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2016年09月19日

メルセデスベンツ新型Eクラス(W213) インプレッション 前編

メルセデスベンツ新型Eクラス(W213) インプレッション 前編 メルセデスベンツの
W213 新型Eクラスが
納車」されてから
3週間とちょっと。


今日は稲蔵さんコバッチさんとゴルフに行ってきましたよー。
W213 Eクラスならキャディバッグも余裕で横積みOKです。


ただ、深さが少し足りないかな?
その代わり床下のトレイはかなり大きいので、これをうまく使えば深さ不足は補えそうですね。




さて、そろそろ皆さんも気になっている(…かもしれない)新型Eクラス(W213)のインプレッションでも書いてみますかね。

…書き始めてみたらいつもの悪い癖でまた長文になってしまったので、今日から2回に分けてアップすることにします。
なお、デザイン(特にエクステリア)は好みもありますし、誰でも分かるポイントなので今回は性能面を中心に評価しますね。
ニュートラルな視点で正直に書きますので、BMWマニアの方々には少々耳が痛いところもあるかも知れませんが、ご容赦くださいませ。


メルセデスベンツ E200 AVANTGARDE Sports



サスペンション

E200に付いているのは「アジリティコントロール」というパッシブ制御のサスペンションですが、ひとことで言ってエクセレント!!
出色のデキと言っても過言ではないでしょう。
同じセグメントに属する現行F10 5シリーズのサスペンションなど文字通り足元にも及びません。(アダプティブじゃなくてノーマル脚との比較ね。)
最近のBMWのノーマルサスはコンフォート傾向が強く、単にフワフワしてるだけになりつつありますからね…
来月のパリサロンで発表される予定の次期G30 5シリーズでは足回りに相当なアップデイトを施すようなので(しかもかなり自信があるらしい…)、期待しながら待つことにしましょう。

Eクラスのサスペンションに話を戻して…
代車のアヴァンギャルドスポーツは19インチタイヤを履いているのでもちろん多少のコツコツはあります。ただ、インフォメーションとしての振動は伝わってくるものの、うまくオブラートに包まれているというか、なぜか遠くに感じるので全く気になりません。
補修跡が続くような不整路面を通過する時も然り。
たぶん外から見るとサスペンションは激しく動いていると思いますが、車内は平和そのものです。

このサスペンションが凄いのは、そんな快適な乗り心地からは想像できないほど運動性能も優れているところ。
例えば、最近のBMWのノーマル脚では腰砕けになってしまうような速度でコーナリングしても粘りますし、高速走行時のバウンス/ピッチングもほとんど感じません。
これは単純に柔らかいだけのサスペンションでは無理で、システム全体のフリクションを相当減らさないと出せない乗り味ですね。ダンパーも含めてかなりコストがかかっているはず。
あと、なんとなくですが、縮み側の減衰力は少し強めに、逆に伸び側は弱めてあるように感じました。(通常のコンフォートセッティングとは反対になるので、僕がそう感じただけかも知れません…)
それから、BMWにはないメルセデスの魅力の一つに路面に吸い付くような高速安定性が挙げられますが、その特徴はもちろんこの新型Eクラスにも息づいています。




ハンドリング

オーナー層を考慮してかW205 Cクラスほどスポーティではなく、いい意味でのメルセデスらしい鷹揚さは残されていますが、それでも往年のネットリした感じに比べるとだいぶ応答性が上がりました。
これには重量配分も奏功しているのではないかと思います。
いま手元に重量配分のデータがないので新旧比較はできませんが、外観を見ただけでも先代に比べてフロントオーバーハングが短縮(リアオーバーハングは延長)されていることがよく分かります。
これは…まさにBMWの文法そのもの。
空力性能的には不利(※)になりますが、「アジリティ」を演出するためにメルセデスは自ら変革している途中なのかも知れません。
(※ 空力性能の話についてはコチラコチラにも書いています。)

ただ、エンジン搭載位置は、異常なほど後方配置に拘るBMWに比べると普通です。特にE200が積む4気筒エンジンだとバルクヘッド側にはかなりの空間が残されています。
金科玉条のように50:50の重量配分とそれに伴う回頭性の高さをアピールするBMWと異なり、元々メルセデスは高速走行安定性を重視して、あえてフロント荷重を重めにしているので、これで正解だと思います。




トランスミッション

9速とさらに多段化されたメルセデスのAT。
BMWのZF製8速ATほどダイレクト感はありませんが、メルセデスらしく非常に滑らかです。
ほとんどショックを感じさせることなくいつの間にか変速していきますし、たぶんZF製ATほどロックアップ領域は拡げていないのではないでしょうか。
一方、多段化されたせいかエンジンブレーキは弱めなので、アクセルを抜いたときに空走感を感じる方も多いかも知れません。
ところが、SPORT/SPORT+モードに入れるとトランスミッションの制御も変わり、BMW以上に積極的にダウンシフトするところが面白いですね。
ちなみに、パドルを使ってマニュアル操作をしたときのレスポンスも悪くないですよ。
応答時間を早めているALPINAほどクイックではないけど、ノーマルBMWのZF製ATと比べても遜色はありません。
ところで、このATはどこが作ってるんですかね?
たぶんダイムラーの内製だと思うのですが…




…今日はここまで。

次回のブログでは、注目の自動運転支援機能ザンネン賞なポイント、そして総論をお送りします。


メルセデスベンツ新型Eクラス(W213) インプレッション 後編 → こちら
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Posted at 2016/09/19 20:15:35

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この記事へのコメント

2016年9月20日 17:17
トシ棒さん、こんばんは。
代車とはいえ新型E200の試乗記、とても興味深く読ませていただきました。

BMW fanとしては耳が痛くなる記述も理解できるような気がします。
安心感のベンツ、走りのBMWというイメージが、内装・装備でベンツ>>BMW、走りでもベンツ≧BMWなんてことになろうものなら、BMWは危機的状況に追い込まれしまいますからね!?(^^ゞ

まあベンツの足りない部分もあるでしょうから、次回の更新を愉しみにしております。
コメントへの返答
2016年9月20日 21:35
最近のメルセデスの勢い凄いですよね。実際かなり売れているようですし…

もちろん「Das Beste oder Nichts=最善か無か」のメルセデスにもザンネンな部分はありました。それは次回のブログで…
2016年9月20日 20:59
こんばんは。

試乗記前編、拝読させて頂きました。

確かに、F10乗りとしては、悲しくなる程の差でした・・・(T_T)

唯一優っている(そう思いたい)ところは、ナビ画面でしょうか?
(スマホのナビのような簡略な画像に見えました。)

それでは、後編、楽しみにしています。(^^)
コメントへの返答
2016年9月20日 21:36
BMWが好きだからこそ、あえて厳しめに書いています。ご気分を害されませんように…

ナビですか?
ふふふ、いい線ついてますねw
2016年9月24日 21:51
Motor Fan illustratedによると、メルセデスは自製ATにこだわり、9G-tronicもダイムラー内製とのことでした!
コメントへの返答
2016年9月24日 21:56
やっぱり内製なんですね。
情報ありがとうございます!

プロフィール

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何シテル?   05/08 12:28
2010年からBMWのカスタマイズコーディングをやっています。 当時はどこもやってなくて完全に独学。日本初でした。
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