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アルコイリスのブログ一覧

2012年07月27日 イイね!

ドラゴンクエスト最新作のオンライン化に想う事

ドラゴンクエスト最新作のオンライン化に想う事2大RPGの1角であるドラゴンクエストの最新作、

『ドラゴンクエストⅩ 目覚めし五つの種族』
がオンライン対応ゲームである事を、
Wonder Gooの店頭のPV等で知りました。

第一印象が『RPGでオンラインゲームはちとヤバいだろ・・・』でした。

私アルコイリスも、かつてはパソコン専用のMMORPG、
『ラグナロクオンライン』をプレイしていました。
今ではプレイしなくなり、データが残っているのみです。
MMORPGで俗に言う『引退』状態です。

結論から言うと、MMORPG(マッシブリー・マルチ プレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)は

人生そのものを破壊する危険性
があります。

私がラグナロクオンラインをプレイし始めたのは8年ほど前。
新卒で入社した会社を辞め、職業訓練に通いながら仕事を探していた時の事です。

前の会社の時からラグナロクオンラインの事は、TVアニメ『藍より青し』の公式BBSで知り合った、
ネットでの知り合いとのチャットで知っていましたが、
私が所有していたPCのスペックではプレイ不可能なゲームでした。

ですが、職業訓練に通いながら気付いた事があったのです。
前の会社の退社前に買い換えたPCのスペックは、ラグナロクオンラインを充分プレイ可能である事を。

仕事をしたいのに仕事が見つからない。仕事を出来る五体満足な身体があるのに仕事がない。
そんな常に、心のどこかにぽっかりと穴が空いているというか、影がある精神状態が、
「何か」を求めたのでしょう。大晦日の日、私はラグナロクオンラインをプレイし始めました。

2Dの可愛らしいキャラ、他のプレーヤーさんからのアドバイスや交流、支援魔法での援助。

何もかもが新鮮でした。

プレイし始める前に心に決めていた事は

①絶対に実生活とネットゲームの優先順位を逆転させない
②ギルドには入らない

でした。ギルドとは、同じゲームをする仲間での集団というか、コミュニティのようなもの。
ラグナロクオンラインには、毎週日曜日の午後8時から10時まで
『攻城戦(GvG)』というギルド同士の「戦争」があり、
砦を獲得したギルドにはゲーム内での強力がつ貴重なレアアイテムを毎日獲得出来たり、
通常フィールドより強力で、かつ経験値が高いモンスターがいる専用ダンジョンに入れたり等
ゲーム内での絶大な恩恵があります。

攻城戦で勝ち抜くには強い武器や防具、ゲーム内での高度なテクニック、
そして何よりも貴重な現実生活での時間を大量にオンラインゲームに使う必要があり、
一度ハマったらなかなか抜け出せないというかとことん凝る性格の私は、
攻城戦をしているギルドには絶対に入らないと決めていました。
第一、毎週日曜日の午後8時から10時という貴重な時間をゲームには割けません。

1ヶ月ほどしたある日、とある出会いから、ギルドに入る事にしました。
メンバーが社会人ばかりで、攻城戦はしていないギルドです。

サーバーはBijouサーバー。メインキャラクターは写真に写っている
「アルコイリス」という名前のアコライト(修道士)。
アコライトは戦闘には不向きで、他のプレーヤーを回復魔法等で支援するジョブ(職種)です。
故に、ソロプレイではなかなかキャラクターが成長しないのです。

ギルドに入った事で私のアコライトは急成長し、プリーストになりました。
プレイする時間は段々増えて行き、
親の目を盗むというか、バレないように両親が寝静まってからプレイしたりと、
私の生活は乱れ始めました。

「何社も面接を受けても、最終選考まで進んでも内定を貰えない」
という心の影が、ネットゲームにはけ口を求めたのです。

そんな4月のある日、母親から
『そんな事(ゲーム)をしとるんやったら、6月までに仕事が見つからんかったら家を出て行け!!』
と宣告されました。当然ですよね。

ゲーム内の仲間には事情を説明し、ラグナロクオンラインのプレイを『封印』して
何か相談したい事があったら、ギルドのマスターとメッセで話をしました。

そしてある日、ウェブの求人サイトから、今の会社の募集を見つけます。
それからは本当に短いようで長い時間が流れて行きました。
ウェブ上での1次選考を通過し、履歴書も〆切のだいぶ前に提出しました。

『予定よりも前に面接したい』との連絡に椅子から飛び上がりそうな程喜び、面接の前日を迎えます。

人生で初めて、緊張と不安、絶対に内定を貰いたいというプレッシャーから
寝たくても寝られなかったのです。
どんなに外がやかましかろうが、嫌な事があってもあっさり寝付くような性格の私が、です。

