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猛走峠のブログ一覧

2010年07月14日 イイね!

錯覚

錯覚




「ヒトの感覚ってけっこうアテにならないものだよ」







加速力など、
速力・速さは「感覚」というものはアテにならないという。
「コレが速いと感じる」
「コレが速くて気に入っている」
こういう感覚はアテにしない方がイイという。

たとえば、速さを司るチューニングパーツを取り付けた場合、
タイムあるいはそれに準ずる数値に置き換える必要があるという。

たとえば、二地点間の定点観測(長いガードレールの端から端までや、電柱から電柱の間)を行って、そこから平均タイムを割り出してみるなどして、性能・効果を数値として比較してみる。
ビフォー&アフターという形で。
また、コレは、車両そのものの性能についても妥当する。


さて、

気分で嫌いなのはミシュラン。
でも、使ってみて気に入っているのはミシュラン。

それに対して、気分的に好きなのはダンロップ。
でも、ダンロップのタイヤが最も、身体に合わないと感じている。


それと、そういう気に喰わないことなら山ほどある。
まったく。
その際たるものは「直線加速」だ。

俺は、少なくとも、主観的には、鉄ブロックエンジンの方にシンパシーを感じている。
客観性を度外視すれば。
そう。
機動性も「数値」も度外視するのならば・・・。

この話は少し辛辣なので、今日まで「後回し」にしてきた。

しかし、そろそろせねばなるまい。

「機動性」に関しては、まだいい。
少しばかり「コツ」が必要となるだけだ。

最も辛らつなもの・・・それは直線加速だ。

私は、少なくとも、主観的には、鉄ブロックエンジンの方にシンパシーを感じている。
私のコルトは鉄ブロックのエンジンだ。
鉄ブロックのエンジンの方が吹け上がりがイイ。
そう聞こえる。
エンジンが咆哮する。イイカンジでエンジンが吼えるのだ。

一方、
現行型のコルトはアルミブロックのエンジンだ。
こっちのアルミブロックのエンジンは少し静か過ぎる。
ベタ踏みしても、少しも吼えない。

体感加速は鉄ブロックのエンジンの方がずっと優れているな。
だから私は、あの、吹け上がりのイイ鉄ブロックのエンジンの方が好きだな。

俺は、少なくとも、主観的には、鉄ブロックエンジンの方にシンパシーを感じている。
客観性を度外視すれば。
そう。
機動性も「数値」も度外視するのならば・・・。
そう。
「数値」を度外視するのならば・・・。

そうなのだ。
私は、この「数値化」を実施してしまった。
0→○○km/h到達までの発進加速、
二地点間の定点時間・・・、
これら全てを「平均」してみる必要性は、まったく無かった。

何度やっても同じであった。
アルミブロックエンジンの現行車の方が、
いずれのテストでも、速かったのである。

「ヒトの感覚ってけっこうアテにならないものだよ」
こんな言葉が重く突き刺さる・・・嗚呼。
Posted at 2010/07/15 22:24:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 463 | 日記
2010年07月13日 イイね!

嗜好性≠身体性

嗜好性≠身体性この記事は、部活♪について書いています。




「以前、オイラはブリジストン派だったよ。子供の頃のチャリもブリジストンだったから」





いいかげん私は、認めるべきであろう。
「一番嫌いなタイヤメーカーはミシュランであるのだけれども、
自分の身体に合うのはミシュランのタイヤなのである」
と。

世の中、そんなものかもしれない。

とにかく、今の私の感覚からすると、そういうコトになっている。
それが凄く、イヤなんだけれども、そういうこと。

なぜミシュランが嫌いかって?
それは・・・まあ、何となく。
(いや、実は根拠ある。ひとことでいえば、「もっと別に評価すべきものがあるんじゃないの?」という。ただ、それに関しては、書くともっと長くなるので、日を改めて書きたいものだ)

