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今日はフォルクスワーゲン・シャランの試乗に行ってきました。


「新型ポロ内覧会」の案内が自宅にきており、先週の日曜にぶらっとお店に立ち寄ったのですが、そのときは担当の営業の方と少し立ち話した程度で帰りました。

実はこの営業の方がかなり積極的な人で（思いがけず奥さん用のポロを買ってしまったのも、多分にこの人のせいだと思います）、「シャランの試乗車が用意できるので、ぜひ」と改めての再訪を勧められて、本日の訪問となりました。


用意されていた試乗車はシルバーのコンフォートラインでした。
本当はハイライン希望ですが、シャラン自体それほど台数の出る車種ではありませんから、試乗車の用意があるだけでもヨシとしなければなりませんね。


実車を目にすると、まず感じたのが「大きい！」ということ。

全長×車幅が大きくなくても、背の高いクルマというのはそれだけで大きく見えるものです。しかしシャランはデリカよりも低い全高1750ミリ。それにもかかわらずクルマが大きく感じるのは、やはりその車幅のせいでしょう。なにしろ1910ミリ（！）もあるのです。
車幅は1800ミリを超えてくるとかなり大きな印象になるのに、このシャランはそれをさらに10センチ以上も広くしているのですから、そのボリューム感は相当なものです。

しかし、実際に運転席に座って走り出してみると、思ったほど幅の広さは気になりません。むしろゆったりした室内空間が心地よく感じられ、おおらかな気分でドライブすることができます。

エンジンは1.4リッターのツインチャージャー。これだけの車格ですから、「すごい速い、力強い！」というのはありませんが、ＶＷのダウンサイジングエンジンらしく、低速からしっかりとトルクが出ていて信号待ちからの発進などでももたつくことは一切ありません。追い越し加速についても、アクセルを踏み込むと同時に遅れなくＤＳＧがシフトダウン、同時にターボの加給がぐっと効いて、大きな車体をスムーズに加速させてくれます。

室内で思いがけず気に入ったのがセカンドシートです。シャランのセカンドシートは独立した3人掛けとなっているのですが、子どもがこの中央の席に座ると、前が良く見えるというのです。確かに、デリカはキャプテンシートなので、左右どちらに座ってもフロントシートが邪魔で前がよく見えない。そこにいくとこのシャランなら、真ん中にジュニアシートをセットすれば前がよく見えて子どもが飽きることもないでしょうね。



営業所の周りを一回りして、軽く見積もりを出してもらうことにします。
事前に希望車種はシャランのハイライン、それにパサートオールトラックと伝えてあるので、その2車種の見積もりを出してもらいました。それによると…、

シャランハイライン～526万円

パサートオールトラック～585万円


なお、デリカの下取り額は150万円。

まだ値引き等は一切入っていない金額ですが、このままでは完全に予算オーバーです・・・。

私が次のクルマ選びで求めるものは次のとおり。
自分の考えをまとめるためにも、条件を書き出してみようと思いました。



●「やっぱりこれは譲れない」という条件

1、4ＷＤであること

　冬場、スキー場に行くことが多いので、やはり4ＷＤは必須。最近はスタッドレスタイヤの性能もだいぶ上がってきているので、「2ＷＤ+最新のスタッドレスタイヤ、万一に備えてチェーン携行」でも問題なく走れるとは思います。しかし、やはり4ＷＤがあれば安心感は飛躍的に高まります。

例えば、ちょっとした緩い上り坂の信号待ちで停止するようなシチュエーション。2ＷＤ車では、再発進のことをある程度考えて停車しなければなりません（窪んだようなところにタイヤを落として停車しないなど）。それが4ＷＤ車なら「何も考えずに停車、何も考えずにアクセルを踏んで発進」ということが可能です。

「立ち往生したらどうしよう」と考えながら走るのと、そうした心配を一切せずに走れるのとでは、雪道長距離ドライブでの精神的疲労の蓄積に大きな差が出てきます。そうした疲労を少しでも少なくするためにも、やっぱり私にとっては4ＷＤはマストと言えると思います。


2、広いラゲッジスペース

家族でスキーに行くとなると結構な荷物になります。ですので、（年数回の機会ではありますが）3人分のスキー道具（私はスクートですが）を十分に積めるスペースは欲しいところです。
一人でスノースクートに行くときも、スクート本体を室内積みするような場合もあるので、やはりそれなりに広いラゲッジルームは必要です。

ロングドライブの際も、広いラゲッジがあれば簡易マットなどをひくことで足を伸ばして仮眠するスペースにすることもできますしね。

スノーレジャー、長距離ドライブ趣味の私にとっては、大きなラゲッジルームもまた必要な要件となります。



●「あればいいな」的な条件

3、ディーゼルエンジン

ディーゼルエンジンならではの太いトルク、低速からモリモリと漲る力感、アクセルペダルに乗せた足にほんのすこし力をこめただけで背中を押し出されるような加速感・・・。

そんなディーゼルエンジンの特性にすっかり魅せられている私ですので、次期愛車はぜひ最新のクリーンディーゼルエンジン車がいいなぁと思うのはごく自然な流れです。残念なのは、日本でもだいぶクリーンディーゼルが認知されてきたとはいえ、ヨーロッパに比べたらまだまだ選べる車種が少ないという点でしょうか。


4、「走る・曲がる・止まる」の基本性能がしっかりしているクルマ

動力がガソリンだろうが軽油だろうが、はたまた電気だろうが、クルマがクルマである以上、やはり｢走る・曲がる・止まる」という部分は最も重要な要件になります。この、クルマとして最も基本となる部分をしっかり作り込んでいるような車種であれば、俄然満足度はアップするでしょう。

と、取り急ぎ思いついたのはこんなものでしょうか。
うーん、これだけじゃあなかなか候補車種を絞り込むのは難しそうです・・・。

思えばこのブログをはじめたのは、現愛車「デリカＤ5」の購入顛末を記録するのがきっかけでした。あれからもうすぐ5年がたち、そのデリカも来年の年明け早々、2度目の車検を迎えることとなりました。

メーカー保証も切れ、そろそろタイヤを初めとした大物の消耗品が交換時期になってきます。となると考えるのが「このまま2度目の車検を通して乗り続けるか、それとも買い替えをするか？」ということです。私は常々「新車で買って5年ごとに買い換えるのが、最も費用対効果が高い」と思っているので、買い替えを検討するのはごく自然な流れなのです…、が。

今現在「コレが欲しいっ！！」という本命候補になるようなクルマがないのです。しいて言えばデリカＤ5のクリーンディーゼルということになるのですが、現行のデリカはコストダウンが著しく、私が今乗っているデリカには付いているのに、今売られているデリカには付いていないという装備がたくさんあります。中でも、全席オート機構の付いたパワーウインドゥとドアノブ裏に付いたロック解除センサーがなくなってしまったのは本当にイタいところ。しかもこうしたコストダウンを実施しながら、逆に値段は上がってしまっているのもなんだか納得しがたい点です。コストカット著しいデリカに乗り換えるぐらいなら、いっそのこと、今のクルマに乗り続けるという選択も「アリ」なのではないかと思ってしまうわけであります。


というように、本命なきクルマ選びになりそうですが、せっかくですので、私のクルマ選びの過程をまた記録してみようと思います。