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開通から少々時間がたちましたが、先日、新東名高速道路を少しだけ走ってきました。

当日は家族で沼津のほうに出かけ、その帰り道に少し遠回りをして新富士ICから新東名上り線に入りました。


走ってみてまず感心したのが、路面がとてもフラットなこと。完成したばかりだから、ということもあるのでしょうが、他の高速道路にありがちな、路面のうねりやわだち状のくぼみなどが全くなく、クルマがきれいにまっすぐ走ってくれます。走行中に細かな修正舵を当てる必要がほとんどないので、長距離を走った時の疲労はかなり軽減されそうです。

走りながら、「このフラットさはドイツのアウトバーンにも匹敵するのでは?」と感じました。アウトバーンは耐久性の高いコンクリート舗装を採用したり、通常の舗装でもかなりの厚みを持たせたりするなど、舗装にはかなりのお金をかけています。新東名もこの真っ平ら感が長く維持されるようだとしたら、まさに「アウトバーン並み」の道路といえるかもしれません。


それから、カーブのRが非常に緩い点も走りやすく感じました。法定速度いっぱいぐらいで走っていても、カーブで横Gを強めに感じるような場所は、少なくとも新富士～御殿場上り区間では全くありませんでした。

新東名は橋やトンネルを多用して、なるべく道路を直線的にしているそうです。確かに、全体的にかなり遠くのほうまで見通しがよくなっているなあ、ということは走りながら思いました。


基本的に私は以前より「第2東名はいらない」と考えているアンチ派ですが、今回はじめて新東名を走ってみて、日本の土木技術の高さには改めて驚かされました。すばらしい路面だけでなく、大きくて最新の設備が整ったトンネルや、広い谷を一跨ぎにする高い橋などを見ると、本当に感心するばかり。この道路の建設に携わった方々(政治家などではなく、実際に施工に携わった人たち)の熱意と努力、技術力には心から敬意を表したいと思います。