
過去のトンネルでの火災事故
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121202/k10013898401000.html
12月2日 12時53分
国内で起きたトンネルでの火災事故では、33年前の昭和54年7月に静岡県の東名高速道路の日本坂トンネルで乗用車とトラックの追突事故がきっかけとなり、トンネル内で火災が起きて、7人が死亡した事故があります。
トンネルには、スプリンクラーが設置されていましたが、トンネル内の状況を確認するモニターテレビの使い方が適切でなかったため作動が遅れ、消防への通報態勢も不十分だったことなどから、消火が遅れて、トンネルの中で動けなくなった173台ものトラックや車が火災を起こし、被害が広がりました。
・・・・
↑今回の笹子トンネル事故の犠牲者は、 9人になったので、
何気に、日本坂トンネルのときの犠牲者数を超えてるんですよねぇ・・・
何気に、
(東日本大震災で、死傷者を出した、)
吊天井が用いられてて、
何気に、
避難者は、火事になったトンネルをそのまんま――煙に巻かれながら避難してるんですよねぇ・・・
≒燃えた車が3台だけ(しかも、ガソリン運搬のタンクローリーとかじゃなかったから)だったから、
ホント・・・言い方悪いけど・・・9人だけ、で済んでいる・・・ものの、
これ・・・
もっと死傷者が拡大する可能性に満ち満ちていたワケで。
この記事は、
EXITについて書いています。
私は、
連日、笹子トンネルの事故の件を・・・しかも、
避難路における問題
避難者は、火事になったトンネルをそのまんま――煙に巻かれながら避難してる
ということばかりに拘って書いてきました。
なぜか?
それは、ショックだったから。
笹子トンネルで、火災事故にあったとしても、
私は、比較的冷静でいると思いま―――す^^/
と、ヨユーぶちカマしていられる、ハズだった・・・のですよ―――。
だった・・・のですよ。
ところが・・・
今回の避難者の証言は、これ↑を、ことごとく打ち砕いた、衝撃的なものなんです。
あまりに、衝撃的なので、何度でも掲載してしまいます(順列変えるけど)。
■長野県岡谷市の主婦(65)
「…。非常口があったが、行った人は『行き止まりで使えない』と戻ってきた。」
■友人と2人で車に乗っていた男性(24)
「前の方は白い煙が充満していて、その中に赤い火が見えた。反対車線に抜ける扉に向かったが、反対車線は車がびゅんびゅん走っていて、とても逃げられる状況じゃなかった」
■(鈴木?)にし紀さん(38)
非常口から出ようとした。しかし、先に非常口から出ようとした人たちが「出られない」と言っていたので、そのままトンネル入り口を目指した。
そのままトンネル入り口を目指した、
のです。
どう考えても、
このトンネルで、
もっとも、やるべきではない避難方法 なのですが、
どうやら、
彼らは、「それ」をやるしかなかった、ようなのです。
彼らの証言・情報は、
笹子トンネルに、比較的馴染みがある、
ワタシには、
ほんとうに、本当に衝撃的なのです。
おそらく、
私 が、その避難者の一員であったとしても、
「その避難方法」が、
「もっともやるべきではない避難方法である」、とわかっていた、としても、
「その、もっともやるべきではない避難方法をやるしかなかった」
と思うのです。
私 が、その避難者の一員であったとしても。
これが、どれほどの衝撃か。
「非常口が使える」
「反対側のトンネルに避難すればよい」
「反対側のトンネルに避難すればよいのだから、
第一次避難は、
数十メートル~数百メートル程度で完了する」
この前提が、キレ――――いに、崩れるのです。
私も、
笹子トンネルは、何度も何度も何度も何度も・・・使ったこと、ありますからね、
たしか笹子は、非常坑は無かったと思うけれど、
反対側の別トンネルに移ることはできる、と。
ここまでは、知ってるワケです。
何度も何度も何度も何度も・・・使ったこと、ありますから。
「このトンネルに火災が発生した!」とわかれば、ね、
非常口を用いて、
反対側の別トンネルに移動する!!