ともかく、タイヤメーカーの中で一番嫌いなのが、ミシュラン。
でも、身体に合う、「コレが気に入った」は、
ミシュランの「パイロットスポーツ」系のタイヤなのである・・・汗。
つまり、
気分で嫌いなのはミシュラン。
でも、使ってみて気に入っているのはミシュラン。

それに対して、気分的に好きなのはダンロップ。
でも、ダンロップのタイヤが最も、身体に合わないと感じている。


それと、そういう気に喰わないことなら山ほどある。
まったく。
その際たるものは「直線加速」だ(その話はまた後日)。

https://minkara.carview.co.jp/userid/607203/blog/18274238/
と一部重複内容。


さて、


先週までウィンブルドンテニスがやっていた。

嗚呼・・・、あのスポーツを投げ出して、もう何年になるだろう。

硬式テニスを始めたのは高校になってからだった。ところが、その矢先、とある事故によって私は左手を損傷し、その年、左手の機能の多くを麻痺。この影響は全身に波及した。
ここから脱するのに、身体と頭を上手く調整するのに2年以上かかった。成績もダメだった。だから、私の高校時代は人生最悪の時期だった。

でも、高校時代の後半、一つ、よく身体に馴染むラケットに出会った。
DUNLOP  LIMBREED Tour(リムブリード・ツアー)。
カーボングラファイトの中空構造ラケットで、極めてコントロールがつけやすかった。
(コレの欠点をあえて挙げるならば、中空構造なので、中のコードが次第に断線してくる傾向にあるらしい。表皮のひび割れが顕著になると、コイツの使用寿命だった)

高校時代に良かったことは、コレに出会ったことくらいなのと、受験をする時期になってようやく怪我の影響から脱出したことだろうか。

大学になると、身体と頭脳の調整もようやく整った。そのせいか、私のこの時代の成績表は、ある種、凄いもので、全く、私の人柄を反映していないと言ってよかった。体育の成績が「S」。苦手だった、数学をはじめとした自然科学の成績が「S」。
それだけじゃない。一気に硬式テニス団体のエースプレーヤーとなっていた。その原因はやっぱり、あのダンロップの、カーボングラファイト製の中空構造ラケットが、身体にしっくりきていたからだ。
(人生の重大事情から、この場を去り、このスポーツも放棄しなくてはならなくなったのは、このもう少し後のことである)

やっぱり、身体に合う+その製造メーカーも愛着がある、というのは、実に良いものだ。

だから、
私は、タイヤもダンロップが最も好きなメーカーである。
そうであるし、最も身体に合うと感じるメーカーなのである。
(また、あくまで「身体に合う」と表現しているのは、この道の大先輩格の方々には伝わったかと思いますが、「タイム」をベースとした客観的な話ではないからです。タイムをベースとすると、「好み」「触感」とはまた違った答えが出てくるものですからね)

そうであって欲しかった、
そうであって欲しかった、と思っているのだが、現実は、正反対であった。
嗚呼・・・鬱憤が溜まる。
・・・私はそろそろ認めるべきであろう。
気分的に好きなのは「ダンロップ」なのだけれど、
実際に身体に合うと感じているのは「ミシュラン」であると。
Posted at 2010/07/13 06:25:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 463 | 日記
2010年07月12日 イイね!

ケインズの「美人投票」な話と「メトロノーム」な世界

ケインズの「美人投票」な話と「メトロノーム」な世界

「自分が誰を美人だと思うかではなく、みんなが誰を美人だと思うかを予想すればよい」(by ジョン・メイナード・ケインズ)
(ケインズは、(証券)投資行動を美人コンテストの結果を予想するゲームに譬えて説明した。
貝塚啓明・奥村洋彦・首藤惠『金融[第2版]』2002年 東洋経済新報社 p80)



←今日の画像は秋が瀬公園。画像上部に横たわるのが、国道463号「羽根倉橋」である。


嗚呼・・・私は、「賭博の才能」は無いな。
いや、別に私が「選挙賭博」をやっていたわけではなく、単に「今回の選挙でいちばん議席を獲得するのは自民党である」という結果を予測することができなかった、ということを言っているだけ(極めて不謹慎なものの言い方だが)。

