先日のVTEC確認に際し、オマケで特に注目なのが
コンデンサーチューンです。
電圧安定装置は色々な意見があるのはよく知っていますが、僕の中でお薦めできるのは
価格の高い市販品より、コストだけでなく中身がより優れた自作品であることに変わりありません。
電圧が上がればトルクが上がる、それは当たり前のことですから、バッテリーと合わせて
交換しても違いは分からないでしょう。
でも、ATS号や師匠のクルマでも、エンジンへの安定電圧供給の為にコンデンサーを
採用しているのは紛れもない事実です。
ちょっとウソ臭い文章で冒頭を書いて見ました(爆)
ネタが無い無いと言いながら何気に色々やっているATSです(^^ゞ
そして
新たな兵器の導入です(笑)
久々に体感で明らかに感じる事ができたので焦るほど驚いてます(汗)
皆さんもよくご存じの
ホットイナズマや雷神系の電圧安定装置です。
何を今更~と言われるかもしれません。
もしかしてみんなとっくに付けている!??(滝汗)
中身は単なるコンデンサー。 古い考えの商品です。
ただ、始めに言っておくと、各メーカーから販売されているこれらの商品は
販売する上での数々のテストや品質、安全性、パッケージ、流通マージンを考慮して
それなりに適切な値段だと思っています。
当然、保護回路や動作確認用のLED、電圧確認などなどの付加機能有りで。
実は自分の場合、7年程前か?発売当初に装着して、僅かながら?体感
出来たものの、ふ~ん・・・ってなもんでした。
むしろ問題は壊れた時でした。
有る時、いきなりエンジンがバラつくと言うか吹けなくなったが原因が分からず。
ふと、バッテリーの両端子に接続してあったこの手の商品を見ると中から液漏れをしていた。
で、外したら復活。 たぶん、内部が破損してプラスとマイナスが導通したのかもしれません。
とにかく、この嫌な思い出が強く残っているのでこの手の商品はもう装着しないぞ!
マイナスのアーシングしかやらないぞ!と誓ったのでした。
そして月日が経ち、数週間前に師匠の一人とエンジンの電圧・パルスなどなど小難しい相談を
していたら、このコンデンサー装置の話になりました。
日々テストに明け暮れ、いわゆる真実を知る一人のエンジニアの師匠が”不思議と良い”と
言うんです。。
”え~、、、ウソ~ 最新のバッテリーに交換したし、自宅では常に最新のトリクルフロート充電器に
繋いでいるからバッテリーはビンビン! そんな効果は無いっしょーーー!”と。
だが、聞くと、私の知識はやはり6~7年前で止まっており、その後かなり情報も増え、
その効果が実証されていると。 事実、噂ですが、マツダの最近の新車は車両に
このコンデンサーが組み込まれているとか。。
ご存じの通り、昨今のハイブリッドブームで電池の重要性が取り立たされている中、
メーカーでの研究開発も当然盛んで、今まで知り得なかったバッテリーの謎がどんどん
解明されているとの事です。
なぜ?そしてどうして?どうなったらバッテリーは劣化するのか?
私も真剣にラジコンをやっていた時は勝負を制するのはモーターとバッテリー。
ことバッテリー管理が肝で、そりゃーセル単位で管理してました(笑)
パルス充電やリニア充電、バッテリーの温度管理まで(爆)
で、話は単純に電圧の安定化だけではなく、ノイズの除去や各電気機器が必要とする
瞬間電圧を個別に補い、安定化させる事だとの事。
とにかく私の巨匠の一人がいいと言うので反論の余地はありません(笑)
これもまた
論より証拠と言うか、まずはやってみる!!
ただし、不調になったらその場でポイ!
さてさて、何度も言ってますが私は電気音痴。プラスとマイナスしか分かりません。
でも、ネットで調べて見ると驚くほど様々なページで研究しつくされています。
2輪も4輪も、はたまた24Vの車両まで効果があるとか!
専用回路や作動確認用LED、アルミシートヒンクなど拘ればキリがありません。
逆に拘らなければ、防水さえすれど、タッパーの容器や塩ビ管にコンデンサーを入れるなど
にしても良し。 もう何でもアリです(笑)
仕組みは至って簡単。
コンデンサーを並列でつなげるだけ。ただそれだけ。
つまりコンデンサーのそれぞれの足のプラスはプラスだけ、マイナスはマナスだけで
寄せ合って繋ぐだけ。
※コンデンサの白帯がマイナスなので絶対間違えない事。
何かがあると怖いので汎用のフューズボックスをプラスの線の間に入れるべし。
回路の中にフューズを組み込むもよし。外の配線の間に入れるもよし。
ホント、プラスとマイナスだけ分かっていれば誰でも出来る事なのでだからこんなに
サイトも見つかれば、皆さんやられているんですね!
