この記事は、
国家戦術諸説について書いています。
「今は、自動車がないから、自転車の探求をするしかない の論理の人?
先代がぁ?」
「ほら、また。先代じゃなくて、暫定総帥」
「あ、前の暫定総帥が散々ボロクソに言ってた副島教授と、
前の暫定総帥自身がおんなじ考え方の人~~。
はあ~~、それはなんとも~~~~」
「話をよく聞いてると、まんまそうでしょ」
「たしかに~~~笑。
でも、正式な総帥を選任したら、その後、福岡で総長の任に戻ると思ってたら、完全に引退しちゃったのも意外ですよね―――」
「いや、当然でしょ」
「?」
「あの世代までの人間ってのは、現実ってのは常に、理想によって踏みつぶされるものだ、とかいう独特の 美学? があるから。
現実世界が、自分の心の中の理想を追い越してきた、という、その事実自体に耐えきれない。そういうモンでしょ」
「よくわからないんですけど・・・。なんですか?それ?」
「どういえばいいのかな・・・。
取り敢えず、
福岡でなく、東京に戻った理由は、
福岡の国際性が嫌いだ
っていう単純明快な話は、ずっと前に聞いたことがあるけど」
「福岡が嫌いだ???
え??? ええ???
どういうことでしょう?」
「なんだか、
何でも受け入れてしまって、
自分自身をも変えてしまうっていう、そういうカンジがものすごく嫌いだ って」
「ムズカシイ話ですね」
「あ!それについては笑えるようなこと、言ってたや。
要するに、
クソもミソも一緒で平気なヤツらだ
国際性=自分ちの前に下水垂れ流して平気
国際的な人=平気で泥水を飲んで、平気で自分の糞尿をそのまま食べることの出来るヤツ
って(笑)」
「わ―――。今度はやけに単純な話ですね―――」
「そうそう、言ってなかった?
副島教授は福岡出身で~~ って」
「あ――それは言ってた。言ってましたね。だから、あの人の考え方は、東京地区で育った自分には、賛成できない って」
「それだけ?」
「まあ、何言ってるのか意味がよくわかんなかったですけど^^;
他になにか?」
「日本で、核発が事故ったときの話は?」
「関係あるんですか?」
「はは――――ん。してないのね。だからソコんトコ、アレは国粋主義者なんだって」
「はあ・・・???」
「総本部が福岡にある理由はわかるよね」
「そりゃ―――、
日本では、古くから、
グローバル化の拠点
みたいな場所だから、ですよね。
東洋のベネチア といったら蘇州、バンコク、福岡柳川。
実際には日本は近代海運がその役割を担っていたから、
観光地としては、
柳川は後から、世界的に崇拝する人が増えたみたいですけれども」
「うん。だって対馬海峡とは反対側だし(笑)
柳川がベネチア扱いされてるのは、単に 福岡 のネームバリューが凄すぎるからだろ」
「まあ、柳川の方のこと言っちゃえば、それは観光地とか、建物とかの表面的な歴史としてはそうなんですけど、
実質的な経済を少しでも交えて言ったらもう、
福岡は絶対に外せない
だから、
ですよね」
「そうなんだけどさ。
今言った、ベネチアとか・・・みんなそうなんだけどさ、自分の家のすぐそばの水面に 垂れ流し なんだよね」
「まあ・・・下水道整備が困難ですからねえ・・・」
「そう。垂れ流し」
「まあ・・・で、それと副島教授と何か関係が?」
「副島教授は福岡出身なの」
「え? だから垂れ流しでも平気なヤツだって?
え? まさかぁ―――」
「いやいや、コレ、ホントに言ってたんだって。ホント、ごく一部の人間にしか喋ってなかったって言ってたけど(笑)」
「え――――、そんな――ヒド―――(笑)」
「もー、差別だよね。
そもそも、誤解が凄いだろ それ みたいな」
「え――――、ホントにあの人がそんなこと―――。
自分を笑わせるためのつくり話じゃなくてーーー?」
「いや、ほんとほんと(笑)。だってコレも言ってたよ。
ウチはさ、玉川上水 っていう人工河川が近くにあんのね。これ、16世紀だか17世紀だか、そのくらいに掘っていったヤツでさ、日本が近代化する前は、東京のこと江戸って言ってたんだけどさ」
「それは知ってますけど」
「まーね、そこに水道水を供給する水路だったのね」
「は―――なるほど―――。それは江戸の城に、最優先で入ってくヤツですか?」
「そう。で、御家人…騎士たちのことね。それと町人にも分水されるけどね」
「お―――。江戸の水道」
「そうそう。
仮にだよ、ホントに、今で言ったらセシウムみたいな毒物があって、万一それが玉川上水に入っていったら、
将軍だろうが、町人だろうが、江戸は全滅(笑)」
「わ~~それはスゴイ」
「まわりの農地も全滅」
「畑に、青酸カリが撒かれて~~ ですね」
「そうそう。だから、
玉川上水では、「毒物を投げた者は死刑」って決まっていた、んだって」
「なるほど。そういう例はあったんですかね?」
「さあねえ。
でも、セシウムみたいな毒物、近代以前には無いだろ―。第一、取扱いが難しいから、近代以前じゃあ、仮に製造出来ても即死だから(笑)。
ホントにそういう事件があったとは、考えられないなぁ~~」
「それはそうですよね」
「あ、でもそこに放尿するとか、それやっただけでも百叩きくらいにはなったろう、いや、それだけで斬首かな? とも言ってたよな~~」
「で、その、玉川上水が何か関係が?」
「いや、だから、
水は絶対汚染されたらダメだし、
毒物を投げた奴は死刑だし、
毒物は毒物だ!!
ってゆ―――話ね(笑)」
「はあ。その、玉川上水の近くで育ったから、
毒物は毒物だ
って意識が強いって?」
「そう。
核物質なんて撒かれたら、絶対にそれを、人民が食べるなんて、
ありえん!!
ただちに捨てろ!!
逃げろ!!
どけろ!!
どうしても垂れ流すなら、海のかなたにほっぽり投げろ!!
って(笑)」
「あ、何となくわかった―――。
あの、日本で核発が事故ったときの話ですよね(笑)」
「そうそう。そのとき、副島教授が相反すること言った(笑)」
「がぶがぶ食べろッ って(笑)」
「親父にしてみたら、 ありえん ゆ―――話だよね(笑)」
「あ――――、はいはい(笑)
スゴイ痛烈な嫌がらせですね――――(笑)」
「副島教授は福岡出身だから、毒物も許容すべきだ・まかれたら受け入れろ!!
自分は、玉川上水近くで育ったから、毒物は毒物だ・全力で排除しろ!!
もう単純化がヒドすぎるだろ――――(笑)」
「も―――嫌がらせいってますって(笑)。それ(笑)」
「ってか、聞いたとき、
ちょっとショックだったって――――(笑)
嗚呼、こんな 単純バカ が俺の親父なのか・・・って(笑)」