以前、JT**1ハッチの錆に対する脆弱性を発見し、お知らせいたしました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/656557/blog/31427396/
こちらです。
セダンより、クーペより、ハッチが一番錆穴が開きやすいです。
上記、未対策の方はお急ぎください。
そして今回、191S全車の新たな定説を発見しました。
またしても緊急レベル【高】です。
平均20万キロ近辺でトランスファ不調が発生します。
最悪の場合自走不能&、現物の修理不能になります。
ショックすぎて涙が・・・
該当の方、チェックをお勧めします。
●なぜ?
191Sは4WDのため、トランスファの中で駆動が90度向きを変えます。
プロペラシャフトってドライブシャフトと向きが違いますね?
トランスファ内にハイポイドギアがあります。これがヘリカルギアなど、他のギアと比べて非常に緻密な調整が必要になります。
参考画像ハイポイドギア
で、そうです。後ろのデフの中にもあります。
ギアのサイズ的な問題や、エンジンに近く重量的な面や、エンジン近くで駆動ロスが少ない=負荷大
などで、
Rデフよりも先に問題が出るようです。
バックラッシュ増大により異音→そのままにすると損傷
となります
●対策は?
トランスファオイルの交換サイクルを再検討してください。
20万キロが近づいたら音がしないか耳を澄ませてチェックしてください
アクセルオンの加速時に「ミーン」「ウイーン」という唸り音が聞こえたら、すぐにトランスファを下ろしてOHをお勧めします。
最初は小さい音なので気づかない人もいます。
そのまま数万キロレベルで走行を続けるとトランスファが全損します。
小さい音からだんだん大きくなってくるケースと、小さい音からいきなり損傷するケースがあるようです。
現物のOH(ベアリング交換、シール交換、調整)で済む場合、100000ほどです。
全損している場合→新品はASSY、ギア単体、シムなど1個も出ませんので、別のトランスファが必要になります。
トランスファは
【時価】です。
今回は総額200000に近づいています・・・。
参考ページ
以前の修理はこちら
ギア修正が出来る加工業者さんもありますが、
全損レベルは作業を受けてもらえません・・・。
というか、ハイポイドギアをカットできる機械を持っている会社、日本に1社しかないようです・・・
別のリングギアとピニオンを移植する方法もありますが、
高額&ストリートユースには不向きです。
というわけで、修理の予定立ての参考にしてくだされば幸いです。
貯金~貯金・・・。
今までは唸り音以上のトラブルを見ていなかったので、OHすれば直ると思っていました。
ここ1年で全損トラブル相談を2、3件お受けしています。
※FFは駆動が平行移動するだけなので、ここまでシビアではないようです。
Posted at 2014/11/05 23:06:42 | |
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