パルサードタバタ復活記　番外編

今回、パルサーを復活させましたが、実は当初の予定と大幅に違っていました。

このクルマ、せっかくN1V2エンジン積んでるんだし、また競技に出ようと思い、起こす事を決めたのですが、耐久号で使っていた部品はまだMから返して貰って無かったんで、昨年末にMに行ってきたんです。

退職の時、いざこざはありましたが、和解と作業を頼むために現金も数十万用意して行ったのにも関わらず、社長からは
「そんなもんお前がなんも連絡してこんから無いわ!」
と逆ギレ。
社長嫁からは終始睨まれているだけで、挨拶も一切無し。
会社の取締役が客に対して挨拶もせずに、睨み付けるってどういうことでしょうか?
もう客商売として、この店は終わってるって思い、幻滅。

１１点式ロールバー、MOMOハンドル、4ドア用検対マフラー、純正触媒、エキマニ&蛇腹加工済みフロントパイプ、マフラーサイレンサーなど、耐久号から外した部品は全て無いようでした。

他の従業員に聞いても、口裏を合わせたように
「どこへやったか知らない」
の一点張り。あんなデカい物を知らないとは、どれだけガサツな物品管理をしているのでしょうか?

今やチューニング業界も数十年前ほどの盛り上がりもなく、倒産や廃業に追い込まれた店も多くありましたが、ほとんどのところで共通するのが、倒産前に

○作業が雑になる

○納期が遅れる

○客の物に手を出す(勝手に処分、売却する)

○商談時、必ず前金全額を要求する。

こういった事が起きています。
作業の雑さは先日のブログでお分かり頂けると思いますし、もし、僕の部品を勝手に売っているのであれば、もう末期かもしれません。
本当にどこにいったか知らないんであれば、物品管理も出来ないガサツな店で、そんな店に作業を頼むなんて、普通に考えれば怖くて出来ませんよね。
実際、僕のクルマでもネジの締め忘れやつけ忘れなど、至るところで見つかっているわけですし、もしこれが重要保安部品なら大事故に繋がります。

さらに言うと、あそこの店は認証工場をとっているが、国家整備士は最低限の2人しかいません。
クルマをさわる知識や技術はあったとしても、国家資格に必要な法令遵守や基礎技術をキッチリしたところで学んでないんです。

それをわかっていて依頼しているのであれば、それは自己責任として頂ければ構わないのですが、知らずにあの店に行ってるのであれば、何かあったときに大変なことになります。

資格取りに行く暇があれば、働いて金稼げって言うのがあそこの社長のやり方でしょう。

実際、僕がいた頃も経営状態はいいとは言えなかったし、そこからV字回復してるとも、先日訪れた時には感じられなかった。

僕がいた頃は毎年刷新していたカタログも、僕が製作に関わった最後のカタログをいまだに使っているようだし、工場もそこまで仕事に追われているようには見えなかった。

さらに言うと、試しに取った予備検査の見積りも、ビックリするような金額だし。
ヤナセでベンツSクラスの車検基本料より遥かに高い金額。
予備検査は自賠責保険も税金も必要ないのに、あそこのフロントマンはそんな事も知らない。実際、予備検査で必要なのは印紙代2700円だけで、あとは整備基本料と代行料は、その店の利益だが、それで出た金額は7万円!!
ボッタクリか!!
ちなみに今のうちの会社なら、同じ作業で3万円あればお釣がきます。

もう僕が辞めてから訳わからんようになってるし。

でももう今となってはどうでもいい話。あの店が倒産しようが、社長が夜逃げしようが関係ないこと。
ただ、今、あの店で作業依頼している客には被害が被ることのないよう願います。
もし会社が倒産すれば、前金で払った代金も、下手すれば自分の愛車すら帰ってこない可能性もあるのだから。

あそこの森下社長の口癖
「人は信用するな!周りは全て敵と思え!」
と僕はあの人から教わったんで、そんな人が経営する店に、大事な愛車を預ける前に一度、考えてみてもいいのではないでしょうか?