そう・・・全く、予測してなかった。
「自分がどこに投票するか」は別としての話としての、「予測」・・・。
いや・・・、正直言うと、「予測」が大ハズレだった、と言った方が正確だろう。

「消費税は、民主・自民ともに上げるって言ってるから、少数政党にも票は散らばるだろうけど、まあ、事実上、結果的には、民主vs自民さ。と、なると、やっぱり、現在の与党の民主党がいちばん議席獲得するだろうな」
コレが私の「選挙賭博的予測」
(結果、「予測」は大ハズレ!)。
もし、「選挙賭博」なんてやってたら、大変な損をしているだろう 笑。

いやいや、笑い事じゃないな。コレは、「世の中の動きを見る目がない」ってことだ。
(そもそも、相撲界が野球賭博問題で大変なことになってるってのに、極めて不謹慎な言い回しである)


・・・それにしてもタコのパウル君は、一体、どういうメカニズムなんだろう????



さて、

(以下はフィクションです。記述内容について、一切の保証・責任は負いかねます。
ただ、本当だと思う方、どーぞ、おやり下さい。深夜の秋が瀬公園でネ 笑。
おやりになって、処罰されたり、大事故になったとしても、当ページでは何らの責も負いかねます。ってゆーか、秋が瀬公園が「最良の状態」であったとしても、「音楽」の状態を感じるまでには、距離が充分ではありません)


俺は飛ばした。
深夜、秋が瀬公園のストレートで飛ばした。

俺は、「速度リミッター」に対する「義務感」があった。

エンジンを持つ「クルマ」として世に出でた以上、そのエンジンを思い切り回してやる必要性がある。
そのリミットは、日本自動車工業会の自主規制値の、180km/hの速度リミッターが妥当であろう。
日本車として、妥当であろう。
だから、180km/hの速度リミッターにあててやらなくては、車に対して申し訳ない。
そう思っていた。

ここの公園のストレートは、長い。
2キロ以上もほぼ直線が続いている。

深夜、この公園には誰もいない。
このストレートは、最高速追求に最適である。

私はアクセルを踏み込んだ。
ブォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ。
上昇するエンジン音、マフラーからのエギゾーストがこだまする。
130kmくらいまではいつも通りに加速、
140km 景色が何倍速で流れる。
150kmくらいで加速が鈍くなり、
160kmを過ぎたところで完全に頭打ちになってしまった。

片道分、コースを消費し、一時停止。
もう一度折り返す。
今度は、加速も手早く行う。
さっきより早く160km/hに到達。

しかし、エンジンの波長はそこで安定してしまった。

ウィーンゴ―ン、ウィーンゴ―ン。
サイレンのような???
いや・・・、
「メトロノーム」といった方が近いな。
一定の周期。
まるでメトロノームのように一定の周期で、エンジンが音を奏でる。
静かだ。

我々が聴き慣れた、ブォォォォォォォォォォォというような、上昇するエンジン音はもうしない。

まるでメトロノームのように。
一定の周期で。
二拍子。
エンジンがリズムを奏でる。
Posted at 2010/07/13 21:25:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 463 | 日記
2010年07月11日 イイね!

ここにおいて「リミッター外し」とは「禁じ手の使用」を意味する(たぶん)

ここにおいて「リミッター外し」とは「禁じ手の使用」を意味する(たぶん)
「作曲する時はリミッターをかけて、危険な方向にいかないようにしている」(by坂本龍一)
「台本のない音楽会」NHKテレビ番組『爆笑問題のニッポンの教養』2009年



NHKテレビ番組『爆笑問題のニッポンの教養』で、坂本龍一「教授」を訪ねていった回のこと。テレビ内で対話の末尾は、「リミッター論」となった。
(この話に関する、このブログの感想を書き忘れていたので、書きます)


音楽が世界を変えるということが言われるけれど
音楽がそんなことをして良いのか?という疑問なの。
反対の方向にもいっちゃうことがあるからね。ナチスがものすごく効果的に持っていちゃったんですよね。
僕らが信じていることが100%正しいとは限らない。

