
この記事は、
避難区域の無農薬有機栽培農家がセシウム米を出荷
2012年10月11日 23:00
避難区域産コメを首都圏に出荷
現在も避難区域に指定されている福島県広野町の専業農家が9日、作付け自粛を無視して栽培したコメを検査に出した。放射性セシウムの含有量が国の基準値を下回ったため、首都圏を中心に出荷される予定だという。
全コメ農家に自粛要請
広野町は福島第一原発の南に位置し、直線距離30km以内に全域がおさまる。原発事故により高濃度で汚染されており、現在も避難区域に指定されている。
昨年作付けをおこなったコメから137ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたことから、同町では今春、全コメ農家に作付け自粛を要請した。
要請を無視した有機栽培農家
複数の農家はこの要請に従わず、コメの作付けをおこなった。今回、80袋(1袋30kg)のコメを検査に出した同町折木の専業農家、新妻良平さん(53)もその1人。
5年前から夫婦で無農薬有機栽培をおこなっており、首都圏を中心に約100軒のお得意様を持つ。今春、稲を作つける際には、セシウムの吸収を防ぐため、カリウムやゼオライトを含む化学肥料を散布した。
検査結果は国の基準を下回ったが
9日に検査を受け、全袋基準値を下回ったことから、首都圏を中心にコメを出荷する。広野町で試験栽培されたコメからは1キロ当たり237ベクレルの放射性セシウムも検出されている。
汚染地域でコメを作ることについては、かつて群馬大学の早川教授が「毒米を作るな!」とコメントして物議を醸した。
表現は過激だが、あえて作らないことが農家の責任である、とする論理には賛成する声も多い。
無農薬有機農法は、価格はやや高いものの、健康に配慮する人たちに支持されて、商品として成立しているものだ。農薬も化学肥料も、国は一定量なら使用を認めているが、独自のポリシーを持ってこれを避けることで、付加価値が生じているのである。
国の基準値以下だから、とセシウムを含有するコメを売るなら、買い手はそこにどんな価値を見いだせばいいのだろう。について書いています。
↑
買い手はそこに
どんな価値を見いだせばいいのだろう?
↑
↑
「セシウムなどの原子炉等生成物は、
農薬のような化学薬品よりも、
人体に対する悪影響が少ないんじゃん ^^;」
という価値観 でしょうかね(苦笑)。
無農薬有機栽培の論理・価値観 ってのは、
農薬使用の規制値>>>>>>それでも、使用しない。極力避ける
[≒人体には問題になりえないだろう]
ってワケですからね―――。
原子力事故の食品規制値
[≒人体に、 ただちには 問題ないでしょう^^;
≒ま、問題あったとしても、それは知らん。責任取らんでよい]
ってワケですから―――。
汚染地域でコメを作ることについては、かつて群馬大学の早川教授が「毒米を作るな!」とコメントして物議を醸した。
表現は過激だが、あえて作らないことが
農家の責任である、とする論理
↑
ココが、
そういうこと で良いのか? という検討の余地はあるでしょうけどね。
もう、
今の段階となっては、
作物
↑
☢汚染された土地
ということになっていますから。
つまるところ、
土地の問題 なんです。ええ。
土地の問題。
汚染そのもの にまつわる本質部分 は、完全に ね。
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以下の記事は、
余計な地区の再開が福島の農業を殺す可能性…【風評被害】について書いています。
問題(事実)の構図 は
作物
↑
☢汚染された土地
こういうこと なのだけれども、
言語化(言葉にされ、文字にされ、報道される)
されるのは、
こういう↓話になっている、かと。
☢汚染された作物 ←ココが論じられる
↑
土地 ←ほぼ、無視。
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ま、
「問題となるような汚染は起こっていない!!」 と強行に主張される方々はいるけどさ、
実績値が我が国が受けた汚染レベルで過去最大とか、
法律上は、汚染に該当するとか、
そういう事実はありますけど、
ま、
「問題となるような汚染は起こっていない!!」 と強行に主張される方々は、
たいがい、
年1ミリシーベルト説を根底にしている今の法律は、意味がない!! とまでおっしゃってるから(笑)
そう思っておられる方々は、それでいいってことで、
今日のトコはシカトしておきます(笑)。
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話を元に戻します。
問題(事実)の構図 は
作物
↑
☢汚染された土地
こういうこと なのだから、
土地の方・・・
つまりは、
農地を、避難させないと、効果的でない、と。
↑
これに関して・・・
思ってること、
率直に書きましょう
食糧不足!!農地不足!!人手は過剰!!な国で、
農業政策:
拡大しよう!!
という状況ならね、
小手先の手段で~~~、
カリウム過剰にして、セシウム移行率引き下げよう、
農薬や化学肥料ガンガン使って、原子力事故の汚染が作物に移行しないようにしよう・・・とか、
どうしても、農地を除染しよう・・・
とかいう話になる・・・とは思うのですが・・・
今、日本では・・・
減反政策 とかやってる状態でして・・・ね。
つまり・・・この段階になったら、
汚染された農地は、
減反政策の対象地にしてしまった方が
早い!!
安い!!
楽!!
苦労が少ない!!
ってことです。
それと、
汚染地域で――――
――――
農家の責任である、とする論理
↑
ココ。
そもそも、
農家を、原子力事故の汚染に立ち向かわせて良いのか?
そういう「基本姿勢」で良いのか?
「ここまで」は しょうがなかったとしても、
来春以降も、 それ で良いのか?
