前ブログでは少し脱線してたまたま遭遇した自衛隊車両を取り上げましたが、今度は本業のトラックネタを
まずは最近見なくなったなと思う慣習をやってたスーパーグレート
フロントフェンダーやリヤフェンダーに注目して頂くと、ぶら下がった束ねた使い古しの荷留め用ゴム
走行中にタイヤの側面で擦れさせてタイヤの汚れを落としてキレイに保つ工夫ですが、これやってる車を久々に見た気がします
昔はダンプなんかがよくやってた印象ですね
あとはホイールのステップリングも見る機会が少なくなりましたし、さらに遡れば引きずりのデッドアスクルのシングルタイヤなんかは絶滅しましたね…
後者はGVW20tまでしかなかった時代だからこそなしえた業なので、GVW25トン車が主流の時代にはまず出来ないでしょうね
それに、今やシート掛けが必要な平ボディは一部業種を除いて、ウィングなんかに取って変わられて減った気がしますね
平ボディがあったとしても荷高の4軸低床を好む会社も多いですし
この古き良き?慣習に3軸高床の男の1枚アオリのスタイル、ちょっぴりレトロな鱗ステンのシートデッキにキレイに納められたシートが素敵に思いました
キャブライトのスーパーグレートも最近では見かける機会が減ってきたなと思う次第です
次は、最新型2連発
まずはセンスいいなと思った現行クオンのウィング
カラードパーツとメッキパーツの使い分けが絶妙ですし、ハイルーフにドラッグフォイラーの組み合わせも素敵です
大型トラックで唯一のディスクブレーキ搭載車種ですがどんな感覚なのか一度味わってみたいものです
こちらはまるでメーカーの完成車プールからそのまま来たような、素のフルノーマルで白キャブの現行ギガ
飾り気はなくとも他の3メーカーが旧世代のキャブの基本デザインをキャリーオーバーした中、唯一全て刷新しただけに先進性を感じるデザインですね
現行なら4メーカーの中で一番好きなデザインかもです
お次はレトロ2連発
まずは840フォワード
先代フォワードの中期以前すらなかなか見かける機会が減ってきた中で、840がまだ関西の都市圏で見られたのにはビックリです
走行距離の伸びづらいダンプやユニック、ローダーといった特装車は長生きする印象ですが、例に漏れずダンプでした
その後来たのがさらにビックリ、初代ファイター
例に漏れずこちらはローダー、しかし初代ファイターも標準幅の生き残りはまれに見ますがこちらの個体はなんとワイド幅(3連ワイパーがその証)
今やワイド幅は尚のことなかなかお目に掛かれないなと貴重品だなと
ザ・グレート用の純正メッキバンパーを流用装着しているのにオーナーさんのセンスを感じますね
あとは見なくなったといえば速度表示灯が付いたトラックもすっかり見かけなくなりました
こちらはKL-初期の速度表示灯付きのギガで、エアサス車はまだギガマックスを名乗ってた時代でグリルにGIGAMAXのエンブレムが付いてます
速度表示灯も今や4~50台のうち1台付いてたらいいんじゃないってくらい見なくなった気が…
それもそのはず2002年に設定廃止されたプロフィアテラヴィを除けば2003年前半で全メーカーから設定廃止されたので、新しくても16年オチ…見なくなるはずですね
同様に最近急速に減っていってるなと思うのがJISホイールを履いた大型車
ポスト新長期規制が開始された2010年春あたりから本格的に普及し始めたので、新しい車でも9年…今後は次々代替時期に差し掛かって数を減らしていくものと思います
少し前まではISOホイールを履いたり、同時期から標準化された赤と黄の縞々の後部反射板を付けたトラックを見ると新しいトラックだという印象でしたが、逆に今ではそちらが大多数派になってしまいました
少し前までは排ガス規制にも適合していたこともありKL-やPJ-規制あたりのトラックが大量に走ってましたが、寄る年波には勝てないのか老朽化による代替が進んでるんでしょうね
特にビッグサムやプロフィアテラヴィなんかは急激に見る機会が減った気がします
今のうちにその辺の時代のトラックを記録しておきたい限りです
おまけはかなりディープなネタ2つです
まずは空荷と思われるクオンですが、ビッグサムの時代からUDの大型(特に3軸高床)は空荷だと前のめりの前傾姿勢なんですよね
それがよく分かる写真が撮れたのでネタにしましたが、それがまた魅力的です
逆にギガは少し尻下がりの印象なんですよね
こちらはJISホイールを履いて6キューブグリルになったポスト新長期移行前の最終型(2007~2010年式、PDG-もしくはPKG-のCYJ)ですが年式を感じない美しさを保ってて担当ドライバーさんの手入れの良さが伺えます
このあたりの年式も見た目がくたびれた車が増えただけに好印象です
中古トラック屋で働いてた時代はこの辺は最新型でしたから月日の流れを感じますね
もう1個のディープなネタはやっぱり大型の中でもユニック付きの4軸低床の平車のカッコ良さは格別だなと…
1軸目と2軸目の間にアウトリガが鎮座する姿が所謂萌え?ポイントです
こちらのスーパーグレートはハイジャッキなのもポイント高しです
宝くじが当たったらスーパーグレートVをベースに、アイバワークスのオールステンの平荷台にぶっといタダノZESTのZF600シリーズを架装した無駄に過剰スペックな大型を自家用で乗り回してみたいもんです
と、かなりマニアックなブログに長々とお付き合い頂きありがとうございました