太田:じゃあ、そこがそれでジレンマを感じたりするんですか?
教授:それがあるんですよ。
太田:いいじゃないですか、世界がそれで滅びようもと、辞めないで下さいよ。
教授:悪魔の囁きだよ、それ
田中:もしリミッターをかけずにやったときの音楽はそれはエクスタシーですよね
教授:そうだね

文面: http://yaplog.jp/danke-moon-s0/archive/2006 より引用。


この対談、「リミッター」について、「爆笑問題」の二人は、
「スピードリミッター」、
あるいはまた、
「レブリミッター」の「レブ縛り」(注)みたいな話として捉えてるけれど、
「教授」が仰りたいことは、ぜんぜん違うと思う。

(注 「レブ縛り」・・・『頭文字D』のプロジェクトDにおいて、V-tec搭載型のシビックを相手にしたとき、プロジェクトD司令官・高橋涼介が、ハチロクのドライバー藤原拓海に命じた作戦。本来、このハチロクのエンジンは10000回転以上の高回転型だが、あえてその高回転域を隠し、シビックと同じMax9000回転くらいまでの走りしか相手に見せないことで、もつれた勝負を決着させる最後の切り札とした)



だから、「リミッター」の話に関して、
爆笑問題の二人は、「本気出さない」「本気を押さえ込む」とか、そういう風に解釈したらしいけれども、「教授」が仰りたいことは、ぜんぜん違うと思う。
そんな「やる気」とか「根性」とかに関わるような話じゃない。
もっと物理的・技術的なことに関する話だろう。
たぶん・・・坂本教授は、言いたいのは、こういうことだ。



ヤバい副音声の類・・・、
サブリミナルとか、
モスキート音とか、
低周波とか、高周波とか、
もう・・・、
使いたくて使いたくて、仕方がない。
(だから、モスキート音とか、911とか、ナチスがとか言ってたんでしょうに)

だけれども、
サブリミナルめいたものは、放送倫理に反するし、
それこそ、まさに、「業界自主規制」の「対象」そのものだ、
でも、
使いたくて使いたくて、仕方ないんだけれども、
それに手を染めると、音楽業界人として、もはや、なりふり構わない姿となる。
(だって、可聴域じゃないんだし)

でもやっぱり、もう・・・、
使いたくて使いたくて、毎日、ガマンするのに精一杯であり、うっぷんが溜まっている、と。

たぶん・・・「坂本教授」が、
音楽が世界を変えるということが言われるけれど
音楽がそんなことをして良いのか?という疑問をもち、
ジレンマを感じたりすることは、「それ」だろう。
(ちがうかもしれないので、ファンの方々は、あしからず)

つまり、「坂本教授」にとっての「リミッター」は、いわゆる「禁じ手」をつかわない、という意味だろう。

・・・まあ、「坂本教授」が正直で助かりましたね。笑。
今後、「教授」の作る曲に、
私が異常に共感したら、
「あ、コレは使ったな」と。笑。


にしても、
今日は、参議院選挙の投票日だから、新たな、大規模宣伝活動は、終わりなんでしょうがね。
選挙広告とか、政見放送とかって、サブリミナルとかのオンパレードだったんだろうか?
どうなんでしょ? (みんカラにも、民主、自民の広告が出てましたね)

あーーーー、
にしても、腹立たしいのが、
普通に住宅街なのに、我が家の近辺には街宣車が一台も来なかった!!

ほんっと一台も来なかった!!
家族一同、話し合ったが、やっぱり来てない!!
どこの党も、一台も来てない!!

