この記事は、
高度経済成長の積み残し
≒ 「無理ゲー」
について書いています。
図解:無理ゲーな構造
青函連絡船の場合
海上部分 [列車]
喫水線―――――――――――――――
海面下
原発の場合
地上 [原子炉:核燃料:一機につき100t以上]
地面――――――――――――――――――――
**********************************
このような↑構造の場合、 サイヤ人 級のハザード が襲うとどうなるか?
この記事は、
耐震基準越えが普通になってる件・・・
元々
日本の耐震基準(建物)
旧耐震:震度5で倒壊しない(200ガル)
新耐震(1981~)震度5で損傷しない、
震度6で倒壊しない(400ガル)
設備じゃないです。建物です。
■ちなみに1ガルが1秒1cmの加速度なんだけど。
980ガルで1Gつまり地球の重力加速度に達する。
他にカインなんて単位があります
その後
阪神830ガル(被害は周知の通り)新耐震は耐えた。
中越:1300ガル(最大)原発680ガル
岩手県南部3000ガル
東日本:1300ガル他(女川原発)、内部ガル不明
ありえない記録を続々更新すると言う恐ろしい事態が起きたんです。
柏崎刈羽の場合
設備はせいぜい300ガル程度しか見てませんよね、
まあ無事に止まってよかったねとしかいえないです、
■つまり、原発が危険になったんじゃなくて・・・
地震が明らかに強力になってきてる(汗)
津波は巨大化してる(女川でぎりぎり)
まあこういうことが言えるんですよね。
■ちなみに柏崎刈羽同様1000ガルクラスだと
停止するので一杯一杯なのは言うまでもなくて
再起動未だに柏崎刈羽の一部は出来てませんよね。
■原発は元々リスクがあるんですけど、
何よりの問題点は、500ガル以上はないだろうって
1993年までは本当に思われていたんです。
そして原発のほとんどはもう20年たってますよね・・・
後から耐震補強してもバランスが難しい。
「安全神話」を打ち崩すだけの災害
要するにサイヤ人みたいなのが大量に来ているわけです、
安全神話に値するだけの技術力は十分分かったと思うし、
主張したいことは分からんでもない。
でもさ・・・
今の状態って衝突が乗用車同士のはずが、
オフセット衝突のダンプカーに変わったようなもので
その後に津波来るってどういうこと??
■で紹介の女川のデータを覗いてみた。
http://www.tohoku-epco.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2011/04/07/110407_np_b1.pdf
・・・基礎で600ガルが入力されてますね・・
後長周期振動で建物上部が3000ガルになってる・・・
これでも止まった女川は確かに凄い。
でもこれ、吹っ飛んでいても文句言えないデータです。
について書いています。
青函連絡船の場合
設計想定を超える波浪で、
後部の開口部から海水が大量浸入&滞留し、
これを受けた全ての船が損傷・危機的状態に陥った。
列車を搭載していた船は、函館近辺の5隻 全てが 沈没した。
海上部分 [列車]
喫水線―――――――――――――――
海面下
でもこれ、
列車積んでなかったとはいえ、沈没していても文句言えない台風です。
それでも生き残った大雪丸は確かに凄い。
原発の場合
地上 [原子炉:核燃料:一機につき100t以上] ←津波
地面――――――――――――――――――― 海
設計想定を超える地震・津波で、
被災した全ての発電所が満身創痍の損傷を受け、
特に酷く被災した福島第一は、レヴェル7の大事故に至った。
津波をギリギリ持ちこたえたとはいえ、
止まった女川は確かに凄い。
でもこれ、吹っ飛んでいても文句言えないデータです。
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大事故
↓
解決法(青函連絡船の場合)
1 取り敢えずの、対策
既存船の強化、運航体制の見直し・慎重化、
2 強化型新造船への移行
取り敢えずの低重心化、機関仕様変更(船舶の時代を一世代進めた)
但し、こうした↓基本構造は改めなかった。
海上部分 [列車]
喫水線―――――――――――――――
海面下
こういう↓スーパー抜本対策はナシ
海上部分 [船室や煙突がほとんど]
積みこんだら、↓巨大エレベーター状フロアが↓降下↓
喫水線―――――――――――――――――――――――
[列車 喫水線下へ移動 列車]