すると、ありがたい事に黒師匠が”余っているからやるよ!”とバラバラとコンデンサーや
基盤などを送って下さいました。
ホント、黒兄貴、いつもいつもありがとうございます<(_ _)>
今度、厚いハグをさせて下さい(爆)
基盤なんて触るのは初めて触った
F1ランプの製作の時以来(笑)
さて、肝心のコンデンサーですが、何をいくつ使うのか? 種類は?
ネットを徘徊すると皆さん色々やられてますね~
で、どうも答えが無い感じ。 むしろ多ければ多い程良いっぽい??
ちなみに有名なホットイナズマの中身はと言うと
470μF 1個
4700μF 1個
このたった2個だけ~(^_^メ)
調べると、このμF(マイクロファラッドと読むらしい(笑))はコンデンサーの
容量を示していて、数字が小さい程容量は小さい訳だが、放電速度が速いらしい。
逆に4700と大きいサイズは蓄電は多いが放電速度がジンワリと遅いとの事。
つまり、車両に使われている何がしの電気機器が必要とする電圧を補うにしても
どれがどのくらいと言うのは当然分からないのであらゆる種類(サイズ)を用意して
並列に繋いじゃえばいいじゃん! と言う感じらしいです(笑)
さしずめ、電圧レスポンスチューン??
ただ、多ければ多いほど大きくなっていくだけなので、私の場合はバランスと言うか、
とりあえず小型から大型まで一通り揃え、小さいものだけダブルで装着
というパターンが良いのではないかと考えました。機能と大きさのバランスですね。
コンデンサの事を詳しく勉強したい方は
こちらをご覧下さい。
正直、ワケワカラン(@_@;)
さて、コンデンサには使用電圧と耐電圧や耐温度がありますのでご注意ください。
私は耐電圧50V、耐温度85°品にしました。
本当なら105°がいいのかもしれませんが、あんま関係無いでしょう(笑)
で、まずは最近よく通う秋葉原の例のオヤジのところに行きます(笑)
”オヤジ! 車を速くするコンデンサとやらを売ってくれや!!”
”おぉ~ そんならこれがそういう輩に売れ取るからこれやろ!”
”もっと気の効いたワザでも無いんかい??”
”俺ら電気屋にはよー理屈が分からんが、高周波のノイズを取ると言う意味で
このちっこいのも入れたらどうや?”
”それいくら?”
”\30や!”
”やすっ!駄菓子じゃないんだから(笑) よし、それもくれ!”
ってなやり取りで不足分を買ってきました(笑)
私の場合、何より欲しかったのが、ピッタリというかS2000のバッテリー横における
ベストサイズの箱。 箱のサイズから決めて中を作ろうと決めていました。
で、購入したのがこちら。
そしていきなりですが、その中に入るギリギリの基盤を切り出して早速押し込めて
作成したのがこちら♪
とりあえず、我が家のファミリーカー用のコンパクトパターン(左)と、
愛車S2000用のスペシャル版(右)です。
ファミリーカー用 合計11,120μF
4700μF X1
3300μF X1
1500μF X1
680μF X1
470μF X2
0.1μF X1
S2000用 合計12,720μF
4700μF X1
2200μF X2
1000μF X2
680μF X1
470μF X2
0.1μF X1
ちょっと悩んだのが、基盤裏の足の接続をキレイにして並べるか?
スペースをセーブしてとにかくみっちりとコンデンサを並べるか?
私は後者を選びました。 もうケース内にギッチギチです(笑)
その結果、基盤裏の接続はもうとにかく気合と気分で繋げます(笑)

かなり適当にやりました(笑) いいんです。繋がれば(爆)
表から見るとこんな感じになりました。まさにプラスとマイナスの配線だけ。
そして、何とかケースに押し込んでからヒューズ(10A)を付けて完成♪

S2000のバッテリー横の位置に合わせて配線の長さもピッタリで作りました。
ここで、費用をまとめて見ると1個を作るのに秋葉原購入
原価はおおよそ\2,500です。
コンデンサ(\100~\480)、基盤\240、ケース\180 などなど・・・
私の場合、黒兄貴から殆ど部品を頂いた為、不足のコンデンサを数個買い足しただけなので
1個を作るのに正直、\1,000もかかりませんでした(笑)
いや~ 安上がりで助かります。 兄貴に感謝です<(_ _)>
そんな訳で、まずは怖かったので小さい方を19万キロのファミリーカーに装着してみました。
んっ???