これで、
第一義的には、大きな危険からは、離脱することが出来るワケです。
火災の場合、別トンネルへ避難していまえば、
その時点で、ほぼ、安全、
危険度は、もう、大幅に低下するワケです。
あとは、「帰宅」の類を模索すればよろしい。
鞄に必要物・車両の書類を入れて(連絡先、ドライバーズカード1枚だけは、車両に置いておくことも忘れない^^)、
反対側トンネルへゆけばいい。
非常扉は、数百メートルおきに設けられているから。
それで、反対側のトンネルへゆけばよい。
反対側のトンネルへゆけば、それで、一次的な「避難」は終了。
あとは、帰宅の類になりますね。
トンネルを出ると、
たしかね、
甲斐大和駅と、
笹子駅が、そう遠くないトコにあったハズです^^;
そういうワケで、
笹子トンネルで、火災事故にあったとしても、
私は、比較的冷静でいると思いま―――す^^/
と、ヨユーぶちカマしていられる、ハズだった・・・のですよ―――。
ところが・・・
「非常口が使えない」 ということは、↑こうした「自信」・「前提」の全てが裏切られることになります。
それの意味するところは・・・
「反対側のトンネルに行くのは、まるで、自殺行為」
≒「反対側のトンネルが避難手段として使えない」
⇒第一次避難が、
火災の中、
数キロメートルも及ぶ
これが・・・どれほどの衝撃か。
そして、昨日も引用しましたけれども、
非常口の扉 そのものが「開かなかった」という情報もあるワケで。
■産経
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121203-00000523-san-soci
トンネル内崩落 「非常口開かなかった」の声も中日本高速「考えにくい」
産経新聞 12月3日(月)12時50分配信
拡大写真
昨日の雪がうっすら残った中、トンネル内では懸命に救出作業が続く=3日午前、山梨県大月市(大橋純人撮影)(写真:産経新聞)
山梨県の笹子トンネル天井板崩落事故で、トンネル内に設置されている非常口が「開かなかった」との指摘があることに関連し、中日本高速道路は3日午前の記者会見で「非常口が開かない状態というのは考えにくい」との見解を示した。
【図で見る】 笹子トンネル崩壊事故のイメージ
中日本高速道路によると、非常口は下り線側とつながる形で、約500メートル間隔で設置されている。扉はスライド式で、同社は「体力がない人でも開けられる重さ」と説明。開いた後は1分ほどして自動的に閉まる仕組みになっており、センサーで開閉を感知できるようになっているという。
また、今回の事故後も、現場から東京側の出口にかけての4カ所で、1回ずつ開閉された形跡が残っているという。
現時点での、ワタシの考察としては、
■長野県岡谷市の主婦(65)
「…。
非常口があったが、行った人は『行き止まりで使えない』と戻ってきた。」
↑
■友人と2人で車に乗っていた男性(24)
「前の方は白い煙が充満していて、その中に赤い火が見えた。
反対車線に抜ける扉に向かったが、反対車線は車がびゅんびゅん走っていて、とても逃げられる状況じゃなかった」
↓
■(鈴木?)にし紀さん(38)
非常口から出ようとした。しかし、先に非常口から出ようとした人たちが「出られない」と言っていたので、そのままトンネル入り口を目指した。
こうした↑情報が変化したものかな? と思っている。
と、思っている、のだけれども・・・、
「扉そのものが開かなかった」 という可能性も、
簡単にバサッと切ってはいけないだろう・・・
と思っています。
ちょっと思い浮かぶだけでも、
■東日本大震災以降、トンネルが歪んでいるから、実は、扉が開きにくくなっている
■何らかの理由で、圧がかかってしまった
ありえん話、というワケでもないんですよね―。
とにかく、
笹子トンネルで、火災事故にあったとしても、
私は、比較的冷静でいると思いま―――す^^/
↑
この「自信?」はキレ―イに裏切られまして、
非常事態@トンネル火災
■非常扉:開かないかもしれん。
■避難経路:マジで行き止まりかもしれん。
■非常坑の向こう:クルマびゅんびゅんで、避難に使えん=実質上の行き止まり
とか――非常―――に――――
懐疑的な―――嫌――――な気分なので――――
是非とも、
避難経路の問題は、
世の中的に、大々的に取り上げてもらいたいな、と思います。
まあ、私が、嫌な気分である―――とか、
そういう感情論は別として、
今回の笹子トンネル事故の犠牲者は、 9人になってるので、
何気に、日本坂トンネルのときの犠牲者数を超えてて、
何気に、
避難者は、火事になったトンネルをそのまんま――煙に巻かれながら避難してる
≒もっと死傷者が拡大する可能性に満ち満ちていた
ということですので、
是非とも、
避難経路の問題は、
世の中的に、大々的に取り上げてもらいたいな、と思います。
Posted at 2012/12/07 01:04:51 | |
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中央道笹子トンネル事故2012.12.2 | 日記