2013年6月25日(火)、
「第44回定時株主総会及び普通株式に係る種類株主総会」、
質疑応答。
1人目/全7人中。男性株主。
「今、一番、腹が立ったのは
■最後の話(←資本金、資本準備金の減資の話のこと)。
今になって知らされました!!
なぜこんなことを知せなったのか。
こういうこと、
こういう決議に関する提案・説明をもっと早い時点で行おうと、なぜ、しなかったのか?
それと、
米国でクレーム(リコール)があったとき、「2度と起こさない」言ってたじゃないですか。なのに、なぁぜ、また、
■アウトランダーPHEVでこの事態(リコール)になったのか。
ま、とはいえ、ですね、
アウトランダーPHEVは、イイんですけどね、
(リッタ―あたり、)60kmくらい?、
この数値は、凄いと思いますよ、ええ。トヨタより、全然、ね。凄いとは思いますよ。
で、その、トヨタなんですけどね、
ワタシ、
トヨタ自動車の株主総会にも出ましたよ。ええ。
トヨタはね、
■コストダウンについて、「1銭単位のコストダウンをしている」んですと。
そこまでのね、
1千1銭単位までのコストダウン、なぜそういう努力をしないんですか?
それで、当然ね、
経営は大切ですよ、
まず、
■営業。営業努力についてお伺いしたい。どうしてるんですか?
それと、
■毎月の損益 。毎年、じゃなくて、毎月の!!
毎月の損益をちゃんとチェックすれば対策も出るでしょう。そこんトコ、どうしてるの?
■生産台数! 他社に大――きく引き離されていますね。
これを、どう考えてるのか。聞かせてもらいましょう。
■商品開発。 どのように進めていく方針なんですか?
あと、
■損失の大きかった3点。何が原因?
あと・・・」
議長(益子社長):「あの^^;そろそろよろしいでしょうか」
「うん。じゃ、それだけ。
今訊いたとこまで、答えてもらいましょ」
市川副社長が回答:
■最後の話(←資本金、資本準備金の減資の話のこと。動画の、最後の方)について。
「もっと早く、こういう議案を提示すべきだ、というご指摘に関しまして―、
たしかに―、
技術的・手続的には、数年前からの提出をさせていただくことも、可能ではありました。
可能ではありました、が、
今回の場合、過去からの累積が、膨大でありましたので、
株主様各位には、大きなご決断をお願いすることになる、という認識でおりましたもので、
当社の収益基盤のレベルを底上げしまして、
今後のメドをキチッとつけて、ですね、
皆様への配当の実現性をつけてから、
利益を上げることを確実にできるようになってから、でないと、
すべて絵に「描いた餅」になってしまうワケでして、
こうしたことにメドをつけてからでないと、ですね、
企業としてこれだけの大きな決断をお願いするわけにはいかないのでありまして。
ただ、今期に至りまして、いよいよメドがついてきた、
当社の収益基盤も強化されてきた、
皆様への配当も、実現性を帯びてきましたので、
今が、この議案を提案するときであろう、という認識に至りましたので、
今のタイミングになったワケでございます」
中尾常務取締役が回答:
「■アウトランダーPHEV
アウトランダーPHEVのリコールの件については、
まず、バッテリー製造のスクリーニング工程に原因があり、これは、人がかかわる工程でありましたことから、このような不具合を発生させてしまっいましたm(_ _)m
3月に対外発表し、EV、PHEVの注意事項を発表しました。
皆さまには、ご迷惑・ご心配をかけたことを非常に申し訳なく思っておりますm(_ _)m
今後の改善策として、サプライヤー様の工程監査をお願いし、
人為的な工程は映像監視などで、こういうことが起こりにくいよう、配慮をしていきます。
また、アウトランダーPHEVをご評価頂き、ありがとうございます。
(リッタ―あたり、)60kmくらい、
67km、という数値ですが、
こうした、ハイブリッド車の燃費基準は、
現在は、世界の国々で、それぞれの基準が採用されてしまっているので、
単純比較は難しいのですが、
わが国の基準に従った場合、67という数字が出る、ということでございます。
(正確な記録ではないが↓こういう趣旨のことを言っていた。
ただ、比較が難しいからといって、それが、
優れていないとか、圧倒的に抜きんでていないとかいうことではなく、
トヨタさんよりも、(容量が?)かなり、おおきなバッテリーを用いておりますので、
航続距離や、こうした燃費数値は、非常に抜きんでた性能を持っている、というのは確かであります)
あと、
■商品開発 について、
「アット・アース・テクノロジー」というコンセプトをもって進めてゆきます。
地球環境に配慮しつつ、
世界中の方々に、走るヨロコビを提供したい、と。
当社が誇る、低燃費化技術、四輪駆動技術、最新安全技術を反映した商品を、世界に展開していきたい、と考えております」
青砥常務取締役が回答:
「■コストダウンについて、
今年度は中期経営計画「ジャンプ2013」の最終年度で、開発や生産、購買などが一体となってコスト改善をしようという取り組みをしております。
具体的には、
10年度比で3年間900億円相当の資材費を節約します。そう決めて、実行しております。
現に、12年度はこの目標値を達成しました。
■毎月の損益
については、もちろん、毎月、チェックしております。
基本的に、役員会は毎月ありまして、
担当毎に、目標値の達成に向けて、合議しまして、
その目標値に対してどうフォローしていくのか、ということになるので、
毎月の損益 については、もちろん、チェックがされております。
株主様には四半期決算を公表しながら、ご報告させていただいております。
あと、
■損失の大きかった3点と原因、ですよね。
えー、どちらかというと―、
営業利益の方は、実は、37億円の増益となっておりますが―。
ただ、営業利益増加を、阻害した要因として、大きかったものを3つ挙げますと、
まず、
ひとつ(1)。
基本的には、
開発費などが、前年度よりかなり増加しております。これは―今後の販売増加に貢献する意味で、悪いこととは思ってはおりませんが―開発費は、去年より、大幅に増加させております。
次に(2)、
関連会社の損益が、悪化しました。
これには、欧州の会社の売却も、含まれます。
それと(3)
市場措置問題。これが大きかったです。」
服部常務執行役員が回答:
「■営業。営業努力について。どうしてるか?
