
朝から讃岐、夕方までには倉敷への予定で始まった今年のTOHMです。
長くなりますので、お暇な方はお付き合いください。
土曜日がお休みだったので、緊急「ふと、思い立ってうどん遍路の旅vol.7.5(午前中のみなので7.5としました)」を告知させていただきましたが、控えめに告りすぎた(そういう問題じゃない)ために参加者は僕一人。あたりまえか・・・。
今回は観音寺周辺のかなりディープな製麺所を駆け足で遍路する予定でしたが、一軒目で早くもつまずきます。
7時に到着した
「岩田屋」さん
場所は観音寺の銭形近くです。先ずは車を近くの神社の駐車場に停めて参拝。石段を上れど先が見えず、後から登ってくる方に訊くと、社殿はかなり遠いらしく、その場で参拝。橋を渡り、歩いて岩田屋を目指します。目星をつけた露地にそれらしい雰囲気はなし。振り返ると製麺所の看板を発見することができましたが、店の入り口は施錠もされず、カーテンで閉ざされています。戸をガラリと開放ち声をかけてみるも返答はありません。人の気配どころか生活感もありません。
通りから数枚の写真を撮っていると近所の方が通りがかりました。訊くと、すでに廃業されたとのこと。去年の春には営業していたはずなのに、なんだか悲しくなってしまいました。
気を取り直し再び高速に上がり、8時前に到着したのが善通寺の
「大平製麺所」さん。ここでは揚げたてが一杯65円でいただけるとか。
ここでも近くのコンビニに車を停めてボ●ヴィックを買い、飲みながら歩きます。なんと、民家です。デープなうどんブロガー諸氏の写真等がなければとても辿り着くことはできなかったでしょう。普通は納屋とかで営業しているのでしょうが、ここは潔く居宅で製麺されてます。玄関を開けて声をかけますが返事がありません。台所の戸も開けて奥に進むと作業場が現れました。釜の火は落とされていますが、きれいに掃除が行き届いた作業前の工場のような雰囲気です。今日は臨時のお休みなのだろうか・・・まさか・・・悪い予感がします。表に出て、後ろ髪を引かれながらトボトボ歩いていると、配達を終えた風のカブが向かってきます。実はこの方が大平さんちの奥様でした。いつもは8時でも麺があるんだそうですが、今日にかぎって注文が多かったのだそうで・・・残念ですがリベンジを心に誓うmoulinであった。
しかし、讃岐の人はみんな厚かましいがらずに気さくに応対してくれるナと、ジ~ンとくるのでした。
しかし、そんな場合ではありません。9時が来ようというのに、まだ一杯のうどんも口にしていません。ちらっと見かけたうどんの看板、揺れる暖簾に気ははやりますが、予定通り大喜多さんで釜揚げをいただくまで我慢です。
「大喜多」さんは9時半からの開店。暖簾に「すし」と刻まれた一般店です。開店30分前に到着して駐車場に車を停めて待ってると、常連らしき数名が裏口からドヤドヤ入っていきます。堪らず、前を行くおばちゃんに声をかけると、暖簾が出てなくてもOKなのだそう。これが讃岐です。
もう8分お待ちくださいとのこと、揚げたてが頂けそうです。なんと、てんこ盛りのキュウリの漬け物とたくあんが食べ放題です。奥の座敷では女の子と大将らしき人物がうどんを踏んでいます。ここ讃岐でしか見ることができない光景でしょう。
思わず2玉を注文してしまい、出てきたうどんはモチモチ系。しかし、味わい香りともに今ひとつ。それでも出汁の美味さにひかれ冷たいのを頼もうと思ったが、次の店に期待することにする。どうやら僕の舌はさぬきの夢2000に毒されてしまったか?
