
やってしまいました・・・
先日の土曜日の夜、とあるパーツの交換作業をしようとマンションの駐輪場からバックで出していた時に右にこかしました。
押しゴケ、フルバンク停車、外装慣らしなどとも言われるやつ。
納車から二か月弱。走行距離1597km時点。
二度と同じ悲劇を繰り返さない、再発防止のため、自分への戒めとして原因と対策をしっかり考えます。
まず、原因を考えると、以下の2つ。
①これからのパーツの交換作業のことを考えていて、集中力に欠ける状態で動かそうとした。それと、乗り換えてから、2か月弱経って、油断、慢心があったのかな。
②作業中、暑いだろうということでバイク自体に乗る予定は全くなかったので、ラフな格好。ポリエステル100%の滑りやすいTシャツで駐輪場へ行った。
そのために、はじめは普段の感じでしっかり腰をバイクに付けて後ろに押そうとしたら、グリップしなくて滑る。
仕方なく腰をバイクから離した状態のまま、両手でハンドルを持った状態で下がってしまった。
その結果、バイクが直立した状態のまま下がることになり、わずかに右に傾いてしまった時に全く抑えられなかった。
やっぱり、②の原因が大きいかな。
今まで、Monster696だとバイクが軽いのもあって、両手でハンドルを持って下がるというやり方でもなんとかなってたのが、バイクが30kgぐらい重くなって、かつ大きく、ハンドルが遠くなったことで、誤魔化しが効かなくなったんだろうなあ。
それで対策として、
①作業予定だろうとしっかりと、目の前のバイクの押し引きに集中する。
やっぱり、集中することが一番。気を抜かない。油断しない。
②バイクを動かすときは滑りにくい恰好で。ポリエステル100%なんていう、滑りやすい服装では動かさない。
当然のことながら、バックで下がるときは両手でハンドルを持って動かさない。
セオリー通り、腰をしっかりとバイクに付けて、自分側に少し傾けて、ハンドルとシートを持って動かす。
次に、今回の被害状況を整理してみます。
引き起こし直後の状態、ぱっと見、交換が必要となるほどの破損個所無し。
各部のアップ。
①バーエンドの削れ

こかしたら当然傷つくのでやむなし。
ハンドル周りで言うと意外なことに、ブレーキレバーとミラーは無傷。
レバーが全くの無傷だった点は優秀。これで安心してツーリングが出来る笑
②タンク上面の擦り傷

タンクの地面に近い端は無傷で凹みとかは無し。
今回、スクーターのフェンダーにかすって付いたが、傷は浅くコンパウンドで磨いたら簡単に取れた。
③フレームスライダーの削れ

納車時に付けていて本当に良かった。大活躍。おかげでラジエーターは無傷。
④ステップの削れ&リアブレーキペダル曲がり

ステップの先端がわずかに削れたのと、リアブレーキペダルが内側に曲がった。
ペダル部はアルミ鋳造のパーツなので、倒すと簡単に内側に曲がる模様。
この時は曲がりに気づけず、日曜にバイクで走ったときにブレーキの引きずっているわずかな違和感とブレーキランプが付きっぱなしだったために判明。
強引に手で手前に引っ張って直した。
エキパイに手が当たって火傷を負いながら・・・
⑤タンデムステップのところの削れ

タンデムステップ本体でなく、そのステーが少し削れました。ごついアルミ鋳造のパーツなので、曲がってはいない。むしろ、マフラーを守ってくれて役立った。
⑥フロントフォークスライダーの削れ

これも順当に役立って、仕事を果たしてくれた。ありがとう。
⑦ヘッドライトの擦り傷

今回、これが一番の問題。スクーターのフェンダーにかすったことで、擦り傷が。
出来ればやりたく無かったが、コンパウンドで磨いても、傷は取れず。
むしろより細かな擦り傷が。
今度、もう少し粗い番手の耐水ペーパーから始めて磨き直しみるか。
もし、ヘッドライト交換となると工賃込みで4万ぐらいかかるようなので、それは避けたいところ。
⑧エキパイの擦り傷

焼き色を落とすのに磨こうと思っていたところなので、問題なし。
⑨マフラーの擦り傷

ほとんど見えないところなので、気にしない。どうせマフラーも交換予定なので、OK。
ということで、細かな傷がついた個所は多いですが、フレームスライダー、フロントフォークスライダーの活躍により、大きな損傷はほぼ無く済みました。
今回のことをとてもポジティブに考えてみると、
①通常の立ちごけ程度なら、ほぼ無傷でツーリングが継続できる仕様ということがわかった!
②外装慣らしも完了し、次にまた右にこかしても今回ほどは精神的に凹まない!
(左にこかしたら、多いに凹むが・・・)
③フルカウルじゃなくて良かった!外装の気になる大きな傷は無し。
(それもあって、フルカウル車は乗りたくなかったりするんだよなぁ。)