この記事は、
【カードにこだわり過ぎな日本】原発すら一つのカード【たかが原発事故な結果】
■何かこのブログも締めくくりみたいになってきましたね^^;
「福島第一事故」はいかに深刻であったか?
「福島第一事故」の被害が実態に比べ如何に軽微であったか?
「軽微であった損害」から私たちは何を学べるか?
「何もしない」主義からいかに脱却できるか
について書いています。
↑
「何もしない」主義からいかに脱却できるか
な話に関連しますけど、
過日の記事
2012年05月24日
ここ10年来の国家戦略上の欠陥。←放置されてる
で、こんな文面を引用しました。
市場経済では、財・サービスの価格は需要と供給の関係で決まるが、電気・ガス料金や鉄道運賃、水道料、通話料、郵便料金などの公共料金は、政府や地方自治体が決定に関与し、料金を規制してきた。
しかし、公共料金については、従来の規制方法では供給者が効率的運営を行う誘因を持たないこと、生産費や経営内容について供給者と国民の間に大きな情報格差があり、透明性が確保されていないなどの問題点が指摘され、料金設定方法についての見直しが行われている。
公共料金の対象品目になっているサービスは、市場での競争が限られており、国内外の競争にもさらされることが少ない。1990年から10年間の公共料金の上昇率をみると、平均して一般物価指数の上昇率と比べると明らかに高く、またわが国の公共料金の水準が他の先進諸国に比べて割高だということがあり、国民生活の向上と産業の国際競争力の強化のために、公共料金の設定方法を見直し、効率的供給を実現することが重要な政策課題になっている。
奥野信宏『公共経済学【第2版】』145頁(2001年)岩波書店
実は・・・ですねぇ・・・
この・・・奥野教授の本・・・第1版(1996年)を見つけたので、
購入しましてね・・・・
そしたら・・・
「何もしない」主義からいかに脱却できるか
な視点からすると・・・ショックでした・・・
おんなじ文が書いてあったから。
市場経済では、財・サービスの価格は需要と供給の関係で決まるが、電気・ガス料金や鉄道運賃、水道料、通話料、郵便料金などの公共料金は、政府や地方自治体が決定に関与し、料金を規制してきた。
しかし、公共料金については、従来の規制方法では供給者が効率的運営を行う誘因を持たないこと、生産費や経営内容について供給者と国民の間に大きな情報格差があり、透明性が確保されていないなどの問題点が指摘され、料金設定方法についての見直しが行われている。
公共料金の対象品目になっているサービスは、市場での競争が限られており、国内外の競争にもさらされることが少ない。1990年から10年間の公共料金の上昇率をみると、平均して一般物価指数の上昇率と比べると明らかに高く、
またわが国の公共料金の水準が他の先進諸国に比べて割高だということがあり、国民生活の向上と産業の国際競争力の強化のために、公共料金の設定方法を見直し、効率的供給を実現することが重要な政策課題になっている。
奥野信宏『公共経済学』137頁
(1996年)岩波書店
つまり、↑この「政策課題」とやらは、
遅くとも、1996年から、ずーーーーーーーーーーーっと放置されている、らしく・・・
そういうことだから、
「何もしない」主義からいかに脱却できるか
な視点からすると・・・ショックでした・・・。
で・・・・ちょこばの原子力ブログでは、
■2割の力って分かりますか?
2割の余裕を持つ事が、2割の代替を持つ事が
8割にかかるお金を抑えてくれると言う事です。
10割を何処か一つの物(火力発電然り、
レアアース然り)に頼れば
足元を見られて値段を上げられる
その2割が原発だった
訳です。
と書いてあるけれども・・・
それは・・・つまり・・・
電力会社群に、
石油やLNGの価格を下げるぞ!!
価格交渉するぞ!!
という やる気 がある、ということが絶対の条件であって・・・
実際問題 そういう
やる気 それ自体かなかったのではないかな・・・と、
(ボソッ
つまり…ちょこばの原子力ブログで書かれていることは、現実ではない、ヨ汗。
やる気 がなかったのだし、これからもないから、原発も、価格交渉の手助けにはなってない。
やる気がないのだから、すべての道具は、ガラクタですよ・・・と・・・m(_ _)m)
思うに至りました。
自分は。
それどころか・・・
LNGを故意に高値掴みしてきている ずっと
という情報がいろんなトコで・・・
[LNG高値買い→利益を増やす]については、LNGが、
↓ココの定義に組み込まれてるかどうか、
[ ]×〇%=利益
それがビミョーなんで、
ちょっと、断定論評はできませんが・・・
(「核燃料」は、アレ、モロに含まれてました。
ちなみに、アレは、
燃料費(費用)ではなくて、
装荷核燃料(資産)につける。
だから、燃料費が安く見える。
でも、実際には、
東電だけでも、「未使用核燃料・装荷核燃料」が、3兆ほどあるので・・・3年は使えるとしても・・・1年1兆か・・・事実上の燃料費がキッチリ出るワケだ・・・はは・・・
ってカンジでした・・・その話は、機会があれば追々)
電力会社群に、
石油やLNGの価格を下げるぞ!!
価格交渉するぞ!!
