
この記事は、
「生き物としての勘」が問われた原発事故当初について書いています。
☆(またしても副島先生論からスタート^^;)
「チェルノブイリ事故の情報だけが私(副島)の脳にありましてね。・・・自分はもう死ぬ気で石棺作業を手伝いに行くと。そのための国民の決死隊を募集すると3月13日には言い出したわけです。私は志願してその隊長になる人間ですから、自分で国家戦略家を名乗ってきた人間ですから、自分はそこで死ぬと決めたんです(注)」
(注) 「死ぬ気で石棺作業を手伝いに行く」「国民の決死隊を募集する」「自分はそこで死ぬ」
ちげーし。それ、「石棺作業」ではなくて「消火作業」(と、「瓦礫押し戻し作業」)の間違い。
■消火作業
(4号炉爆発後も火災は止まらず、消火活動が続いた(5月6日までに大規模な放射性物質の漏出は終わったとの見解をソ連政府は発表している。))
■瓦礫押し戻し作業
(飛び散った放射性瓦礫を4号機建屋内に押し戻した(←これは、「消火作業」に含まれるかもしれない))
■石棺作業(工事)
爆発した4号炉をコンクリートで封じ込めるために、石棺構築。「大半は産業用ロボットを用いて遠隔操作で建設された」という記述、「延べ80万人の労働者が動員された」という記述がある。4号炉を封じ込めるための構造物は石棺(せきかん / せっかん)と呼ばれている(7か月後に完成)。
副島先生が言うのは、いわゆる消火作業。
「石棺作業」は産業用ロボット等使いながら、7か月かかってやってるw。

chocovanillaさん:
「副島先生がホースかつぐのは見てみたかったけど、きっと吉田所長につまみ出されるので、たどり着けなくて良かったです(笑)そしてあの人放水中に敷地近くまでやってきてます。放射線量が下がりだしたところです。なんて勘のいい人だ・・・」
「副島先生の欠点は日本の下請け制度を知らなかったことで、(ボランティアの)副島先生にかかる手間で10人くらいの場末の労働者が雇えることです。
(一言で言えば、迷惑以外の何者でもなく、あの人が紛れたら、副島先生以外放射能で死んじゃう・・・
後は放出されていないと言うことは、今後放出される可能性がまだあることをあの人は忘れてる・・・)」
↑
^^; えっと~~、一応、補足しておきますのが、
「副島先生の欠点は
日本の下請け制度を知らなかったこと」
↑
コレは知っておられました^^;
『放射能ケンカ対談』の本の最後んトコで、
武田教授が「それはそうと・・・作業をする人たちの環境のひどさはすごいですね・・・」と切り出しました。理由知ってるくせに、すっとぼけて、副島先生に振ります。
すると副島先生、「私がわかるのは、原発の現場の作業員たちというのは、昔からこのような境遇なんです。電力会社が手配師たちに連れてこさせた人々です。・・・・」と話しだします。
知ってたんです。副島先生は。
でも、
3月12~19日の時期は「そのこと」は「頭から吹っ飛んでいた」か、
あるいは、
いや、たぶん、
副島先生的には、
チェルノみたいな、「決死消火隊(←「石棺隊」と勘違いしていますが^^;)」になったら、
「そういうヤツラ」、
何というか・・・所詮、
(言葉悪いケド、)「しょせんがクズども」(とお思い)でしょうから、
「決死隊」なんて、そんな英雄的な現場にはとても耐えるような連中ではない、
そんな局面になったら、クモの子散らすように逃げてってしまう、
誰も集まっては来ないし、
手配師どもだって
そんな決死隊を集められるようなヤツらではないだろう。
しょせんがクズどもだから、と踏んでいたのではないでしょうか?
