エアコンコンプレッサーベアリング交換(クラッチ側)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
何年か前に、そこそこ程度の中古が捨て値だったので購入。
なぜか何年も雨ざらしになってしまった為この状態です(笑
現状車体についてるコンプレッサーのクラッチ側プーリーベアリングが御臨終しましたので着手。
この見た目なので、正直使えない可能性の方が高いのですが、練習も含めてドナーに。
コンプレッサーをバラして手直しする方少ないので(情報があまり無い)多少画像多めにして備忘録に。
無難にリビルトが良いですよ(=´∀`)ソレヲイッチャァ…
2
最初の一枚目のセンターボルト緩めて、クラッチプレート引き抜いて外します。
後に記載ありますが、次のプーリーを外す場合は、花形のスナップリングを外します。
余談ですが、家にスナップリング用のプライヤーが無くて、作業する前にアストロさんで安い組み立て式開き閉じ対応のを買いましたが、開度が足らず使えませんでした。
この形状なのでマイナス2本で大丈夫(笑
3
クラッチプレート裏側
4
スナップリングを外して、プーリーを抜き取ります。
軽圧入とは言えサビが多大なので固着覚悟してましたが…
思うより簡単に抜けました。
5
外したプーリーを、タワシ系研磨剤でごしごしします。
サビを取る為ですし、元々水かかる所です。
水はかけまくってOK、サビを落とします(^^)
6
裏は樹脂で覆われてました、一部に水が溜まり錆びてた所は案の定はげてます。
使用には問題無しと判断。
次が錆びやすいのはあるかもですが、使用してたら中々錆びません。
ベアリングの動きはスムーズですが、一部ゴミを噛み込んでる感じでカリっと不定期で音と感触があります。
ベアリングは、両面シールタイプ
横長なので、ボールがダブルタイプ?
KOYO品番写ってますね、暗くなってきてたので見てませんでした(笑
作業前ですが調べてたら、ベアリング屋さんで一部出してる所は1.5万〜3万とバラバラでした。
どれが正解でしょうか、写真の品番追いかけて見てください(^^)
一緒にあった中華で2000円ぐらい、正直試しても良かったですが、実際使うと無駄になるであろう+すぐ届かない可能性、まぁ良くあります…。
で、もう少し調べてると…
片手ぐらいの価格で販売しようとしているベアリング屋さん発見!!
シヨウトシテイル……未発売ということ。
発売は今年の7月?9月?とか記載ありました…
今このサイズを販売し始めるのですね…
もし後からこの作業をする方、発売されてるならそれを買うべきです(笑
ただ、壊れかかってるベアリングだと打ち抜きにくそうではありますが……
純正でプーリーを買う手もありますけどね。
写真品番、または互換を参考にどうぞ(笑
なので、新品は無く今回はこのドナーをプーリーごと移植する方向で作業着手!
延命処置とは言え、グリスアップは必須でしょう。
裏側のシールを剥いで、パーツクリーナーで中を濯いで洗い、フックスのグリスを押し込みます。
※この手の作業は自己責任で作業して下さい。
7
裏の一部サビもゴシゴシと、ベルトのリブもゴシゴシします。
マイナスドライバーで溝をなぞりひっかかりが無いか確認しました。
8
次は車体側、、、簡単です(嘘
まず、センターボルトを緩めプレートを外す準備をします。
電ファンと、ラジエターを、外したく無いのでずらします(笑
9
クラッチプレート外せました。
よく見ると黒いダストが多く乗ってます…
10
新旧対比。
左 ドナー
右 現車から外した分
11
クラッチプレート裏面比較(プーリーに当たる面)
左 現車から外した分
右 ドナー(使わない)
12
クラッチプレート表
左 現車から外した分
右 ドナー(使わない)
13
プーリーベアリング部(裏側)
現車についてた分はシール分が車体側に残り、ローラーが一部粉砕、飛散してました。
現車側を外す時の黒いダストは、主にこのベアリングやリテーナ、あとシールを削ったダストですね。
14
現車側のクラッチプレート(表)
真ん中のボルトがそのまま真ん中に固定するボルトです。
この隣にあるワッシャーは、クラッチプレートのクリアランス初期値(エアコンオフ)を厚み具合で出す為の物です。
私のはドナーも含め2機とも、厚めのワッシャー一枚目のみでした。
どんな車であれクラッチプレートをプーリーに当てがって、エアコンOFFにてベルトがかかってるプーリーが酷く擦らず空回り出来るかの確認は必須。
ガリガリ擦る(クリアランスが狭い)
ワッシャーの厚増
隙間が多く見え、エアコンオンでコンプレッサーが回らない、または、スリップ気味(クリアランスが大きすぎる)
ワッシャーの厚減
左上のスナップリングはプーリー固定用です。
私はマイナスで外し組み付けしました。
15
車体に組み込み、電ファンやラジエターの固定も終え、作動確認とれたら完成ー!
エンジン回転数同調でガーガラガラって音が消え、エアコンもON/OFFバッチリ。
延命処置としてはしっかり出来ましたd( ̄  ̄)
今回ギアプーラーを使ったのもあり、ラジエターの、フィンを1cmぐらい表面的に潰してしまった…
私のはぎっりぎり当たりませんでしたが、作業中当てた感じですね。
ラジエターの底、片足外して手前に持ち上げてズラすと1〜2cm手前にずれます、あとは工具メーカー次第で当たるか当たらないかです…
ダメなら工具買うかラジエター降ろすかです(笑
組み付けた組み合わせは、
エアコン本体、現車のん
プーリー (ベアリング)ドナー
クラッチプレート、現車のん
これも余談ですが、見比べるとプレートの形状違うんです…
基本寸法は同じに見えたのでそのまま使いました(笑
ドナーはNB1かな?
私のNB2はプレートにダンパーがついてました。
NB1はソリッドです。←(よく見ると2分割をパネルでリベットしてたので、多少ダンパー機能はありそうです)
このダンパーは、プーリーにクラッチが繋がる時の衝撃吸収ですね、知らない所で良い仕事してました。
ではこれで、備忘録終了します…(( _ _ ))..zzzZZ
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