
2016年晩秋。
長野県は川上村、極々一部の方々には有名?な「鉱石マニアの聖地」と称される『
湯沼鉱泉旅館』に家族
(長女は祖母とお留守番)と鉱石採集合宿に行ってきました
(´∀`∩
私も娘達も決して鉱石マニアとかではなく、「石ころ好き」なレベルだと言う事を予めご承知下さい。
今回訪れた湯沼鉱泉旅館は国内で唯一?合法で鉱石採集ができる極めて稀なスポットでして、当旅館の社長さんが裏山の鉱山跡地を買い取っており、入山料を払えば鉱山跡地で採集する事が出来るのです。
ある意味でアヴァンギャルドな採集スタイルかもしれませんね。
前置きはこの位にしまして、旅館に到着しました・・・

って、噂以上に凄いオーラですね (゚ー゚;)
ゴ、ゴクリ・・・
ある程度の廃墟耐性を体得している私が何故か怖気ずく中、妻と娘達は颯爽と館内へ。

ごちゃごちゃしたロビー
(コラ)には鉱石と対をなす程の沢山の猫がストーブや毛布で暖をとっており、田舎の親戚の家に来た様な何ともほのぼのとした雰囲気が漂っております。
もう何年も掃除をしていないのかなぁ?と思わせてくれる壁や廊下に鎮座する埃を被った熊、鹿、猪の剥製。と・・・
ん
↓↓
「旅館の雰囲気と相反する異質なオブジェですがこれは・・??」(゚д゚)
チェックイン30分程でツッコミ要素が多すぎて既に面倒くさくなってきた中の人ですが、客室へ。
客室はまま綺麗でしたが、カメムシやサイズ大きめなハエやアブ?もいらっしゃりそれらを外に追い出し、取り敢えず精神的安堵感を手に入れて次はお風呂場へ向かいましょう。。。
この様子じゃきっとお風呂場もカオスなんだろうなぁ~「オラ、ワクワクすっぞ」(心の声)
蜘蛛の巣を払いのけお風呂場のある地下エリアへ。
ここでもフラグ回収的使命感も手伝って妻が「ぶら下がり健康機」を嗜みます。
そして気付く、あまり意味ないと・・・
やはり想定の範囲内で脱衣所(特に床や壁)は廃墟でよくみるテイストのやつでした
(ぃゃ、どんなだw
浴場は雰囲気ありますが、現在は天然温泉ではないと思われます。
さてお待ちかねの夕食。
油断しているとネコが襖を開けて何かしらを銜えて持ち去られるので注意が必要(ぇ
ちなみにこちらのお宿の宿泊料金ですが、
一泊二食付きで6500円(入山料(鉱石採集料)・水晶洞見学料込み)
値段だけで言うと良心的な料金設定でして、正直料理は期待はしていなかったのですが、良い意味で期待を裏切る豪華さで少々驚きました。
(下記写真のお料理に加えてあと2~3品ほどありました。)
朝食は普通でしたが、少し席を外していたら鮭をネコに取られてしまうイベントが発生も既に「ツッコミ」を放棄した私には些末な事。
翌朝、前日よりは雨脚が弱まったので、いよいよメインイベントである鉱石採集と「
天然水晶洞」という鉱石の展示コーナーに足を運びます。
先ずは水晶洞から。
入口、雰囲気あり過ぎです(笑
嘗ての鉱山事務所跡を利用して様々な鉱石が展示されているのですが、個人の所有物の域を遥かに超える質と量の鉱石に驚愕しました。
何より展示スペースの広さが半端でなかった・・・


鉱石マニアならずとも一見の価値はあります(あると思います)。
それと旅館の敷地には村の名前を冠し、また長野県の天然記念物に指定されている「川上犬」が飼われています。
かなり広い敷地でして、旅館の方から敷地内の見取り図を頂き散策を始めますが、廃墟や今にも崩れそうな橋など正直やばそうな散策ルートの中でも特に気になった「アヒルボート」
見取り図の案内表記では「ご自由にお乗りください」と記載されているのですが・・
↓
妻:「コレはどうやって乗り込むの?」
←乗る気かw
道草ポイントが非常に多く、性癖補正も相俟って寄り道しまくりでしたがようやく採掘スポットに到着。
娘たちは採掘ゴッコ状態でしたが、何だか凄く楽しそう♪
裏山には嘗ての鉱山関連の坑道や貯鉱場も閉鎖されずに残されており、河を渡ったりと健脚な方向けの採掘ポイントもあります。
そんな場所に行ってはみたいのですが、私には到底無理なので近場で採掘に励みまして、僅かではありますが水晶の欠片を見つけました~♪
まさか本当に採れるとは思っていなかったので、正直驚きです。。。
その道の方からしたら、さもないモノばかりではあるのですが^^;中でもススキ入り水晶は非常に綺麗でした。
と、そんなこんなでリアルに鉱物を掘り起こすという中々出来ないであろう体験は非常に楽しかったです♪
本当はもっとツッコミ盛沢山のイベントがあったのですが、ちょっと長くなってしまったのでこの辺りで締めさせて頂きますが・・・
廃墟・虫・動物耐性を宿泊者に強く求められるネタ要素満載の「湯沼鉱泉旅館」。
「ツッコミ」を装備し忘れると精神的に手痛いダメージを負いますが、そんな所も含めて愛しのボロ宿
(←褒め言葉です)に泊まれたのは色々な意味で刺激的でもあり・・・
我が家の長女は絶対に泊まれないテイストの旅館ではありますが、廃墟耐性を備えている次女と三女は「諸々の汚さ」を意に介さずむしろワイルドに楽しんでいるのが非常に印象的でもありました
(*゚▽゚)ノ
近くには超メジャー林道があり、こちら方面には何度も訪れる機会があるのですが、こんな素敵なオモシロスポットがあったのか・・・と言う新しい発見がありましたし、林道ドライブの拠点としても鉱石採集目的としてもまた訪れてみたいなぁ。。とも思いました。
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味のある建物探訪 | 旅行/地域
Posted at
2017/01/22 20:28:17