で、(↑ここまでは、概ね、以前に書いた内容の繰り返しですけど^^; ここからは、新規に補足です)
☆「石棺作業を手伝いに行く!!」として集まった「決死隊」
もありましたので、
(報道されていて、存在は有名でしたね^^;)
私のPCに、記事がコピペ保存してありましたので、引用しておきます。
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0519/jc_110519_0926610364.html
原発「決死隊」126人が志願 ボランティアの退役技術者たち
J-CASTニュース5月19日(木)20時27分
山田さんらの呼びかけに100人超の高齢エンジニアたちが集まった(写真は「福島原発暴発阻止プロジェクト」のホームページ)
東日本大震災から2か月が過ぎたが、東京電力福島第1原子力発電所の事故現場では一刻も早い事態の収束のため、懸命の作業が続けられている。そうした中で、現役を退いた技術者らが呼びかけている「福島原発暴発阻止プロジェクト」に、100人を超す技術者が集結し出番を待っている。いわば「原発決死隊」で海外のメディアの評価も高い。
2011年5月18日時点で、現場で作業してもよいという参加者は126人、プロジェクトの賛同者や応援する人たちも557人に達した。
原発建屋をつくった人もいる
福島第1原発の1号機から4号機は、それぞれ損傷の程度も異なり、高い放射線量などに阻まれて現場の状況把握にバラツキがあるのが現状だ。1号機は原子炉建屋への作業員の立ち入りなど作業が先行している半面、メルトダウン(炉心溶解)を起こしていたことや格納容器の中の水位が想定より低いことが判明している。
蒸気が充満していて内部の状況把握が遅れている2号機、汚染水の濃度が高い3号機、4号機には連日の注水作業が続けられている。
そんな現場では毎日、若い作業員が防護服にマスクといういでたちで作業している。なかには十分な知識や技能をもたず、また現場の危険性について、あらかじめ的確に知らされることもなく送り込まれるという事態が起きている。
プロジェクトの発起人である山田恭暉(72)さんは、「事故を収束するには長期にわたって機能するような高度な冷却装置が必要不可欠です。その装置の建設には機械ではなく人手が必要ですし、作業は放射線の中で行わなければなりません。その役目を退役者が担うのです」と話す。
現場での作業に耐えられる体力と経験のある、60歳以上に呼びかけをはじめて約1か月半がすぎて、参加者は126人にまで達した。職種は大学教授や設計技師、溶接工に大工やとび職。クレーン運転手も、福島原発の建屋の建設に携わったという人もいる。「バラエティーに富んでいます」と、山田さん自身もその広がりに驚いているほどだ。
海外メディアが高い評価
山田さんらは「人の知識と身体能力には個人差があります。だからこそチームとして機能すべきで、個々の技能に応じて最適な持ち場、最適な作業内容が振り分けられるべき」と考えている。
作業には多くの交代要員が必要なこともわかっているので、多種多様な参加者が多数手を挙げたことは心強い。
「福島原発暴発阻止プロジェクト」については海外メディアも取り上げていて、ドイツのテレビ局「Das Erste」のウェブサイトでは「退役技術者たちが最大級の原発事故に立ち向かう」の見出しで、「この行動は自己顕示欲とか、神風特攻隊といったものではなく、綿密に計画されたもの」と評価している。
もちろん、プロジェクトは自ら志願した人ばかりで報酬を目的にしていないボランティアではあるが、だからといって、放射線による身体への影響も含めて適切な安全確保が必要になる。政府や東電のきちんとした対応が待たれるところだ。
(以上、引用。)
ちなみ、↓こちらの動画にも、出てました^^
http://www.youtube.com/watch?v=lWEfjUih1GA&feature=related
【青山繁晴】緊急特番 これが福島原発の現場だ!⑤【ニコ生】
小出先生もメンバーになったんですね^^;
☆「石棺工事(作業)」で本当に役に立つのは、この「暴発阻止暴走隊」でしょうね。
ひょっとすると、メンバーが持ってる技術と状況によっては、究極の土壇場で、施工技術やプラントの技術伝承とか、ちょこばさんがおっしゃるような意味のことも、ホント土壇場で起こったかもしれませんよ^^;
原発は止めた後が大変&現場のせいにする考えの愚かさ について書いています。
そういう意味も含めて、「暴発阻止暴走隊」の活躍場は、本来、「あった」と私は思っていますが、
いかんせん、
「巨大ドーム等で迅速に覆って、放射能漏れをストップさせました!!」
という「最強パフォーマンス」はありませんでしたから。
「暴発阻止暴走隊」の活躍もなかったようですね(汗)。
こう・・・これは言いにくいことなのですが・・・、
現在の日本は、「英雄を扱う」ことは、できないのかもしれません。
そりゃ~~、
勲章と年金を用意しなければなりませんから・・・(※)。
(※↑こうなると、「東電の解体・国有化は不可避」という話にもなるでしょうから、他ならぬ、東電が嫌がったでしょうね)
「英雄的なボランティアにかかる手間で、10人くらいの場末の労働者が雇える」と、
それなら、勲章も年金も用意しなくていい♪ と。
これが、
「日本の工業力が・・・どうよ???」
と、
私が感じる根本的原因で あるのか? ないのか?
