ATオイル用レベルゲージの筒　クリーニング

　ディラーにてマツダセーフティチェックを受けてきました。まず最初に、メカニックの方と一緒にボンネットを開けて確認します。ATオイルのレベルゲージを取り出しオイル確認を行うと、写真のような錆の小さいものが多数付着していました。　メカニックの方は何か分からないと言うことで、最悪ミッション交換になるかもとも言われました。そこで他の営業所の方に調べていただくと、ATオイル用レベルゲージの筒の中の汚れが原因で、クリーニングすれば大丈夫と言うことでした。作業手順を教えてもらい、今回の作業となりました。

バッテリーの横のコネクタカバーを外し、２つの大きなコネクタを外します。

コネクタのオス側、メス側ともゴミが入らないようにします。この様なのをしっかりしないと、ゴミが入った、ピンが曲がった等、痛い目にあいます。　（経験者談）

バッテリーを取り外し、バッテリーケースの底にある３つのねじを外せばケースを外せます。

　ゴミ、ホコリがたくさん入っていましたので、ビニールの部分に気をつけて水洗いしました。

（注）　今回はバッテリーを外しますので、各種のメモリーが消えてしまいます。この様な時のために、バックアップバッテリーを接続してやる方法がありますが、キーをACCの状態で２つの大きなコネクタを外すことはとてもリスキーです。もしやるならしっかり確認して行ってください。
　バッテリー交換の際、エンジンをかけながら交換する方もいるようですが、電気をやっている私には論外です。。

バッテリーケースを外した状態です。今回はATオイルのレベルゲージの筒を外したいのですが、ゲージの筒を鉛直方向に引き上げると赤枠のブラケットにぶつかってしまいます。

　このブラケットを取り外せばよいのですが、この下にはエンジンマウントがありメカニックの方に触れないほうが良いと言われました。　（－－；
　　しかしそれと同時に、ゲージの筒を少しだけ倒せば、鉛直方向に引き上げれるとアドバイスをもらいました。

さて恐々と外します。

１、まずゲージの筒の根元付近をパーツクリーナーで徹底的にクリーニングします。

２、ゲージの筒はネジ１つで固定されているので、ケーブルファスナーを外して写真のねじを外します。
　
　これを外すと、筒は回転するようになります。

３、押し曲げる角度が最小になるような位置で筒を引き上げ、黒のブラケットにぶつかかる少し手前で、”エィ！”と、筒に力を加え曲げます。

　これで引き抜けます。。。。

これが筒の全貌です。

　穴が計３つあるのでガムテープで塞ぎ、キャブレタークリーナーを用いて中を洗浄します。確かに黒のゴミが出てきました。。。

　洗浄後はパーツクリーナーで再度洗浄します。

ちなみに力をかけるとこのようになります。。。

　あとは元に戻しておしまいです。

筒をATユニットに戻す時は、しっかり押し戻して根元まで入るようにします。

　これでATミッション交換などと言う大事から開放されたはずです。多分。

　92300ｋｍ時の作業でした。

（終）