
5月4日のファミリー走行においては時間をかけて
万全の整備をし、我が愛車としては今ままでに
無いほど絶好調でした。
でも、気温が高くなったのもありますが、乗っていた
私からすると車は今までより?速くなったのは
間違いないのですが、他はもっと速い??(笑)
周りと見比べると見劣りと言うか遅く感じたりして切なかったです。。
当初から申し上げておりますが、悲しい程のハズレエンジン??
私の思いつく限りのチューンを行ってこのノーマルエンジンを奮い立たせて
きましたが、もう打つ手はありません(泣)
・無限ECUにアルティメイト補正での現車合わせデータ(数知れず)
A/F値は全開時は常時12.5
・吸排気チューン
・水温・吸気温補正無しのフルパワー
・圧縮は出ている。(抜けて無い)
・その他書ききれないほど色々。。。
これまで数多くのS2000を乗らせてもらった経験から言うと、
もっともアタリエンジンは1位Say-yoくん、2位ぶん蔵さん でした。
この2台はノーマルエンジンで吸排気系はもちろん変更済みで似ているのですが、
妙に速いんです。。 トルクがあって高回転のパワー感が最高。
特徴としてはめちゃめちゃブローバイが多い。
ちなみに私はどんなに走ってもブローバイがゼロ。不思議でしょ!?
まぁ、だから私のエンジンはこんなにブン回して酷使していても壊れないのかもしれません。
でも、そこを言い訳にしても仕方ないので出来る限りの事をしている訳ですが、
やっぱりハズレはアタリにならないんだと言う事が身に染みている次第です(泣)
逆にポジティブな私としてはエンジンにお金をかけてきっちりやれば伸び代はアタリの人より
大きいはず!!(笑)
と言う事でまだまだドラテクに勤しみたいと思います。
直線で抜いて行くのはどうぞ!どんどん置いて行かれるのには慣れています。
でも、コーナー立ちあがったらバックミラーを見てくださいね。
意外と真後ろに居たりしますので(笑)
さて、4日の筑波ファミリー走行時にはいつものように各種データを取りましたので
まとめてみました。
【ブレーキ】
前後O/H実施と同時にWPC加工。パッドも前後新品で慣らしも万全。
今までこんなに良かったのは初めてでは?と思えるぐらい絶好調です。
O/H&WPC加工で引き摺りが皆無になったせいか街乗りから
車が軽く感じます。 先の信号が赤でニュートラルに入れて惰性で進むと
感動するほど転がってくれます(笑)
これまでフロントには
DS2500、リアにはCC-rgと言う組み合わせでした。
Sタイヤにはフロントに
DS3000がハマりますが、ラジアルではちょっと効き過ぎ。
今回、リアに新たに
アクレRacing PROを投入したらこれがばっちりハマリました。
走行後のパッドの焼けやサーモペイントから判断して温度が高過ぎず低過ぎず。
ちょうど良い温度帯に入っています。
一般的にリアパッドの評価は体感ではわかりずらいものがありますが、
フルブレーキングにおけるリアの挙動がこれまでより明らかに安定しました。
フル制動が全く怖くない! 音も出ないし初期から連続周回までタレません。
一発で気にいりました。
ただ、
一転してフロントの制動が少しだけ足りない?ようにも感じました。
クムホのグリップが素晴らしいからか?
リアの制動が上がったからか?
いずれにしてもDS2500ではちょっとだけ役不足に感じる。。。
DS3000 と DS2500の中間が欲しいな~・・・ 今のパッドが無くなったら
フロントにも同じアクレのRacing PROを入れて見ようと思います。
【ブレーキフルード】
これまで長年AP Racingの
AP600を使用してきました。
で、今回初めて
PRF660を投入してみたんです。
結論は殆ど変わりません・・・ もう何回か様子見が必要と思われます。
価格で対比するとAP600でいいんじゃないかな??
ちょっとあやふやなインプレをあえてするとすれば、
PRF660の方がフル制動からのリリースがコントローラブル?