それは断定できませんが、何となく関係がある気がします。
あ、そうそう、
「そりゃ~~、
勲章と年金を用意しなければなりませんから・・・」
↑
これが要らないボランティアなら、進んで集めてますよね。
「除染ボランティア」とかいって。
んで、
「放射能漏れを防ぐ巨大ドーム」
(↑「行動隊」をはじめ、ベテランの職人など、士気の高い作業者を大量動員すれば、もう完成していたでしょう)
とか、
まあ、つまり、「最強のパフォーマンス」をやらなかったので。
代わりに、「パフォーマンス」としては、
政治家の方が、
水を飲んでみせたり、
お茶を飲んでみせたり、
野菜を食べてみせたり、
非常~~に、安価なもので済んだワケです。
_, ._
( ゚ Д゚)
( つ旦O
と_)_)
_, ._
( ゚ ◎゚) ズズ…
( ゙ノ ヾ
と_)_)
_, ._
( ゚ Д゚) …………
( つ旦O
と_)_)
じゃあ、そんな、
形ばかりのパフォーマンスはいいよ(うん、それはそうかも)、
福一は、放射能チョロ漏れのまんまだけども、取り敢えず、漏れる量は減った、
実質重視で行こうよ、と。
ま~~、そういう考え方もできますな。
パフォーマンスも、
水を飲んでみせたり、
お茶を飲んでみせたり、
野菜を食べてみせたり、
非常~~に、安価なもので済んだワケですから。
この広広域の放射能を、一気に片付ける程度の財力は、十二分に余ってるワケです。
でも、現在、それもしていないのです><
コレ↓片付けるのだって、ゼンゼン高くないんですけどね。

主として、↓こうすればいいだけだから。

まあ・・・↑このいいタイミング逃しちゃったんで、
ちと積雪したりで、ぐちゃぐちゃになったりで、やりにくくなっていくんですが、
それでもまあ、
今年の落ち葉、
加えて、去年の腐葉土、
そのへんまで削り取ればいいだけなんで、
積雪してない・やれるところからでいいから、やるべきでしょう。
「最強のパフォーマンス」をやらなかったので、
費用なんて、
財力も余っているのですから。
↑
追記:
「財力も余っている」どころか、環境省に1兆円オーバーの予算が確保されたようです。
フレコン除染をせずに、どうでもいい除染と無駄銭をかける日本(泣)について書いています。
ちょこばさん:
「決死隊、ブルースを呼んでこなくても
出来る事はまだまだあるんですよ。
割り切って軽量化するのも手ですしね。」
↑
↑
う~~ん、残念ながら、まだ何の有効な措置も取られてはいませんね。
ずいぶん遅くなってから「除染ボランティア」とかやり始めただけ><
(オイオイ、今さらボランティアかぁ~~~??? みたいな)
「割り切って軽量化する」みたいな措置も、とられてません><
☆次回予告:本日の画像。