
我がチーム山師のH君が残念ながらジムニー降りる事になり、「欲しいパーツ有ったら持ってって!」って事でしたので、前から欲しかったLSDを頂く事に!

(H君。ホントありがと!)
物は、オフロードサービスタニグチさんトコのソルブLSD。 カム角55度、20度の1.5WAYタイプ。
効きは大人しそうな感じでしたので、トライアル競技用に少々小細工を…
ってか、外観見るとTACさんトコのLSDと同じ!?って事は「カーツ製???」TACさんトコのは、カム角65度とインプスさんトコ並みの鋭い角度ですので今回は同じ様に65度へ加工する事にしました。
この部品が、LSD作動の重要部品!プレッシャーリングです。

ピニオンギヤの付く、クロスシャフトを載せるとこんな感じです。
右方向の鋭角部分が進行方向で、トルクが掛かるとプレッシャーリングを押し広げてクラッチプレートに摩擦抵抗が起き、この摩擦で駆動力の抜けた側のタイヤへとトラクションを伝える事となります。

このミゾ形状ですと1.5WAYですので、アクセルオフの時やバックする際には、LSDの作動は緩い物になるのが見て取れます。

今回は、簡単に終らせる為に45度ずらした部分へ新たに65度のカム溝を追加工してみました!
構造上LSDの作動には問題なさそうでしたし、これなら何時でも元へ戻せます(笑)

素材には焼入れ処理がされており切削で加工するには時間も掛かりそうでしたので、ワイヤー放電加工機にてチョチョイと!

クロスシャフトを置くとこんな感じです。
中々鋭い角度ですね~。
後は分解した逆の順にて元へ戻していきます。
このタイプのLSDはケースが純正デフのような構造ですので、リングギヤもそのままに分解出来るので楽でした。
はい。蓋して完成ッス!

問題のイニシャルトルクですが、シムを入れずに6kg~6.5kg位で組み上がりました。
取り合えず今回は、低イニシャルで高レスポンスにて効けば良しとしますんで、このまま車載しますよ~。
Posted at 2013/09/18 20:57:40 | |
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