いや・・・来たら来たで「うるせーーーー」ってカンジはあるんだけれども、
「一台も来ない」ってのは、
ざっくり言って、ぜーーーーーんぜん、相手にされてないってことだからなーーー怒。



さて、


今日の画像は、『ハイブリッドバトル―プリウスvsインサイト』
CR-X vs ハチロク の回想シーン。

この場面は、まるで『ナニワトモアレ』(阪神高速環状線部隊の戦い)に出てきそうな場面だ。
「環状」を強調せず、「湾岸」を強調しているところが、走り屋をテーマにした文学作品として、最大の難点である。
この作品は、「惜しい」のだ。
「環状」のみを強調して、湾岸にも、峠にも触れなければ、
映像的には中々みどころがあった。

映像が、首都高「環状」をテーマにするなら、なかなかイイ感じなのだ。
(ま、ハチロクなら、合成でいいので、ドリフトしてC1環状を曲がる「絵」が欲しいところだが)

それだけに、『ハイブリッドバトル―プリウスvsインサイト』、
この作品は惜しいのだ。


まあ、
「ストリート」において、「環状」といったら、
「環状線走行」ということなのだけれども、
その「走り方」は東京と大阪では、ずいぶん違うといわれている。

「一般車が多い時間帯でも、バトル、編み抜け、バンバンやります!」

東京圏で、こんなことをしようモンなら、
「そんなことをする輩は走り屋じゃねぇ!!」と、「業界自主規制」の立場からの非難が轟々と襲い掛かってきてしまう可能性が高いという。

一方、大阪では、
「編んで、編んで編みまくる!これぞ大阪環状名物、編み抜けじゃーい」(出典『ナニワトモアレ』)
ということらしい。
また、「一般車が多い時間帯でも、バトル、編み抜け、バンバンやります!」
コレを、単に、「早環」(はやかん)というらしい。

また、『ナニワトモアレ』には、
「リヤのオーバーハングが殆んど無い、ハッチバック形状のシビックは、すり抜けのような機動に適していた」という旨の記述があり、
「シビック」それ自体が、「早環」に適していたものであると思われる。

たしか、南勝久先生によるものだと思うけれども、
「クルマが殆んどいない、深夜の時間帯は、もっと上のクラスのハイパワーカーの時間帯だった」
という旨の記述があったはずだ。


だが、
東京圏で、こんなことをしようモンなら、
「そんなことをする輩は走り屋じゃねぇ!!」と、「業界自主規制」の立場からの非難が轟々と襲い掛かってきてしまう可能性が高いという。

この説・考え方については、「2000年代の考え方・業界自主規制だよ」という指摘を受けないでもない。
(現に、文芸作品に限定しても、『首都高最速トライアル』作中に、「編みぬけ」のシーンが見られる)
2010年07月10日 イイね!

「規制緩和は犬の放し飼い」(by田中弘)&続・リミッター論

「規制緩和は犬の放し飼い」(by田中弘)&続・リミッター論 たとえていうと、今までは、「犬を飼うときには、放し飼いはいけません。ひもでつないでください」といわれていたのが、急に、規制緩和で、企業側というか飼い主に対して、「放し飼いをしてもかまいません」といっているわけである。
 もう一方の、歩行者に対しては、「犬が放し飼いにされていますから、気をつけてください。噛まれたら、あなたの自己責任ですよ」というようなものである。(by田中弘) 田中弘『新財務諸表論』第3版 2006年


↑画像は、オーナーの意に反してドナドナされてゆくハチロク。「俺が手塩にかけて育ててきたハチロク」なのだから、極めて価値ある一台と思われる。適性価格で売られたかどうか、一抹の不安がないわけではない。笑。『ハイブリッドバトル ―プリウスvsインサイト』より。

それで・・・えー、リミッターの話の続きをします。

「規制」ってのが、まあ「リミッター」・・・「縛り」にあたるもので、
この「縛り」を解くと、
その集団は、企業は、とんでもなく凄い力を発揮して、国際競争にガンガン勝って・・・うんぬんくんぬん。

こういう語られ方を、しょっちゅうしょっちゅう、いろんなところで聞くんですがねぇ。
私は、この思考回路それ自体に違和感を持ってます。

ええ。

ま、そんなエラそうなこと言いつつ、
当の私が、
以前は、
スピードリミッターばかりに注目して、
レブリミッターの方をすっかり見落としてるのだから、
まったく・・・タチが悪い。