という やる気
それ が ない ということになると、
資源価格交渉もヘッタくれもありません。
取り敢えず。
で・・・そういうことなので・・・
ワタシは、
日本で、原発を動かすことの効用 をあまり評価していません。
それよりワタシは・・・あの、 「操業停止点」の問題 の方を重視しています。
↓弘(2型)さんのブログより
福島第二原子力発電所は2.6年
福島第一原子力発電所は2.7年
東海第二原子力発電所は3.1年
柏崎刈羽原子力発電所は4.1年
玄海原子力発電所は4.6年
この年数はナニ?
∧,,∧
( ・ω・ )
/ o? o
しー-J
これはねぇ・・・
各原子力発電所での、使用済み核燃料プールが満杯になるまでの年数です。
使用済み核燃料は溜まっていく一方・・・
それもこれも六ヶ所村の再処理工場が全く稼動できないから。
ホントの話・・・
隠れたコストがどうのとか、反原発運動の結実とか・・・
そういうのとは全く関係無く、原発を停止せざるを得なくなる可能性が高いのです。
全国平均だと、あと7年・・・操業停止点まで残された年数です。
もちろん、電力会社・・・特に東京電力はこの状態に危機感を持っていて、
むつ市を口説き落として、3000トン分の中間貯蔵施設の建設を進めてはいますが、
これとて東電と原電の7年分ちょっと。
それもあって、
ワタシは、
現行原発の日本での現時点での再稼働には
やっぱり、反対で・・・
ただし、
輸出産業としての原発
の体制はただちに、構築すべきで・・・
何が言いたいのか?
これ↓
日本は、インドやブラジルに、
原発をガンガン輸出すべきである。
勿論、これらの原発は、
「日本の原子炉の現用核燃料と同一の設計」でやって頂きますから、
日本の原発の「使用中核燃料」なんてのも、
「中古燃料」ということで、格安にて提供させて頂くのがよいかと思います。
もっとも言いたいところは、当然、
日本の原発の「使用中核燃料」なんてのも、
「中古燃料」ということで、格安にて提供させて頂くのがよいかと思います。
の部分。
つまり、歯に衣着せずに言うと、
核廃棄物を、
追っ払うことが出来るモノは、 ただちに外国に追っ払うべきだ!!
ということです。
日本の原発の「使用中核燃料」なんてのも、
「中古燃料」ということで、格安にて提供させて頂く^^;
厄介払い が大量に出来るぜ――――^^v
なことが出来るのは、
原発の大半が止まっているときを置いて他はなく――――
で・・・
この
厄介払い
あ、いけね、
中古燃料の提供
が出来ると、
日本の原発には、新燃料のみが残ります。
新燃料は、水中から出しても問題ない、ですよね。
新燃料のみで、
稼働せずに、万一、石油が入らなくなったときに備える設備として、遊休させる
これが一番なのではないかな・・・と思っているワケです。
核廃棄物・・・使用済み燃料棒は・・・少ない方がいい
何はともあれ・・・・この日本には13000トン以上の使用済み核燃料がある訳で、
それ以上抱える・・・なんてことになったら、
推進派も反対派もオチオチ眠れないって思います。
だから、
日本の原発の「使用中核燃料」なんてのも、
「中古燃料」ということで、格安にて提供させて頂く^^;
厄介払い が大量に出来るぜ――――^^v
ということを、やるべきだ!!
と、ワタシは思っているのですが・・・
現状、
原発輸出の旗振り役は、仙谷由人先生です。
ワタシの視点からすると、
原発に関しては、
推進派だろうが、
容認派だろうが、
反対派だろうが、
そのすべてを、国益毀損勢力が席巻している、ように見えて仕方ないワケです。
須田慎一郎先生によると、
原発輸出の旗振り役、仙谷由人先生は、
ベトナムに対して並々ならぬ思い入れがあると言っていい。
原発輸出に絡んで訪越した際には、わざわざホーチミン廟まで詣でて、その墓前で滂沱(ぼうだ)の涙を流しているのです。
とのことで。
これが、
嗚呼、ホーチミン様、ごめんなさい。
私たちは、あなたの国に、核廃棄物を厄介払いさせてもらいますm(_ _)m
という意味で泣いておられるのならよいのですけどね、
それならよいのですよ。
でも、
ワタシには、そうは感じられないのですよ。
被曝労働は勿論、日本人労働者が行ないますし、
使用済み核燃料は、全て、日本が引き取らせて頂きますm(_ _)m
とか・・・、仙石センセなら、
そういう契約 をやってきちまうんじゃないか って、
すご―――く不安になっちゃったりするワケです。
現状では、日本国内の核廃棄物・・・使用済み燃料棒は・・・少ない方がいい ワケであるし、
そのためには、
躊躇いなく外国(ベトナムなど)に 厄介払いする^^v ということも、
国家戦術としては、やれなきゃいけないと思います。
そういう意味では、
輸出産業としての原発
の体制はただちに、構築すべきで、
単に、 国内で発電する ということから、
如何に早く方針転換&実行できるか ということも問われてくる、と思います。
すると、
どうしても避けて通れない命題が、
「何もしない」主義からいかに脱却できるか
ということであり、
大前提として必要なのは、
〇〇するぞ!! という やる気。
と―――――、これまた当然の帰結になるワケで、
ここ15年来の国家戦略上の欠陥。←放置されてる
なんて社会的な精神状況は、ハッキリ言って 論外 っすね。
Posted at 2012/09/07 01:48:40 | |
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核発会計論等【コラボ企画?】 | 日記