国内の営業力強化について、
販売に□□(←近道とか、王道とか、そういった言葉だった、と思う)。
はない、と心得ております。
自動車販売とは、
人と人との会話から生まれる人間産業ですから、
人材育成が最も重要です。
人としての知識レベルの強化から営業力強化を考えないといけない、と。
これまでの反省点と致しましては、
商品知識が、やはり、まだまだ、今一つだったのではないか、ということもありまして、
当社は、
環境先進技術などにおいて、他社より一歩リードしているのですが、
それもお客様にお伝え出来ているのか?
販売担当者が、技術を理解して、伝える、ということについては、
―商品知識ということですが―、
今一つだった、と。
開発陣の魂を販売の第一線で、
お客様にお伝えできるか、
そういうところから営業強化は生まれる、と認識しております。
併せて、
サービススキル=整備技術の向上も欠かせません。
ですから、
営業には、電子機器・環境技術の理解、
サービス(←整備士のこと)には、技術の向上・理解、
が欠かせない、ということ、でありますm(_ _)m
そして、
まず、
お客さまに来ていただける、
まず、
来ていただく、それが大切と考えております。
今後もご指導ご鞭撻(べんたつ)をたまわり、(←産経の記事でようやく、わかった。「鞭撻」ね。少し、特殊な言葉遣いがお好きなんですね^^;)
営業力強化のご意見をお願い致します」
益子社長が回答:
「■生産台数について、
確かに、大きな自動車会社に比べると少ないのですが、
ASEANを中心に、
ロシア、
中国、
ブラジル・・・こうした、いわゆる新興国で、
ここ数年きちんと手を打っております。
こうした地域の市場においては、今後増えていくことを確実視しております。
ただ、台数も重要ですが、利益も重要です^^;
台数と、
利益、
この双方を重視しまして、
しっかりと利益を上げることが大切、という認識でおります」
↑この記事は、
産経の↓
【株主総会ライブ】三菱自動車(1) (2/4ページ)
株主 「腹が立ったのは最後の(資本金、資本準備金の減資の)話。なぜこんなことになったのか。こういうことをもっと早い時点で考えなかったのか。米国でリコール出して2度と起こさないと言ったのに、またなぜアウトランダーPHEVでこの事態になったのか。トヨタ自動車の株主総会にも出たが、トヨタは1銭単位のコストダウンをしている。なぜこういう努力をしないのか。営業努力はどうしているのか。毎月の損益をチェックすれば対策も出る。どうしているのか。生産台数が他社に比べて少ない。どうしてか。商品開発をさらに進化させているのか。損失の大きかった3点は何で原因は何か」
市川秀副社長 「もっと早くこういう議案を提出した上で早く復配すべきだというご指摘を頂いた。手続き的には数年前でも提出をさせていただくことが可能だった。ただ、当社の収益基盤のレベルの底上げができていないとすべて絵に描いたもちになってしまう。皆様への配当、今後の成長戦略に向けての展開、財務体質の強化をバランスよく強化しないと、企業としてこれだけの大きな決断をお願いするわけにはいかない」
【株主総会ライブ】三菱自動車(1) (3/4ページ)
中尾龍吾常務取締役 「アウトランダーPHEVのリコールの件、まずバッテリー製造のスクリーニング工程があり、人がかかわる工程であったことからこのような不具合を発生させてしまった。3月に発表し、EV、PHEVの注意事項を発表した。お客さまにご迷惑をかけたことを非常に申し訳なく思っている。サプライヤーの工程監視を継続してやっていき、人為的な工程はビデオなどでこういうことを起こさない配慮をしている。商品開発では、アット・アース・テクノロジーを発表。地球環境への貢献、走る喜び、低燃費化技術。最新安全技術を世界に展開していきたい」
青砥修一常務取締役 「今年度は中期経営計画の最終年度で、開発や生産、購買などが一体となってコスト改善をしようという取り組みをしている。10年度比で3年間900億円相当の資材費を低減することを決め、12年度は達成した。毎月の損益については、基本的には役員会を毎月していて、目標値に対してどうフォローしていくのかということになる。株主様には四半期決算を公表しながら、ご報告させていただいている。損失の大きなところ、どんなところがあったのか、損失は市場措置問題が大きく、営業利益ではその損失が出ている」
【株主総会ライブ】三菱自動車(1) (4/4ページ)
服部俊彦常務執行役員 「国内の営業力強化について、自動車販売事業は人と人との会話から生まれる人間産業で人材育成が重要。人としての知識、営業力から営業力強化を考えないといけない。環境先進技術は他社より一歩リードしており、開発陣の魂を販売の第一線で受け継いでいるのか、そういうところから営業強化は生まれる。今後もご指導ご鞭撻(べんたつ)をたまわり、営業力強化のご意見をお願い致します」
益子社長 「生産台数について、大きな自動車会社に比べると少ないが、新興国ではここ数年きちんと手を打っている。ASEANを中心に、ロシア、中国、ブラジルで新たな展開を行っている。台数も重要だが、付加価値や技術の高い車でしっかりと利益を上げることが大切」
と、同じことがらについて、書いています。