恒例!冬のロングドライブ 第8回~震災遺構「中の浜メモリアルパーク」と生き残ったトンネル
東北ドライブ3日目です。この日は、三陸沿岸に今も残る震災遺構を見学するため、宮古市街から北へとクルマを走らせます。








恒例!冬のロングドライブ 第7回~あの日を見ていたラサの煙突と、宮古の震災遺構 
東北ドライブもいよいよ3日目。岩手県の宮古市にやってきました。
今回この地を訪れた目的は、「本州最東端」を極めること。前日に到達した 大間崎(本州最北端)に続き、本州四極のひとつであるトドヶ崎を目指します。
今回の東北ドライブでは、本州最北端と最東端を踏破することが大きなテーマのひとつになっています(ちなみにもうひとつは、公開終了間際だった尾去沢鉱山の見学)。
とはいえ、いきなり最東端へ向かうのももったいない。せっかく宮古を訪れたのですから、気になるスポットをいくつか巡りながら向かうことにします。

まず見に行ったのが、宮古の街のシンボルとも言える「ラサの煙突」。かつてのラサ工業の精錬施設に付属していた煙突で、田老鉱山から産出された銅鉱石の精錬時に発生する亜硫酸ガスを排出するために建てられました。標高約90メートルの丘の上に、さらに高さ160メートル。その姿は市街地のどこからでも目に入る、圧倒的な存在感です。
1939年の操業開始以来、時代の移り変わりとともに、宮古の街を見守り続けてきた煙突ですが、現在は近づくことができないのが少し残念です。

宮古と聞いて、多くの人が思い浮かべるのが2011年の東日本大震災による津波被害ではないでしょうか。市内には、その記憶を後世に伝えるための震災遺構や関連施設が、今も各所に残されています。トドヶ崎へ向かう道中、そうした場所にも立ち寄っていくことにしました。
まず訪れたのはここ「うみどり公園」。ここは震災当時、宮古市役所の旧庁舎があった場所です。

この画角から撮影された津波の映像は、当時テレビでも繰り返し放送されました。記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
ちなみに今でも、その映像は YouTube 上に残されています。
参考映像 https://www.youtube.com/watch?v=4XvFFfgXwnw

目の前にある堤防は、おそらく高さ4〜5メートル。しかしあの日、津波はそれを軽々と乗り越え、川をさかのぼりながら市街地へと流れ込みました。
黒く濁った水が一瞬にして街を飲み込んでいった映像の光景と、いま目の前に広がっているこの景色をリンクさせると、本当に言葉を失います。

河口付近には、大きな水門が設けられていました。震災当時の映像には存在しないことから、あの経験を教訓として新たに整備されたものだと分かります。
震災時には、津波で流されてきた多くの船舶がこの橋に衝突・破壊されてしまいました。それでも橋は落ちることなく耐え抜き、現在も変わらず交通を支え続けています。まさに“生き残ったインフラ”のひとつです。

続いて訪れたのが、すぐ近くにある「道の駅みやこ シートピアなあど」。ここも震災当時、津波に完全に飲み込まれた場所です。背後には先ほどうみどり公園から遠望した水門が、まるで壁のようにそびえ立っています。
参考映像 https://www.youtube.com/watch?v=kkXmieHhPp4&t=473s

津波発生時、この建物は1階部分が完全に浸水してしまいました。上の映像でも、この建物が津波に飲み込まれていく様子が記録されています。
今は何事もなかったかのように営業していますが、その背景にある出来事を知ると、見え方が大きく変わってきます。
恒例!冬のロングドライブ 第6回~奇跡の水門・普代水門を訪ねて 

ここは道の駅でありながら、三陸鉄道・普代駅も併設された場所。道路と鉄道が交わる、小さな交通の結節点といった雰囲気です。正直、観光地としてはそれほど有名ではない三陸の小さな村。
しかし、ここには“わざわざ来る理由”があるのです。

2011年の東日本大震災。三陸沿岸の多くの地域が壊滅的な被害を受ける中で、この普代村は――死者数ゼロ。その奇跡の中心にあったのが、この水門です。
この水門が造られたのは1984年。背景には、過去の大津波の記憶がありました。1896年に起きた明治三陸地震で死者302名、そして1933年の昭和三陸地震では死者137名の津波犠牲者を出すという悲しい過去がありました。
この教訓から、当時、村長を務めていた和村幸徳氏の「二度と同じ悲劇を繰り返さない」という強い決意のもと、この水門が建設されました。
当時は、「小さな村にこんな巨大な水門は無駄ではないか」という批判も多かったそうです。しかし和村村長は一切譲りませんでした。明治三陸地震で記録された“15メートルの津波”を根拠に、水門の高さを15メートル以上とすることを貫いたのです。
そしてその判断は、数十年後――、想像を超える形で証明されることになります。「無駄な公共事業」とされた水門が、「奇跡の水門」と一躍、全国から讃えられることになるのです。