それにしても、
たった今の「Yahoo! JAPAN」のページが、
「見据えるは、ただ一点 ゴールラインの向こう側」。
競馬であろうとカーレースであろうと、“誰よりも速く”の思いは一緒。
最速を夢見る者たちのロマンあふれる漫画。
競馬界を舞台に父のかたきを   致命的な欠陥をもつ馬と共に
公道最速伝説「頭文字D」    サーキットという名の戦場へ
必読、本格バイクレース物語   これぞ名作「バリバリ伝説」
話題のガチンコ競輪敢闘伝    “モンキーターン”を武器に


うーーん。
極めて「共感」を呼ぶ内容だけれども、
今のブログの流れ方では、「反感」も抱いてしまう。

「ストリートにも世の中全般にも、明確なゴールなどない。あるのは、競技の世界や、漫画の世界だけだろう」と。



さて、


「リミッター論」については・・・、
つまり・・・何というかな、
人は皆、「リミッター」とか、
「もしリミッターをかけずにやったときの音楽はそれはエクスタシーですよね」とか、
「リミッター(規制)を外すと天蓋が外れて、デンジャラスゾーンに突入して、凄んごい能力を発揮して、もう、もう、凄いことが・・・」とか、
そういうこと考えたがる人が多いんだけれども、

つまり、みんな、「リミッター」と「能力」とを何か関連づけて考えるんだけれども、
「リミッター」と「能力」とは、
たぶん、「あんまり関係ないんじゃないか」っていう。

だから、
確かに、リミッターをはずすと、180kmくらいが最高速だったのが、200kmくらい出るようになるけれども、
「いや、もう、リミッター外すと、1000kmくらい出るでしょ!」
というようなノリの言い方がけっこう多方面でされるけれども、
それは、考え方そのものに、「本当にそうか?」という疑問を呈せざるをえない。

恐らく、
機械論的には、「リミッター」と直接的に相関関係にあるものは、「ブロー」だけだろう。


「リミッター」ってのは、単に「ブロー防止機構」だよ。


それが、機械関係の方々の回答のような気がするんですけれども、
今、
面と向かってこの質問をするのが、哲学的に怖くて・・・汗。(そっと教えてくれると幸いです)

あと、この「リミッター論」についていえば、
「スピードリミッター」と、
「レブリミッター」とがあって、
私的にも目を奪われるし、世間的にも有名なのが、「スピードリミッター」。
でも、機械的にも、(世間的にも)重要な意味を持つのは、「レブリミッター」の方だろう・・・と。


「規制」ってのが、まあ「リミッター」・・・「縛り」にあたるもので、
この「縛り」を解くと、
その集団は、企業は、とんでもなく凄い力を発揮して、国際競争にガンガン勝って・・・うんぬんくんぬん。

という話に関しては、
やっぱり何か、「リミッター論」にはなっていない気がする。
「頭押さえつけられている」とかいう話ではなく、
単に、「なりふり構わぬ振る舞いの容認と特恵」を求めているだけのような気がする。

だから、こう書いておく。


数年前に盛んに言われていた論法だけれども、
「国際競争が激しいので、日本での規制を緩和、法人税率を引き下げていただく必要性があります」「激しい国際競争に勝ち抜くためには、日本においても人件費の抑制が必要です」

↑この「論法」にどれだけの「説得性」があるのだろう?

「我々は、アウトバーンで極めて熾烈なバトルに晒されている。だから、首都高の速度規制を全廃していただく必要性があるのと、我々ストリートファイターは、首都高を無料で通行できる特権を付与してもらう必要性があります」「激しい国際的バトルに勝ち抜くためには、日本においても一般車への配慮などしている場合ではありません。一般車が多い時間帯でも、バトル、編み抜け、バンバンやります!」

↑この「論法」にどれだけの「説得性」があるのだろう?
Posted at 2010/07/10 17:51:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 463 | 日記

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何シテル?   09/26 04:50
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