走り込んだ後半のタレが少しだけAP600よりマシかな~と言う感じです。
たぶん、もう少しパッドが減って更に熱が入った時に違いが分かるかもしれません。
何せ、AP600歴は長いので知り尽くしているつもりです。PRF660はもっと踏まないと
まだ確定的に言いきれません。。
【吸気温度】
今回の目玉の一つがコレでした。
直前までインマニスッキリ作戦と称しておりましたが、
実はセンサーと言うより、
実際エアクリを通して内部を通過してくる温度を少しでも下げたい!と言う思いで
インマニに通っているウォーターラインを外したんです。
これがバチ思い通りになりました。 これについては後日改めて吸気温度について
書く予定ですので割愛しますが、思った以上の効果となり、吸気温度は下がるだけでなく
安定!! 外気温25℃下においては如何なる状況でも35℃を超える事は有りませんでした。
街乗りは道中の外気温に左右されますが、それでもこれまでのような高い値は記録せず。
これではっきりと断定できますが、
インマニへのウォーターライン撤去は大きな威力を
発揮します。久々にチューニングらしい結果に結び付ける事が出来ました。
下に書いてある水温の上昇が抑えられた事も従来より吸気温度が下がった事に一因している
と思われます。 わずかな努力でもまだまだ下げられるもんですね~
【排気温度】
これも今回投入した新測定機の一つ(笑)
DEFIのメーターにあえてせず。表示レスポンスに優れ、見やすいデジタル表示器を
ダッシュボードに貼りつけてビデオに映るようにしました。
NAには要らないでしょ!と言う意見も多数聞こえてきますが、プライベートでECUデータまで
変更している私。A/F計を基本としてセッティングしてますが、最後にノッキングや温度上昇
でエンジンを壊すのは無知の証拠。 なので目障りなメーターはあくまで検証と保険の為です。
本当の目的は
NOS噴射時の排気温度の測定にあります。
仮に馬力に溺れ(笑)、NOSのジェットサイズをどんどん上げて行った時、判断できるのは
A/F値ではなく、排気温度なんです。
まだその段階ではありませんが、未噴射の状態でノーマルエンジンの
排気温度データを取っておかないと判断出来ませんので。
で、昨日のベストラップ動画から見て取れるように、全開走行時においては
2速・・・760℃~780℃
3速・・・780℃~797℃
4速・・・800℃~808℃
※上記は全開シフトアップ時の高負荷値です。
今回のピーク値は808℃
排気温センサーの場所はタコ足集合部で触媒の前。
シリンダー直後は想像するに900℃近辺? そこからの距離を考慮すると
悪くは無い排気温度だと思います。 特に問題はありませんね。
※ターボだと見ると心臓が悪くなりますよね(笑)
【ミッション・デフ温度】

※画像は第二走行終了後のピーク値です。
デフ温度・・・111℃
ミッション温度・・・134℃
これまで1年以上重ねてきたデータから分析するとデフ温度は外気温とその時使用する
タイヤ(Sかラジアルか?)
によってもかなり変動します。
もちろん、連続周回を重ねればもっと上がります(上げる事は簡単?)
で、デフ温度は過去データ通り”普通”のピーク値でした。とうぜん、デフクーラーは
ビュンビュン動いて ます。
LSDの作動も良好で効き具合も一定です。デフクーラー万歳!(^O^)/
※クーラー無しなら軽く150℃突破!
そして
今回お初の目玉だったのがミッション温度です。
ご覧の通り、
走行後のピーク値を確認すると134℃・・・
これはセンサーを刺して測定しているだけなのでただ眺めるしかありません(笑)
普段の街乗りでは80~90℃近辺。
高速100Km巡航で90~100℃近辺でした。(おおよそです。外気温に左右されますので)
S2000の6速ミッションは優秀で有名ですが、今回面白い事に気付きました。
どうもミッション温度が130℃を超えたあたりからシブクなってくるんです。
裏を返すとシブくなったな~と感じた時にメーターに目をやり、目視確認をしてました。
これも走っている速度や負荷、使用オイルやドライビングによって変化するので
一概ではありません。(あくまで私の場合と捉えて下さい)
3→2速へはどちらかと言うと叩きこむのであまり感じませんが、分かりやすいのが
2→3速、3→4速の時です。 実は2回程シフトミスをしました。
その度にミッション温度を見ると決まって130℃以上の時なんです。
少しでもクーリング走行をするとミッション内のオイルポンプ潤滑で自然に冷えるのか、
すぐ120℃近辺に温度は落ちます。
従って130℃を超えるとどんどんミッションも厳しくなってくると言う事なんでしょうね!
※もちろん、オイルの銘柄によってフィーリングはおのおの違います。
富士やモテギなどの高速サーキットにおいてSタイヤでの連続全開走行にはきびしい
のかもしれません。 2~3周すれば下手すれば駆動系がパ~になりだすかも!?
以前、
SKRさんでS耐車両はスリックタイヤなのでとにかく
駆動系の温度上昇が
半端では無いと教わりました。 なのでS耐車両はミッション・デフなどのクーラーは常備です。
なるほどな~と勉強になりました。
でも、ミッションクーラーまでつけたくないな~
今後、ミッション温度も記録項目に追加したので要観察と致します。
今まで不要だったので要らないでしょ。
【油温・水温】
水温・・・84℃
油温・・・101℃
今までと違う点はここで書いた
”amis純正オイルクーラーレスキット”の装着で、その効果が
楽しみでした。
ちなみに、過去同じ外気温の時のデータが下記です。
水温・・・92℃
油温・・・113℃
※タイヤはR1R
状況は一定でないので一概ではありませんが、
従来より下がったのは歴然としています。
ピーク値は第2走行のY2で温度上昇を覚悟してかなり連続周回を行いました(全17周)
いつものように強制電動ファンスイッチは常時ON。
一度もアタック中に90℃に近づく事もなく、安心してフルパワーで攻めきれました。
これは秀逸です。
やはり水温が油温を引っ張り、その後は一転して油温が水温を引き上げてますね。。
皆さん、この商品はとてもバカに出来ないですよ!!
どこまでも安上がりなコア増し東北ラジエーターで続きそうです(笑)
お勧めです。
ふぅ~ もう書くのが疲れた・・・
最後の大物、タイヤのインプレに関しては次回にさせて下さい。。。