BimmerTech パワートランクキット 取付完了
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
取り付け方法についてはメーカーから動画が公開されているのでそれを見れば良いのだが、部品がバージョンアップして動画と違っていたり、間違っている箇所があるので、個人的およびフォーラム(BimmerPost)に報告されている何点かを補足。
取付作業は、トランクが開いた状態で完了するが、最初の1回目はトランクが開いたままボタンを押しても閉まらない。
一旦手でトランクを閉めてロックされた状態にすることで位置がリセットされ正常に動作し出すようだ。
正常に動作した後、トランクを好みの位置まで開いた状態にし、内張りに追加したボタンを5秒間長押しするとその位置まで開くように記憶するらしい。
2
トランク内張りにボタンを取り付けるための穴を開ける必要があり、そのためのテンプレートが付属しているが、この通りに穴を開けるとボタンが付かない。(^^;)
写真でもボタンの下の方が裏のボディパネルから押されて浮き気味になっていることがわかる。
テンプレートでは、ボタンの左側に見えるネジと右側のストッパーのちょうど中間を指示されるが、左側にオフセットさせた方が良い。
どのくらいオフセットさせる必要があるのかは、現物合わせで裏側のボディパネルを確認しながら作業して欲しい。
ちなみに右のロックボタンは動作しないようだ。
3
アクチュエータの後部をボディに固定するブラケットの一部が、取付動画内で使用されている形状から変更されている。
動画では写真の様に車両前方からパネルの裏側に差し込むようになっているが、L字型に変更されて短くなっているため届かない。
4
どうも、写真の様に車両後方から差し込むのが正しいようだが、メーカーからのアナウンスはない。
写真ではブラケットの右上奥(B)からちょっと顔を出している。
このL字型ブラケットの取り付けのために(A)のボルトを閉める必要があるが、下手をすると何時間もかかってしまうかもしれない。
狭い場所で、取り付けようとする自分の手が邪魔で何も見えなくなってしまい、あれこれやっているうちにブラケットやボルトがボディ内に落ちてしまい、「ああ~~っ!」となる。
そうならないために、L字ブラケットの(B)の位置でブラケットに大きくテープ(ビニテでもガムテでも養生でも可)を貼って穴に落ちないようにし、(C)の位置からマイナスドライバーをL字ブラケットの向こう側に突っ込んで半固定しながら作業すると良いかもしれない。
2017/11/25 追記
10月頃から、開閉時に「ピキピキ」と台風が来た時のアルミサッシのような異音が発生するようになった。
試しに全てのブラケットを外した所、負荷がかかっていたと思われるいくつかの場所が車両と擦れて傷が付き、両者の塗装が剥がれていた。
これが原因だと判断し、車両とブラケットが接触する部分全てにビニルテープを貼り、2本のボルトにワッシャーを追加した。
一応これで解消した。
5
もし落としてしまっても慌てずに。
○で囲った穴の中付近に部品が転がってきているのでマグネット付きのピックアップツールや棒の先に両面テープを付けて釣り上げれば大丈夫。
6
ロックモジュールを純正品から中国製に交換することから、もしもの時のためにエマージェンシーワイヤー(拾ってきた流用品)を取り付けた。
このワイヤーの先をトランクフード内張りからトランク内に引き込んでおくことによって、ロックモジュールの故障時やバッテリがあがった時に後部座席から手動でトランクのロックを解除することが出来る。
ETKを見ると標準で装備されているように見えるが、自分の車には存在していなかった。
ただ、詳しくは書かないがこれを取り付けると、ある問題が発生してしまう。
7
アクチュエータの取り付け状態は写真の様になる。
わかりやすいように、影響が出る下限にアルミの棒を置いてみた。
バッテリが2段重ねになっているらしいアクティブハイブリッドに取り付けは可能か?
8
ヒューズから電源を取り出すための「ヒューズ電源」が付属している。
平型ヒューズが2段で取り付けられるようになっていて、何だこりゃ?状態だったので調べてみた。
写真左下の端子から電源を取得し、上段のヒューズを伝って右方向の配線に電気が流れるのと、下段のヒューズを伝って右下の端子に電気が流れる2つの系統となっている。
つまり、元々挿さっていたヒューズを生かしながら電源を取得出来るスグレモノ。
※必ず元のヒューズを下段に挿すこと。
また、ヒューズに流れる電気の上流/下流をテスタで調べてからこのヒューズ電源をヒューズボックスに挿すこと。
写真では左側が上流となる。
なお、取付動画内のヒューズ107番への挿し方の向きは間違っているので注意が必要。
130番は配線が車両後方へ伸びるように、107番は車両前方へ伸びるように挿すこと。
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