アイドリングが安定する。
出だしのトルク感がUP
オートマの変速ショックが少ない
中間域のアクセルレスポンスが良くなり、速くなっている!??
おいおい、まさか、おいらがプラシーボ??
いやいや、誰よりもこういうオカルト系商品に厳しく、基本信じないのでそんなはずは無いと
しばらく走ってもインプレ変わらず。やっぱり良くなっている。。。
古い過走行のクルマだからか?
これに関しては、後日うちの嫁の様子を見て見ようと思います。
もちろん、装着した事も言っていなければ、何も知りません。
以前、だまってK&Nのエアクリを装着した時は、
何か車がブンと前に出るようになった~
車の前方が何か空気漏れたり吐いたりする音がする!壊れてるんじゃない?
などと言った事もある嫁なので本人が変化に気付くかかなり楽しみです。
とにかくだまっておきます。。
とにかくも電気配線的に問題無さそうなのでもう一つの方を早速S2000に装着してみました。

バッテリーを外さずに入れこめるギリギリのサイズでした(汗)
なぜか、どれも最初にバッテリーに繋ぐとバチっとします。
空のコンデンサにいきなり電気が入っていくからかな?
2度目以降はバチっとしません(笑)
さて、昨日も書きましたが、ここでいきなり実走インプレを共にVTECチェックに行きました。
はい。やはりこちらも明らかに速くなっています。
速くなると言うより、トルクアップしてます。
一番乗り慣れている自分の車だけに変化は明らかです。
エスでのインプレを言葉にして選ぶとすると、
まず思ったのは、乾燥した涼しい空気を吸って
妙にパワー感とツキのあるエンジンフィールに
なった感じです。
さしずめ、真夏のもったりしたエンジンがいきなり冬のエンジンになった?
もちろん、3日の気候は乾燥した秋晴れではありましたが、いきなりここまで変化はしないはず。
ここのところ毎週チョコチョコロガーのお勉強で乗り回していたので余計に分かります。
細かい事を言うより何より中間域のアクセルレスポンスが良くなり、速くなっている!??
実に面白い。
と言うのも、後日改めて詳細を書こうと思っている空燃比計が面白く、最近ずっと走りながら
凝視しているのですが、このコンデンサを装着したら、低回転から高回転までの全域の空燃比が
回転によっては
約0.3ぐらいリーンになったのです。 つまりより燃焼効率が上がった?
一概に言いきれませんが、濃い空燃比がよりリーンに働いているのです。
つまり、怪しい体感(笑)だけでなく、空燃比の数値でも変化が見れた訳です。
まぁ、そうは言って馬力で言うと大した事ないだろうし、高回転域は当然アクセル全開な
訳ですから全然変化は分かりません。
試すには筑波の裏ストの進入で回転が僅かでも伸びるか?でわかるかもしれません?
とにかく、3日はVTEC検証の方が優先だったので今後もう少し突っ込んで調べてみます。
出来れば付けたり外したり何かもして本当かどうかの効果の確認を今一度やってみます。
どっちにしてもまだ疑っているクチなので仮装着なんです。
もし、恒久的に装着すると決めれば、ケースの中をシリコンで埋めたりして防水処理。
ケースの外側には耐熱クロスを貼って仕上げようかと。
でもやはり注意しなければならないのは
コンデンサという物への理解だと思います。
電解コンデンサーの寿命は規格85℃で1000時間と記述されています。
置かれる環境の温度が低ければ何倍も持つとか?
そして寿命を迎える時はコンデンサのアタマが膨張して破裂し液漏れするらしい。
以上の事から装着後の定期的チェックも必要ですし、とにかくエンジンの不調を感じたら
まずは取り外す事を忘れてはなりません。
まぁ、相変わらずお金のかからない(かけない)チューンなので盆栽状態ですが、
興味深い結果と相成りました。
重ねがさね黒兄貴には頭が上がらない(笑)