ここで『封印』を解き、ラグナロクオンライン内のギルド仲間に
面接前日である事、寝たくても寝られない事を話ました。

「アルさん、頑張って」「アルさんの真面目な所はゲーム内でさえよく分かるよ。アルさんなら大丈夫」

首都プロンテラの大聖堂で、寝られそうになるまでずっといました。
ギルドチャットで沢山の励ましを受けながら。

三重に向かう列車の中でも、「落ち着け。落ち着け。」と、
ポータブルCDプレーヤーでず~~っと大聖堂の曲を聴いていました。

迎えた面接。とことん突っ込まれました。自分の全てを面接官に見せ、全身全霊を込めた面接。

終わった後、しばらく頭の中が真っ白でした。それこそ、明日のジョーの如く
『燃え尽きたぜ・・・真っ白によ』てな感じで、まっしろけっけでした。

そしてめでたくご縁が繋がり、今の会社から内定を頂いたのです。

1人暮らしだからこそしっかりしなきゃ、と、それまで以上にラグナロクオンラインのプレイに
制限を加えます。それでも、やはり割かれる時間は決して少なくないのです。

そして、MMORPGは自分のキャラクターのレベルが上がれば上がる程、
戦闘不能になった時のリスク(デスペナルティ)が大きくなります。
気分転換にとプレイしているはずが、緊張の連続でかえって神経をすり減らすのです。

やがて、私のアコライトもついに、ハイプリーストという上位の職種になります。
写真の緋色の衣装がハイプリースト(女性)の証です。

でも、ゲームはどんどん先を行きます。「アコライト」や「プリースト」が1次職。
「アコライトハイ」や「ハイプリースト」が2次職。そして今や更にその上に「アークビショップ」という
3次職が存在し、ダンジョン等も大幅に増え、完全に浦島太郎状態になります。

もうお分かりでしょうか?MMORPGはいわば

「ネバーエンディングストーリー」。

今までのドラゴンクエストなら、例えはⅢなら大魔王ゾーマを倒せばエンディングです。

ですが・・・MMORPGになると、
プレーヤー自身がゲームをプレイするのをやめるまで、

「ゲームオーバー」が存在しないのです

現実逃避、現実世界と違ってガンガン強くなって行く自分の分身、のめり込む要素が多い2次元世界。

中毒性が高い要因もそこにあるのでしょう。成績優秀だったのに、MMORPGを始めたばかりに
【会社や学校を辞めてしまった】という有り得ないようで本当にあるお話も山ほど聞きました。

家族がプレーヤーにMMORPGをやめさせたくてPCやゲーム機の電源を強制的に切ると、
発狂したり、殴りかかって来たり、結局はゲーム機を捨てても本人がまた新しいのを買ったりと・・・

私が仕事が元で心身共に疲弊し、“ある事”で悩んでいた時、再びガンプラがマイブームになりました。

オンラインゲームや、例えばグリーやモバゲーはどんだけ強くなろうが、
それはあくまで2進数の仮想データ。ゲーム自体が終焉を迎えれば全ては無に帰します。

ガンプラは確かに趣味にしてはお金がかかります。ですが、完成した作品という、形に残るモノです。
魂を込めて作品を作り、あわよくばオラザク選手権やガンプラ王、ガンプラビルダーズワールドカップ
などのコンペで自分の作品が評価される。

嫌な事も全て忘れて没頭出来るのが趣味ですが、MMORPGは時間も課金アイテムや
月間のプレイ料金お金も費やす上に、精神まですり減らしてする事になり、
かえってストレスを溜める事もザラです。

お子さんがドラゴンクエストⅩを買おうとしているなら、保護者の方は正直言って、率直に言って、

『待った』をかけた方がいいでしょう。いいえ、かけるべきです。

どうしてもプレイすると言うのなら、高橋名人じゃないですが、

『ゲームは1日1時間!!後は外で元気に遊ぶ!』みたいに

話し合って決まりを決め、守らなければゲーム機を取り上げる、
月額プレイ料金を払わせない、払わない位にしないとダメだと思います。

全ての人がそうではありませんが、ネットゲームを始めたばかりに、現実生活あってのゲームのはずが、
現実生活よりもネットゲームを優先し、人生そのものを破壊する人がいるという事実。

ネットゲーム、特にMMORPGは中毒性が非常に強いゲームである事を知っておいて欲しくて、
雑文乱文ですがブログを記してみました。

『ゲーム内の風景が「綺麗だ」って言ってる奴、
今すぐプレイをやめて外を見てみろよ?星空がとても綺麗だぞ』

『ネトゲ(ネットゲーム)やる位なら親孝行しろ。
ネトゲで金使うなら親に食事をおごる位の事をしろ』

2ちゃんねるの掲示板でのMMOスレの言葉でしめておきます(うろ覚えですが)。
Posted at 2012/07/27 08:22:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲーム | 日記

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「「受かる受からないじゃなくて、チャンスを下さい。『無理だ』なんて言わないで、少しでも可能性がそこにあるなら、やってみたいんです。」(声優の生天目 仁美さん(相田マナ/キュアハート役)が、「プリキュアのオーディションを受けるのは年齢的に無理だ」と言ったマネージャーさんへの言葉。)」
何シテル?   04/14 10:57
はじめまして。アルコイリスと申します。 みんカラの存在は知っていても、参加はしていませんでした。 deR’s(デ アールス)という、R2とR1のオー...
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