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kt6sambar4WDの愛車 [メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン]

整備手帳

作業日:2022年9月7日

燃料ポンプ交換 1/2 取外し編(左右・社外品)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
燃圧の上がり方にムラが有った事と,レーシング時に燃圧の低下が見られた事と,燃料計が明らかに不自然な値を表示することが多いので,フューエル・ポンプ(右)とフューエル・レベル・センサ(左)の両方を交換することとしました。


別件で,燃料ポンプ稼働時にプォーーンと言うレギュレータ鳴き症状が常時発生するトラブルが急遽発生した事もあり,燃料フィルタは交換してある事から,こちらも交換としました。

追記(2022年09月27日)
プォーーーーンと言うレギュレータ鳴きの原因は,燃料フィルタの問題であった事が判明し,交換したばかりの燃料フィルタは,純正OEM品へ交換し,無事直りました。

燃料メータの異常表示は,燃料ポンプを固定している蓋の部分を前後(左右)逆に取り付けられていた事が原因と後に判明しました。
2
まず,念のために燃料タンクの圧力を抜く作業をします。

燃料タンクのキャップを数秒開け,締めておきます。

次に,燃料ラインの圧力を抜いておきます。
今回は,燃料フィルタ交換時と同じ要領で,燃圧計を利用して燃圧を抜いて置きました。

この作業は,燃料警告灯が点灯した状態か,20Lの燃料を抜き取った状態で作業することになっているようです。
3
リアシートの下部を跳ね上げます。

左右のドアを開け,シートベルト脇(画像矢印部)にレバーがありますので,それを引き上げます。
4
左右のシートが上がれば,下に見えるマットをめくります。

特に固定されている訳ではなく,リア部に差し込み,左右も差し込まれて固定されているだけですので,引っ張ってめくります。

剥がず前に,元の状態を記録しておくと,戻す時に便利です。
5
マットをめくると,黒丸の板金部品が見えますので,8mmのソケットでボルトを取り外します。

こちら(右)は燃料ポンプ側で,左側に燃料ホースやハーネスが有ります。

ボルトを全て外し,マイナスドライバ等で蓋をこじると外れます。
6
左側も同じ構造です。

こちらは,ジェットポンプと燃料レベルセンサと燃料ホースが付いています。

(センタの蓋はサイドブレーキ調整用のサービスホールです。 サイドブレーキの調整はこちらのサービスホールを開けて行います。)

左側はハーネスを傷つけないように注意します。
7
黒蓋を開けると,フューエル・レベル・センサ(左)が見えます。
8
フューエル・レベル・センサ(左)からコネクタを外します。

コネクタの接点部に異常がないか確認します。

交換歴が無いと,燃料ホースは純正のホース クリップで締めてある為,純正のホース クリップの新品かホース バンドを用意しておきます。 (詳しくは取付編参照)
9
フューエル・レベル・センサ(左)を持ち上げます。

この時点では,燃料ポンプ側のハーネスとホース2本を外していません。

こちらのフューエル・レベル・センサ(左),この穴から抜く際に結構ギリギリになり,ジェットポンプの先が当たっている部分を少し無理に引き抜く必要が有ります。 (ジェットポンプ部を縮めると,素直に抜けるかもしれません。)
10
燃料ポンプ側のホース2本とハーネスを取り外します。

赤丸部は,燃料フィルタへの高圧側です。

赤矢印部を指でツマミながら抜きます。
2本のOリングが入っているので,少し硬いです。
11
左側からの戻りパイプを抜きます。

これは燃料ポンプ下部に有り,目視できないので手探りで爪ロックを押しながら抜き取ります。
12
取り外した燃料ポンプと,フューエル・レベル・センサ(左)。

こちらは対策品番に交換されていました。
(フューエル・レベル・センサ(左)側と燃料ポンプ側を繋ぐコネクタが変更)

燃料ポンプで高圧を発生させ,左側に送り,一度タンク外の燃料フィルタ兼燃料レギュレータに入り,燃料フィルタの戻りラインで左側タンクに戻ってきた燃料の流速を利用したジェットポンプ部から燃料ポンプ下部に戻る構造です。

左側の固定用プレート下に付いているジェットポンプの吸込口は,スプリングで上下する仕組みで,常に上から押さえつけている構造となっています。
13
フューエル・レベル・センサ(左)と燃料ポンプを接続している部分

このハーネス コネクタが対策品番で変更され,画像の物になっています。

燃料ポンプ側は幾度か交換されているようで,樹脂がまだ白かったのですが,固定用プレート側は1度交換された後はそのまま使用されてきたようで,燃料により樹脂部が黄色く変色しています。
14
新品のフューエル・レベル・センサ(左) (PIERBURG・ドイツ)

今回使用するフューエル・レベル・センサ(左)は,PIERBURG(ピアバーグ)製としました。
15
純正品番 : A 203 470 16 41

メーカ : PIERBURG(ピアバーグ)
品番 : 7.22466.93.0
価格 : 15,950円
個数 : 1

ドイツメーカのフランス製
箱と中身の品番が一致しているか確認します。
16
新旧比較

装着されていた物は,MARWAL製で,このメーカは現在(2022年)検索しても新品が見当たりません。

燃料レベルセンサは,VDOの物が付いていますので,純正同等であったのでしょう。
ホース等に亀裂や異常は見られませんでした。
17
PIERBURG製のフューエル・レベル・センサ(左)に付属の燃料ホースには,ホースの詳細が印字されていますが,元付いた物には何も記載されていませんでした。
18
燃料フィルタと接続する部分には,金属カラーが入っており,締め付けで潰れないようになっています。 (新旧共)
19
燃料ポンプ新旧比較 (BOSCH・ドイツ)

燃料ポンプは,元々BOSCH(ボッシュ)製の物が付いていました。

今回PIERBURG製の燃料ポンプが在庫無しになっていた為に元付いていた同じ品番のBOSCH製と交換とします。

左右でメーカを合わせようと試みたのですが,BOSCH製のフューエル・レベル・センサ(左)も在庫無しとなっていたので,今回の組み合わせにせざるをえませんでした。

燃料レベルセンサが変更になっており,VDO製から普通の有接点タイプになっています。
20
燃料ポンプ側の吸込口に付いているフィルタ

目視で真っ黒になっており,吸い込み性から見ても燃料フィルタと同時に交換が望ましいと思われます。
21
燃料ポンプ(サプライユニット)

純正品番 : A 203 470 23 94

メーカ : BOSCH
品番 :  0 986 580 184
価格 : 24,800 円
個数 : 1
22
箱と中身の品番が一致しているか確認します。

ポーランド製
23
組み立てはポーランド製のようですが,モータはフランス製でした。
(元付いていた物もモータはフランス製)

モータ上に付いている黒い部分が変更になっていました。
24
シール リングも新品に交換します。

純正部品では数回部番が変更になっている部品です。

純正品番 : A 211 471 05 79

メーカ : VICTOR REINZ
品番 : 703998800
価格 : 2,040円
個数 : 2
25
VICTOR REINZ 製(アメリカ オハイオ州)

ヘッドガスケット等を作っている老舗のようです。

元付いていたシールよりもはめ込みやすかったです。


※工程数の追加限界に達した為,取り付け編は別途投稿とします。

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