これは私のSC33のドライブチェーンです。
ちょっと油断していたら、こんな錆び錆びに…。
プレートのメッキは剥がれ、ピンも深い錆です。
これを見て私は少なからずショックを受けました。このチェーンはDIDメッキチェーンの最高グレードのものです。それがこうなってしまうのですから、ガックシな訳です。
最近はチェーン給油不要論が話題です。
画像のようにピンとブッシュの間にはグリスがオイルシールで封入されていて、給油する必要がないというのが理由です。さらに”メッキは錆びない”そして”ローラー面の油分は遠心力で飛んでしまう”というのも理由の一つです。
ならば、面倒な給油はする必要がないと主張される訳です。それは分かると言えば分かります。
しかし”チェーンはメンテナンス不要”といった主張に発展してしまうので、これは間違いだと思いますね。チェーンは常に埃や砂塵を巻き込んでいます。沿岸地区で走れば塩分も付着するでしょう。放置していれば冒頭の画像のように錆錆チェーンになってしまうのです。
錆はオイルシールを傷付けグリスは流れ出てしまう可能性もあります。
私は”給油する派”です。
以下、私のメンテナンス方法です。
チェーンオイルはVIPROSのレイキッシュを使っています。
これはサラダオイルのようにサラサラで浸透するのです。それでいて飛び散り殆どありません。ローラーとブッシュの間に吹き付けると、汚れが流れ出てきます。勿体ないのですが、チェーンクリーナー的に使います。そして一回り念入りに拭き取ってやります。ウェスは結構黒くなりますね。これでローラーとブッシュ間のグリスアップと油膜をプレートに残す事が出来ると思います。ベタベタに注油すると良い事がないので、そこは気をつけます。
私はチェーンクリーナーは使いません。シールへの攻撃性はゼロではないと思いますので…。
ローラーは一回転するような運動をしている訳ではないのですが、ここには油分があった方が良いと考えます。スライダーと接触しするときなどはそれなりにフリクションになると想像されます。最近はレジーナのようにローラーに特殊表面処理をしたものもあり、給油不要と謳っているそうです。
”給油不要”でも良いと思います。
でもメンテナンスフリーではありません。
汚れを落として、プレートを錆びないようにメンテナンスするのが大切です。
私は給油します。
やっぱり、ホイールの回りが軽く感じるんですよね。
これはプラセボではないと思います。=^_^=
Posted at 2023/04/09 08:22:58 | |
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