という、根本的な問題があります。
どうしてもね、
農地 は・・・
道路とかと・・・
同じような除染レベル ではダメ なんですよねぇ・・・
今までみてきて、つくづく感じるのが。
いやね、
「100㏃/kg」を、「ま――――ったく問題ない^^v」
と、心底思うんなら、無駄話なんですけどね、
まあ―――中身の検討に入る以前の問題として、
いわゆる風評被害(風評による販売不振)があるでしょう。
その段階で、
「100㏃/kg」を、「ま――――ったく問題ない^^v」などとは、自分は思えんワケで。
このさい、
これも率直に書くと、
そもそも、
「100㏃/kg」は
ゴミとして、産業廃棄物として、処分場に埋めて
問題ない
という規制値だったのであって。
自分は、
「100㏃/kg」の食品規制値の継続が、良いとは思っていないし、
東日本の汚染の全体像からしても、
その、必要性自体が、ない
と思っている。
そのレヴェルの汚染を、作物に叩き出して来る汚染農地自体が、少ない から。
今、日本は、
減反政策 をやってる国なので、
汚染された農地は、
減反政策の対象地にしてしまうのが、よい、と。
その「対象地」の農家に、
やる気があるなら、
農地の避難先 で 行なうようにするのがよいのではなかろうか・・・と。
そして、児玉教授の肝煎りで造られた、島津製の、
100㏃/kg測定機。
アレも・・・
「元来の用途」 に戻す のが、 一番、 効率的で良い、と思ってる。
↑
ゴミの峻別用。
原子力ゴミ or 一般ごみ
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まぁ・・・
そうはいっても、
日本は 行政法の動かない国 だから^^;
ヘンなふうに動くときは動く、けどね^^;
農地避難政策、
減反政策の活用、は出来ないかな^^; とは思うんです。
ヘンなふうに動くときは動く、けどね^^;
食べて応援キャンペーンを大々的にやる、とか、
痛みの分かち合い を大々的に宣伝する、 とか、
ゼオライト撒いて、 農家を汚染立ち向かわせる、とか ね。
そういうふうに、 ヘンなふうに動くときはドンドン動きますけどね^^;
ま、 基本的に、
日本は 行政法の動かない国 だから^^;
農地避難政策を、ちょっとやる、とか、
減反政策の活用 とか、
フツーに、
ちょっぴり動く とかは そういうのは出来ないだろうな^^; と思うんです。
陸も海もね^^;ゴネ屋も集まってきますよ。
結果的には反原発がゴネ屋に食われた以上、
いわゆる右的な言葉で
「国体護持」の為には潰すしかない訳です。
残念ながら、「親日保守の反原発」できなかったし
↑
ちょこばさんの言葉では、まあ、こういうことですか。
ま、 基本的に、
日本は 行政法の動かない国 ですからね。
事故の法理として(も)、
■刑事
■民事
■行政
の3分野がございますね。
いわゆる右的な言葉で? 「国体護持」ですか。
「国を護る」「邦を守る」「日本人を護る」ってことですよね。
それも、法的性質としては、
■行政 の分野ですからね。
行政の分野は動かないけれども、
取り敢えず、
■民事 の分野は ある程度、動きますからね。
損害賠償 ですね。
■行政 の分野は、マトモには動かないですからね^^;
損害を未然に防いで、軽減して、「国を護る」「邦を守る」「日本人を護る」とか、
そういうことは、
カラキシ ダメ なんです^^;
取り敢えず、
損害 は発生させる。
農家を、核汚染に立ち向かわせるようにする。
汚染作物も、作り出すようにする。
「風評被害」=「風評による販売不振」も起こるでしょう。
でも良いのです。
仕方ないのです。
「そういう国」なのですから。
幸い、「風評による販売不振」は、損害賠償の対象のようですよ。
近いうち、
JCOの事故のときの、判決を引用しようかとも思ってますが^^;
取り敢えず、
損害 は発生させる。
農家を、核汚染に立ち向かわせるようにする。
汚染作物も、作り出すようにする。
「風評被害」=「風評による販売不振」も起こるでしょう。
でも良いのです。
仕方ないのです。
「そういう国」なのですから。
幸い、「風評による販売不振」は、損害賠償の対象のようです。
ちょこばさんが言う、「ゴネ屋」ってのは、
それ、
■民事
の話ですからね。
ま――――、ちょこばさんは、「ゴネ屋が――――」とお怒りだけれども、
私は、
「仕方ねぇんじゃん? ^^;
そ――ゆ――――くに なんだから ^^;」
というふうに思ってます。
ゴネ屋ってのは、
それ、
■民事
の話ですから。
事故の法理として(も)、
■刑事
■民事
■行政
の3分野がございますね。
とかく、日本は、
■行政 の法分野が、マトモには動かない国なので、
「国を護る」「邦を守る」「日本人を護る」とか、そういう観念は事実上、破綻状態にあるので、
■民事 の分野で何とかする しかないのです。
損害賠償で、事後的に何とかする しかないのです。
取り敢えず、 損害 は発生させる。
農家を、核汚染に立ち向かわせるようにする。
汚染作物も、作り出すようにする。
「風評被害」=「風評による販売不振」も起こるでしょう。
でも良いのです。仕方ないのです。
「そういう国」なのですから。
幸い、「風評による販売不振」は、損害賠償の対象のようです。
■民事 の分野で何とかする しかないのですから。
まあ、それでよしとするかw しかないじゃないですか。
あ、
「私が弁護士で損害賠償にまつわる活動をしているから、←そうじゃないし^^;
ゴネ屋呼ばわりされて、
ちょこばさんに怒っている―――」、
とかいう話じゃなくて、
ゴネ屋が~~~とか言うのは、
末端の現象で、
たぶん、根源的には、
■行政(法)分野がマトモには動かない、
損害は発生させる、
事後的に損害賠償で何とかするしかない
という、構造的問題があるだろうな――ということです。
はいm(_ _)m
Posted at 2012/11/20 01:49:27 | |
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