この記事は、
【いい喩えはないかなあ】分析した時の、原発リスクと福島リスクの算定【あった】について書いています。
2012年07月20日
「リスク(risk)」と「デインジャー(danger)」
に寄せて頂きましたコメント:
ちょこば(旧chocovanilla)
2012/07/20 12:58:09
これは私見ですけど…多分津波とかの機器喪失がデンジャーで、機器喪失に対する備えはリスク(マネジメントできる)だと思います。デンジャーを認識した時点で(経営的な)リスクに変換して、経営リスクの観点で危機管理を行うのがリスクマネジメントだと思います。デンジャーによる経営リスクがリスクマネジメント的観点じゃないかと思うんですよね。で、株主は株が下がると困るからリスクについて厳しい突込みを入れるというのが想定にあった様な気がします。
原発は紛れもない経営リスクじゃないのかな?と言うのは個人的に思っている部分で、リスクゆえに清算処理や特損をしうるはずなのですが、そちら方向の観点はちっとも見直されていないんですよね。経営リスクとしての原発をもっと論議してくれるとありがたいんですけどね…
について、ちょっとだけ、
回答します。
↑
端的に言いますと、自分の理解では、
「津波とかの機器喪失」も、「リスク」だし、
「機器喪失に対する備え」も、「リスク(マネジメント)」
だと思っています。
(「これ!」という出典・論拠が見当たらないので、「思っています」という表現になりますけどね)
では、
「デンジャー(※)」とは何か?
(記事:「野田首相は「リスク」と「デインジャー」を混同!それを許す国民を国際社会は「バカ」と見なす」
『SAPIO』2012年8月1日・8日号
の内田樹教授は、「ディンジャー」と表記していますけどね^^;
発音・表記が違うことに、何か意味があるのかどうか、自分はわかりかねますが^^;)
「デンジャー」とは、
核物質がブチ撒かれたことによって発生する
「(巨大な)ハザード」のこと だと思います。
だから、
内田樹教授は、『ゴジラ』に例えてますけど・・・、
いい喩えはないかなあ
そう、
映画『バイオハザード』に例えていえば、
「ハイブ」の内部に「T-ウィルス」がばら撒かれる、という事象が「リスク」。
そういうことが起こらないようにするのが、「リスク(マネジメント)」。
スペンスや、アリスらが所属していた特殊部隊が、
まさにそれ「リスク(マネジメントの係)」だし、
(※リスクマネジメント係が裏切って、ハザードの原因をつくった、(エアロゾル化による第一次感染発生。ゾンビ化)
というツッコミどころがあるのがあの映画ですけど 苦笑)
レッドクイーンが、ハイブの中の人間を抹殺したのも、それ:「リスク(マネジメント)」。
で、
結局T-ウィルス(ゾンビ化。噛みつきによる第二次感染)は拡散して・・・
ラクーンシティーがバイオハザードに ←『バイオハザード 2』
全世界がバイオハザードに ←『バイオハザード 3』・・・以下続く・・・
・・・「ディンジャー」。
従って、
T-ウィルスは、「ディンジャー」を引き起こすトンデモなポテンシャルを持つ代物だった、
=「リスク」が解放されると、
「リスクコントロール」不能になって、ディンジャーになる
そういうものかな、と理解しています。
ただし、
あの映画で気になるところは、
「アンブレラ社」の「真の目的」が「営利企業」というよりも人体実験?人類改造希望の変態集団?
=実は、
「ハザード:起きて欲しくない、避けるべき事象・結果」ではなくて、
「目的:いつかやるべき、達成すべき事象・結果」なのでは?
とかいうツッコミどころもありますけど。
↑
こういったストーリー構造の根幹部は、取り敢えず無視するとして、
ハイブ(地下研究施設)で何が起きた【←「リスク」と呼べるのはせいぜいココまで】、
街がどうなった【←「リスク」が「ディンジャー」化して逝ってる】、
世界がどうなった【←完全に「ディンジャー」になりますたw】、
という表面的な設定を考えると、
・・・アレ が、 「デインジャー」。
自分の理解は、そういうカンジです。
取り敢えず、「リスク」と「デインジャー」について、もう一度考えてみました。
Posted at 2012/08/21 02:39:50 | |
トラックバック(0) |
核発会計論等【コラボ企画?】 | 日記