見上げるような高さに設置されたゲート操作台。その壁面に、青いパネルが取り付けられています。

それでも水門は決壊することなく、圧倒的な水量を食い止めました。結果として、居住区域への浸水被害はほぼゼロ。すぐ上流にある小中学校も、被害を免れています。
もしこの水門がなかったら――
あるいは、もし破壊されていたら――
普代村中心部は、広範囲にわたって津波の被害を受けていたとされています。

一見すると、海までは距離があるように感じます。しかし3.11ではこの視点の高さをも超える波が、この場所に押し寄せたのです……。
そう考えると正直、背筋がゾッとします。

3.11当時は遠隔操作で閉鎖を試みたものの、停電と余震の影響で県道側(写真とは反対側)の陸閘を完全に閉めきることができませんでした。最終的には消防団が現地で手動操作し、間一髪で閉鎖に成功したそうです。

その姿はまさに、集落を守るために築かれた“巨大な壁”。静かに、しかし確実に、そこに立ちはだかっています。

けれどもひとたび津波が発生すれば、その景色は一変します。すべてを飲み込む“脅威”へと変わるのです。
遠くには普代水門の姿。浜から見ても、そこまでの距離は決して近くありません。

公園として開放されているものの、この日は、訪れる人の姿はほとんどありませんでした。どこか静かで、それでいて少しだけ張り詰めた空気が漂っているように感じられました。
2型ノマドの抽選結果が来ました!!
2月中旬に申し込んだ、ジムニーノマド2型。ついに、その結果がディーラーから届きました。
【ドライブ四至】クルマで到達できる「真の本州最北端」はここだ! 
本州最北端、青森県の大間崎。ここで無事に「到達証明書」を入手し、とりあえずの目的は達成。……なのですが。
「ここ、本当に“クルマで行ける最北端”なのか?」
そんな疑問が頭をよぎります。というのも、どうやら“大間崎=最北端”とは言い切れないようなのです。
以前、「クルマで到達できる本州最南端」を探しに、潮岬に行ってみましたが、今回は「本州最北端」を探してみたいと思います。
ここは大間崎すぐ目の前の道路ですが、ジムニーを停めているあたりが、「最北端」とされている場所です。当初は私も、ここが“クルマで到達できる本州最北端”だと考えていました。

グーグルマップの航空写真で周辺をチェックしてみます。すると……どうでしょう、大間崎のすぐ西側、下手浜漁港の突堤のほうが、さらに北へ突き出しているように見えるではありませんか。
問題はただひとつ。「そこにクルマで入れるのか?」です。

というわけで、現地へ。漁港の入口までやってきました。ここを右に入れば、例の突堤へと続いているはずです。
周囲を見渡しても、進入禁止の標識や注意書きは見当たりません。……どうやら、入っても問題なさそうです。
突堤の途中から、なぜか高さ2メートルほどの盛り土がされており、道幅は実質半分ほどに。少し違和感を覚えつつも、そのまま進んでいきます。目指すのはこの先、突堤が右へ折れ曲がるポイントです。

こここそが、「クルマでたどり着ける真の本州最北端」です!! ……見た目はかなり地味ですが(笑)。
地図上での最北端は、後ろに見える街灯の下あたり。ただし、突堤の半分は盛り土で覆われているため、実際にクルマで行けるのはジムニーを停めたこの位置が限界となります。

参考までに、先ほどの大間崎前でGPS座標を取得。
北緯41度32分46.8168秒。
北緯41度32分47.6808秒!
やはり、こちらのほうがわずかに北。数字でもしっかり「最北端更新」を確認できました。
大間といえば何といっても「マグロ」ですが、水揚げの中心はここではなく、少し南にある大間港。そのため、この下手浜漁港には観光客の姿はほとんどなく、土産物屋や食事処もありません。あるのは、漁師さんたちの日常。
ここは観光地ではなく、あくまで“生活の場”という空気が色濃く漂っています。
当然ながら案内板ひとつなく、私以外にここを訪れる人もいません。地図をにらみながら東西南北の“キワ”を探し、実際に走りに行って確かめてみる。これこそが「ドライブ四至」の醍醐味なのですが、どうやらこの楽しみ方、かなりマイナーなようです……(笑)。
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♠警告灯点灯【ウインカーハイフラ現象】 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/06/15 06:25:47 |
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