ウィンカーLED化(自作レギュレータ)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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LED化で問題になるのはハイフラです。最近では抵抗入りバルブが花盛りですが、あの小さなバルブで熱を処理するのは無理がありそうだし、抵抗外付けにしても発熱対策が必要です。そもそも省エネではない抵抗を入れること自体気が進まないので、LED化するにしても抵抗の入っていないバルブにすると決めていました。でも、LED化によって行き場がなくなった電流を処理しないと、ハイフラになってしまいます。そこで、抵抗に代わるものに何があるのか考えてみました。
①モーター
②電球
③ペルチェ素子
④電磁石
他にもありそうですが、どれも電気を無駄に消費する点では同じです。①③は利用できるかもしれませんが、ウィンカーの点滅に連動して動く扇風機や冷蔵庫など、非実用的なものになりそうです。結局、電力を無理に消費せず、そのままバッテリーに戻す(回生する)のが一番良いのではないかと考えました。
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充電するにはバッテリーより高い電圧にする必要があるので、昇圧型DC-DCコンバータが必要ですが、アマゾンを見ると中国製の激安品がたくさん出ています。最初に購入したのが上の写真の5個セットで1239円という激安品。商品説明では最大出力4Aとあるので、これ1個で大丈夫かなと思ったのですが、実際には1Aを超えるとICやコンデンサの発熱がすごく、これには見切りをつけて、10A150Wのもの(左の写真)を5個セット1699円で購入。ついでに激安デジタル電流電圧計(3個セットで959円)も買っちゃいました。
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アウディから取り外したバッテリーを自室に持ち込んで、実験を繰り返している最中に知ったことは、PIAAのLEDレギュレーターなるものの動作が、まさに私が作ろうとしている装置そのものであることと、PIAAのレギュレータを解析したHPまであることでした(下部リンク参照)。このHPで参考にさせて頂いた昇圧後の定電流回路がなければ完成していませんでした。
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完成したレギュレータ。LM338のヒートシンクは自宅にあったCPU用のものを、1/4に切断したもの。
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回路図。ウィンカーから吸い込んだ電流を昇圧後、定電流化してバッテリーに戻しています。ショットキーバリアダイオード(10A)と、ポリスイッチ(1.6A)は、アマゾンで、LM338、抵抗類は秋月電子で購入。他の部品は自宅にあるものを流用。ポリスイッチはリセッタブルヒューズとも言い、何回でも使えるヒューズ。定格を超えると即遮断される訳ではなく、実際には定格の倍くらいの電流で、じわじわっと流れなくなる感じです。もちろん短絡の様な大電流では、即遮断されます。製作中、これで結構助かってます。電流計はバッテリーに戻る所と、アース側に流れる所に入れました。この2箇所の合計が、ウィンカーから吸い込む電流ということになります。この電流電圧計は駆動用電源のアースと電流計のマイナス側を共有しているので、電流測定箇所より4V以上高い電圧を供給しないと作動しないため、最初に買った昇圧コンバータが役に立ちました。
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購入したLEDバルブ。最近は抵抗入りバルブばかりで、抵抗の入っていないバルブを探す方が苦労しますが、「ぶーぶーマテリアル」とういうお店で評判の良いバルブを見つけました。白い樹脂で覆われていてステルス性もあり、発熱が少ないので長寿命の予感。爆光ではありませんが、純正アンバー球より明るいです。
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昼間に点灯したときの様子。太陽光で照らされていても視認性は良いです。
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これらの点灯の様子は後になって撮影したもの。実はレギュレータ完成後、車に搭載してから、思いもよらぬトラブルがあったのです。それについては別途報告します。
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