クルマと同じくらい、生活に欠かせないもの・・・
音楽!
これがなくちゃ、人生がさみしくなる!
と、いうことでビーチェ号にもオーディオを取り付けることにしました。
モチロン、戦後すぐの設計であるビーチェ号には、車内で音楽を聴くという考えは、全くありません。
なので、先達の作業を参考に、ポツポツ始めることにしました。
クルマは音楽を聴くためには、とっても劣悪な環境です。
数多の高級オーディオはありますが、ここは割り切って「音楽が聴けたらイイヤ」ということにしました。
さて、今回のコンセプトは
iPodが接続できること
前後4つのスピーカで鳴らすこと
サブウーファーを入れること
の3つです。
メインユニットは「iPodがつなげて安くて新しいもの」の条件をクリアする、カロッツェリアのDEH-780を購入。
フロントスピーカーは、スペース的に大きなものは入らないので、カロッツェリアTS-STX510を選択。
リアスピーカーは、チンクのリアトレイに乗る大きさのもので、
カロッツェリアTS-X180をチョイス。
3つあわせても、3諭吉以下ととっても経済的です。
サブウーファーは、次のフェーズに持越ししました。
●メインユニットの取り付け●
チンクのダッシュボードポケットに吊り下げました。
取り付けるためには、助手席側にかなりオフセットが必要です。(足にあたってペダル操作できません。どんだけ狭いんや)
電源コードは、バッテリーから直接引っ張ってきます。
ちょうど穴がたくさん開いていた(何故に?)ので、グロメットをつけてボンネット内から引き込みました。
振動がすごいのでグロメット無しでは、配線の被膜がめくれてエライことになります。
それ以外にも、配線は配線チューブ内に押し込んで振動対策しました。
(車両火災はイヤダ)
ACC信号とイルミネーション信号も、配線図をみながら取り出しに成功。
配線の色が、マニュアルと違うのでテスター片手に試行錯誤ですね。
●フロントスピーカーの取り付け●
アチコチあいている穴やら、突き出ているボルト(何故に?)を利用してにフロントスピーカーを吊り下げました。
このスピーカーは「サテライトスピーカー」なので、取り付けた後に角度が変えられることが魅力ですね。
●リアスピーカーの取り付け●
リアスピーカーは、リアガラスの下側とリアシートの間に丁度収まってくれました。
配線は、フロアカーペットの下に押し込んで、リアシートの下をくぐらせて、なるべくエンジン熱の影響を受けないようにルートを確保。
完成!
鳴らしてみると・・・。
( ゚Д゚)ヒョエー
スカスカ感がなんともよい味( ・∀・)イイ!
チンクの乾いたエンジン音と絶妙なハーモニーを奏でてくれますww
音楽が聴けるって、幸せですねー。
特価LEDをつけてみたものの、点灯するのは「ポジションインジケータランプ」だけ、その他はウンともスンとも。
Haynesの整備マニュアルやら、先達の力作配線図をよくよく見ていたら、油圧警告灯などは「+」と「-」が逆になってる事が発覚!
この制御の違いで、2系統に分かれていたようです。
通常、口金中央が「+」、周りが「-」なのに、油圧警告灯などの系統は逆極性でした。
どうりで、わざわざ2系統に分離してあったわけだ。
というわけで、特価LEDは後日工作することとして、通常電球の新品をソケットに差し込んで、組み上げました。
ついでに、「ターンシグナルランプのインジケータ」もLED化。
これで、昼間も指示器が点いているのか、ついてないのかが解らない状況を脱せます。
いざ、点灯!
↓ターンシグナルインジケータもLEDでばっちり
↓メーターが、とってもキレイにみえる
妄想のとおり、とっても見やすくなりました。
いつも見ている場所なだけに、イメージ通りに仕上がると、うれしいですね。
作業前の状態を写真に撮ってなかったのが、悔やまれます。
(たぶん暗すぎて、何も撮れなかったことでしょうww)
これで、快適ナイトドライブが楽しめそうです。
ん?ナイトドライブ・・・。
ヘッドライトが懐中電灯くらいの明るさだったような・・・。
ビーチェ号の製造年は1973年、原型のNUOVA500が発売されたのが1957年だから、造られた時にはすでに16年前の設計・・・。
だからという訳ではないのだろうけど、よくわからないこと(設計)が沢山あります。
当時はこれでもよかったのかもしれませんが、現代で運転するには不便なことも。
なので、少しずつ改善(改悪?)していきたいと思いました。
オリジナル至上主義の方からすると、邪道なのかもしれませんが、長く付き合うためには、快適にしなきゃ。
ということで、まず初めは「メーター照明」をなんとかすることにしました。
チンク乗りの方はイメージできると思うのですが、とにかくメーター照明がイケナイ。
ついてるのだけど、全く役に立ってない。
光っているのは、オドメータの数字だけ(それも隙間から漏れ出る光で、ナントカ)。
文字盤やメーター針なんて全く見えないシロモノ。
↓メータのデザインはとっても秀逸
とりあえず、ばらして構造を確認することにしました。
↓裏から見たところ
右上にある「メーター照明」にBA9Sのランプが刺さっていました。
ちょうど表から見ると「40」の文字の裏あたり。
他の照明類も同じくBA9Sのランプが使われてました。
もちろんガラス形状も、ワット数も、製造メーカーも全てバラバラでした。
こんな発見も、楽しいですね。
さて、問題の「メーター照明」ですが、メーターをばらすためには表面についている、金属カバーを外すことから始めます。
このカバーは、三か所爪を折って留めているだけなので、爪をまっすぐに戻して外します。
何度か外した後が見受けられたので、今までのオーナーも何らかの細工をしてるのかも知れません。
透明のパネルカバーと黒くて金属でできているカバー台座?を外すとメーター本体を取り外すことができます。
↓空っぽのメーターカバー
ここでも、よくわからないことが・・・。
メーター照明とポジションランプインジケータは同系統の(-)にまとめてあって、その他の3つは別系統の(-)にまとめてある。
マイナスアースに流すだけなら、全部一緒でもよいのでは?
実は、これには意味があったことが、後からわかりました。
謎解きは後日として、かち割ると中の構造がよくわかりました。
メーター照明用のランプは、結構奥のほうで点くようになっていて、しかもその光が全然有効活用されてない。
メーターの文字盤で何故かさえぎるようになっていました。
↓なんだろうね、この構造。
図式すると、こんな感じです。
もちろん文字盤は透過性ではない金属でできているので、光は文字盤とメーターケースのわずかな隙間(場所によっては隙間も無い!)を通るだけ、 しかも通った後には、カバー台座があるので、結局文字盤の裏側を照らしてるだけのものでした。
さてさて、どうしたものか・・・。
その弐へ、つづく。
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