海面下
(↑松本零士先生の…あ、いや、劇場版とかの(笑)『銀河鉄道999』の世界じゃん(笑))
スーパー抜本対策 はナシだから――――
対策が十分だったのか――――、
実は不十分なのか――――
それは、わかんね――――
取り敢えず、洞爺丸台風みたいな「サイヤ人」は来なかったから、いーんじゃね?(苦笑)
スーパー抜本対策はなかった・・・・
か わ り に ?・・・・笑
3 トンデモ式解決法
青函トンネル ぶち抜きやがった――――
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すると、
原発も、
大事故
↓
解決法(原発の場合)
1 取り敢えずの、対策
2 強化型新プラントへの移行
3 トンデモ式解決法
それが、近現代日本のやり方 なのかえ? (苦笑)
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実は、
この↑論法を持っているのが、ちょこばの原子力ブログ なんですわ――――(笑)
それに対して
猛走峠説
■超強化型新造プラントへの移行:すぐだ!!すぐ^^
地上
地面――――――――――――――――――――
地下 [原子炉:核燃料:一機につき1t以下]
■旧式プラント:即廃
地上 [原子炉:使用中止]→核燃料:燃料プールへ
地面――――――――――――――――――――
但し、
原発輸出ビジネスを、ただちに、強化・推進。
旧式プラント:即廃
→用途転換:原発輸出ビジネスの拠点・資産として
活用出来る ^^v
ツッコミ:それって↑、減損処理をやり過ごすためなんでないの?
核燃料:@燃料プール
→ 輸出先の原発に装荷!!
ツッコミ:おい、この銭ゲバ!減損処理をやり過ごすためのもんじゃないか!!
原発産業は、戦車産業のようなモンだ と。
そうすると、
現在の日本国土では、使えんのですから。
輸出をキッチリとやる!!
ということが大切で、
中東などの国に売って、
そこで、ぞんぶんに戦ってもらう v^^ ことが本領。
当然、
製造ノウハウの重要部分は、極力、ブラックボックスにしておく v^^
車体は劣化ウラン ^^
砲弾は劣化ウラン弾 v^^
退役時は、砂漠に打ち捨てる ^^/
ということを前提に ^^;
ツッコミ:正体をあらわしたなこの野郎!!
核燃料:@燃料プール
→ 輸出先の原発に装荷!!
まず、中古燃料から販売。
次に、溜まった核燃料を、
先入れ先出し法で、海外(特に、ブラジルなどが好ましい)の原発へと装荷。使用。
こうして、
日本の、原発建造技術、技術者を維持。
当然、
製造ノウハウの重要部分は、極力、ブラックボックスにしておく v^^
(シーソーゲームのように、
泊とそっくりな原発、
柏崎刈羽とそっくりな原発、
浜岡とそっくりな原発、
大飯とそっくりな原発
・・・・を造っていく)
そして、
海外の原発の壁に、
日本の原発の核廃棄物(低レベル)は、練り込む。
こうして、
資産を活用・販売、
技術を温存していくなかで、
資金を確保。
溜まった核燃料を使っている間に、
六ヶ所などの再処理施設を改造。
日本に溜まった高レヴェルの核廃棄物
燃料体10万体、
13000トン、
リサイクルして、海外の原発に装荷!!
これで、
日本に溜まった厄介な核廃棄物(燃料体10万体、13000トン)は、
地球の反対側へと移行する ^^/
と・・・↑自分自身で眺めてて、
ちょっと~~、
ヘンに現実的過ぎて―――――
ひとことで言えば
破廉恥すぎる と思います。
ワタシの説は。
たぶん、日本社会の気質には合わないんじゃないかなぁ――――
生存に対して、がめつすぎるというか、ね。
やっぱり日本社会にマッチするのは、
1 取り敢えずの、対策(←有効なんだか、どうなんだか~~)
2 強化型新プラントへの移行(←超強化型じゃないけど、それって、ホント大丈夫なの~~???)
3 トンデモ式解決法(←その解決法、生み出されなかったら、ジ・エンドだよね?)
↑
こういう~~~何というか、
華奢な、
路線なんたと思います。
猛走峠説は、
銭ゲバで、
がめつすぎて、
「不可能を可能にする」という技術的な夢が足りなすぎて、
一言で言えば 破廉恥すぎて、
きっと―――ダメなんだと思います。
Posted at 2012/11/04 03:04:28 | |
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欧亜車道は未開通。 | 日記