし、それは「実損」(農地汚染など)なので、少なくとも、「避難令の要否」については争いの余地がないと思われます)

重複になるかもしれないが、ここに書いときます。

「非常事態宣言」の「意味」としては、
「原子力災害特別措置法」に基づいて、「非常事態宣言」が出されていた、
ということは、
「原子力発電所が大変な事態を迎えており、放射性物質の大量拡散の可能性が確実になりそうだ。大変なんです。皆さん、避難してください」と言っているのです。法的に。
だから、
「政府こそ、こっち↓の立場で考えるべき話だ!(「政府(東電も同じ)は、最悪のシナリオもきちんと検討して行動すべきだ」
「ハッキリ言って、トラバ元の人たちの言うことは、政府がそれとなく言ってることと矛盾しない、と思います」
とか、もう、こんなこと考えてる時点で、甘々なんです。

「避難して!」「逃げて!」って、
あの時、「原子力災害非常事態宣言」が出ていた、
っていうのは、
もう、そういう意味です。
「そういう法的効果」を持っています(主として、財産法関係に対して)。

「いわゆる、「安全厨」と呼ばれるようになる連中」とかなんて、もう、ひとことでいえば「官房長官のお話」に「惑わされてるだけの存在」です
(善意的に捉えても。「世論誘導会社の従業員だった」という説もあるくらいです)。

代表的な(中でもむしろやさしい言い方の)指摘が、
「いや、そんなこと言っても、法律の問題とかあるし、避難しろっていっても、休業補償(機会費用の補償)などの、責任追及論が膨大になって、そんなことはできない。できなかった」という論説が成り立ち得る。
いわゆる、「地震予知が忌避される大義名分」というやつ。



実は、これ、「空論」 。
(今の私が、)語気を強めて、こういう「空論」に対してコメントするなら、

「バカだなあ。非常事態宣言出てるんだぜ?」
「おいおい。それじゃあ、 非常事態宣言 って一体どういう法的な意味があるってんだい?
それじゃあ、非常事態宣言なんて、何の意味も持たないぞ?」

と。

「バカだなぁ」
なんて、今になって、自信を持って罵倒するのは、後世に対する参考にするためですから。

あ、
要するにですねぇ、
「原子力災害非常事態宣言」が出された時点で、
休業補償(機会費用の補償)のような法益(経済的法益)が失われているんです。

まさにこれが、「非常事態宣言」の持つ意味です。
「非常事態」なのだから、
当たり前だが、商売している場合ではない。
その場所が危険エリアだというなら、すぐに避難しなくてはならない。

「原子力災害非常事態宣言」が出された時点で、
休業補償(機会費用の補償)のような法益(経済的法益)が失われているということは、
「避難したせいで、商談がダメになったじゃないか!」
「留守にしたせいで、水槽の熱帯魚が死んじまった!」
などなど・・・・、
こういった賠償責任追及論は、全て「空論」。
裁判所に訴訟提起しても全て請求棄却される。
「原子力災害非常事態宣言」が出された時点で、休業補償(機会費用の補償)のような法益(経済的法益)が失われているから。
「非常事態」なのだから、
当たり前だが、商売している場合ではない。
その場所が危険エリアだというなら、すぐに避難しなくてはならないから。
実際問題、3.11の大地震で、「商売・商談どころではなくなっていた」のだが。
(「避難したせいで、商談がダメになったじゃないか!」「留守にしたせいで、水槽の熱帯魚が死んじまった!」とか言って訴訟提起しようとする人は、おそらく、印紙代の無駄になる)

ちなみに、
「賠償責任」の発生する範囲は、「実際の放射能漏れによって損失した範囲」となる。高濃度の汚染で住めなくなった家・土地、耕作不能となった畑・水田などなど。いわゆる実損部分。避難によって発生した損害は損害ではない。そもそも避難によって失われる法益自体が認定されない。どうしても、「それ」を守りたければ、避難令に背き、被曝した上での自己責任、という性質のもの。

むしろ「自己責任で判断」は、こういう局面でしか出てきえない。
「非常事態宣言」や「避難勧告」に背いて「一所懸命」になるというとき。

従って、避難させなかった、要・避難エリアを少なく見積もった、ということを「正当化」する法的根拠は何もない。
それでは、「非常事態宣言」そのものが、何の意味も持たなくなってしまう。
Posted at 2011/05/12 00:56:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 路(みち)(2011年5月) | 日記

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何シテル?   09/26 04:50
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