そして続く10時開店のはずの
「安並」さんが、あろう事か11時開店の立て札。お店の中では忙しなく動く人影。そしてここはなかむら系、ひやひやを頂くつもりが、何かあったのだろうか?出汁が不味かったとか?だったら醤油で頂いたのに・・・。
そして目の前にセルフうどんの看板・・・とくれば我慢の限界です。予定にはなかった
「うどんや一(はじめ)本大店」さんへ飛び込みます。
かけ小を注文。ここは将八系のお店、天ぷらのトッピングを勧められるが、後があるからと辞退。作り置きのかけうどんだがホッとする味だ。あしがいい。つまり、のど越しがよくて出汁も悪くない。ただ、こしがないのが玉にきず。
安並を待つのをやめて
「松井うどん」さんへ向かいます。ここも暖簾が出てませんが中には人の気配があります。
UDONの本広監督の弟さんのお店です。違う店だった頃に一度来てます。カレーうどんが旨いとのことで、〆に2玉を注文してみました。このカレー、色は真っ黒で香辛料が凄すぎてカレーの味がしません。うどんはモチモチでこしもあり、僕的にかなりハイクラスです。ただし、カレーの2玉はお腹に効きました。うどんはこれで〆なのですが・・・、今日はラーメンにも寄るつもりで来てます。
かなりお腹が苦しいのですが、11時開店の
「はまんど」さんの讃岐ラーメンで本当の〆としたいと思います。
少し時間が早いので運良く駐車場に停めることができました。
店名の「はまんどラーメン」を食べるつもりでいましたが、ここは次回にして、讃岐そばをチョイス。自販機で食券買って待ってると、店の方が注文を聞きに来てくれました。
客の人数によって指定された席があるようです。食券自販機と厨房が連動してるのかと思いきや、11時になってもまだ待たされます。まだ腹が大きいので大歓迎なのですが(笑)
冷やしもありますが、お作法がとおっても厳しいようでござーます(汗)
待たされて出てきたラーメンはちょいコッテリ塩味で、麺はかなりこしのあるちぢれというかねぢれというか、そんな平打ち麺です。ヘビーです。腹に効きます。だからせっかくのスープを残してしまいました。僕、やっぱり魚介系のコッテリは苦手です。昨夜も、やはり地元の魚介系コッテリを頂いたばかりだというのに・・・(爆)
そんなわけですが、またトライしたいお店です。次回の訪問は食べるタイミングが難しいな。
そして、今回オイル交換をお願いしている
「アルファロメオ高松」さんの整備工場へ向かいます。セレニアを4.5L交換しました。 ミニならぬデカが展示されてました。SUV流行ですね。
この後T.Tさんに連絡して
「五色台」で落ち合うことになりました。
オイルも交換したし、今年は一緒に五色を走ることができました。油温は120℃を超えてもそれ以上は上がらないようです。クールダウンすると下がってくれます。しかし一緒に走ったとはいえ、去年とは違い、ツインキャブに加え軽量化されたVWに追いつくことはできませんでした(笑)
走り慣れている道なら何とかなるんだろうけど・・・と、言い訳をしておきます。(爆)
そして、VWの試乗までさせていただきありがとうございます。マフラーも換わりいい音してます。レスポンスが良く、足回りは粘ります。ネオバのグリップも良いようです。2速4速が入りづらく、慣れないと扱えない気むずかしいエンジンなのでありました。お手製のダクトからは涼しい風が入ってきます。僕の心に火をつけて・・・どうしてくれるの。
このあと、前夜祭に遅れないように五色台を後にしたのですが、燃料の量を量るのでもう少し走ると言っていたT.Tさん、実はえらいことになっていたようで、居てあげられなくて申し訳なかったです。
こんな感じで、僕のTOHMは始まりました。
しかしこの後、興奮の余り、データを消してしまい画像がありません。
年のせいか最近は記憶もうつろで、記録の意味も込めブログうpいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
このコンデジのデータのように、前夜祭で燃え尽きた僕は、灰になってしまったのです。
TOHM(燃えたよ、真っ白に・・・篇)に続く。