
サーキットで走行すると、みるみる水温や油温、ブレーキや
タイヤなどが熱ダレし、誰もがクーリング走行を行い冷やします。
これはサーキットを走る方なら頻繁に行う行為なのですが、
効率的かつ素早く落とす事が出来ないものか?
とATSはクーリング中によく考えます。
クーリング中にクラッチを踏んで空ぶかしをする事によってウォーターポンプをビュンビュン
回した方が冷えると言う都市伝説はあれはウソですね(笑)
一般的なクーリングは3速ないし4速でおおよそ50Kmから70Kmの速度でブレーキを
なるべく踏まないように流すと思います。
さらには辛いですが、ヒーター全開にもします(これは凄く水温降下には効きます!!)
でも、吸気温度を常に表示している私はクーリングではむしろこの吸気温度が上がってしまう
事に気付きました。
とはいえ、走りだせば当然冷えるのですが、ご承知のとおり吸気温度センサーの変化は遅い。
私の場合、以前は皆さんと同様、筑波の最終コーナー手前から加速してアタックに
入っておりました。
でも、この吸気温センサーのズレを気にするようになってからはその一つ前のコーナー。
つまり2ヘアの立ち上がりからもう全開走行するようになりました。
これで現状はばっちりフルパワーです(車は遅いですが(爆))
(これは真冬ではありません。この時期でのパターンです)
ただ、この吸気温や吸気温度センサーの事を意識するようになってからは上記の
クーリング方法にさらに効果的な手法が有る事に気付きました。
理屈と照らし合わせても合点がいきます。
それは
クーリング中も”アクセル全開!!”です。
何をバカな事を言っているんだと思ったでしょ!?(笑)
いやいや、マヂですよ!!
やり方はこうです。
ホームストレートと裏ストレートで時速50Kmから6速ホールドでアクセル全開にする。
苦しいながらも回転はゆっくり上昇し、時速100Kmぐらいになったらアクセルを抜き、
また50Kmまでエンブレで自然に速度を落とす。
以上です(笑)
どういう事かと言うと、スロットルバタフライを全開(ワイドオープン)にする事によって
インマニ内に空気(吸気)を導き、
インマニを内部から冷やすよう心がけるのです。
クーリング中はゆっくりと走るのでバタフライは殆ど閉じている。
そうすると流入する吸気がバタフライで遮られ、一方で低回転ながらもシリンダーは
輻射熱で内部の温度が逆に上昇する。
それをアクセル全開(バタフライは真横を向く)にする事によって吸気が流れ、熱上昇を抑えられる。
ただし、
これはインジェクション車限定です。キャブでこれをやったら大変な事になります(笑)
ECUはエンジン回転とアクセル開度や吸気管圧力など様々な要因を元に燃料を噴射
していますのでアクセル全開にしたからと言って燃料は全開噴射されません。
以上の考察を元に前回の走行から試みました。
結果は分かりづらいし不慣れ感バリバリですが、悪くはありませんでした。
というのも、結局クーリングは回転を抑えつつも”それなり”の速度で風をラジエーターに
当てなければそもそもエンジンは冷えない。
なのでハイギア低負荷で風を当てる為に60Km~100Kmぐらいでやさしく流すのが
ベストと考えると、そのクーリングの過程でストレートではたまにアクセルを6速100Kmまで
全開にしてインマニを冷やすのも有効。
目視で吸気温度を確認するとやはり落ちは早かったです。
ただ、これが正しいのかはトータル的には分かりません。
こんな事まで考えている奇人もそんなに居ないかと(笑)
※いや、めちゃめちゃ居るはず!!
メカの事を知り過ぎている私だからあれやこれや色々な事を考えちゃいます。。
是非、吸気温度表示が出来る方がいらしたら試してみてください。
微妙なインプレかもしれませんが(爆)
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Posted at
2011/05/24 08:38:36