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龍くんに抱かれると嬉しい気持ちと辛い気持ちとどっちもあるのよ。どうしても前の事が頭から離れないの。(注)前の事とは１年前、龍くんには他に４～５人の女子がいた事。あの頃がトラウマなんよ私。(注)９６年当時Ｔ子にトラウマと言われて全くその意味がわからなかった。今度はＴ子だけだお前だけを愛するから。龍くんが好きよ一番好きなのよ。でも怖いのよ。また龍くんに他の女子がいるんじゃないかって毎日色々と考えて辛くなるのが…大丈夫だよＴ子だけしかいらない。だから俺を信じてくれよ。嬉しいよ本当に嬉しいのよ。このまま龍くんに飛び込みたいよ、でも、でも…。言葉はいらない。俺はブルーのＭＲ２のサイドシートのＴ子を抱き寄せキスをした…長く長く…眼下には門司港の夜景が広がる(注)場所は風師山である。俺は西海岸へとＭＲ２のアクセルを全開にした。８０スープラ純正１６インチを履いたリヤタイヤが悲鳴を上げる。コンポからは小室サウンドが流れた♪そしてＭＲ２は左にウインカーを出してホテルへと消えた…Ｔ子は同じ年で１６５ｃｍ紀香のようなダイナマイトバディのロングの茶髪ソバージュ美人だった。結局Ｔ子とは時々会って抱いたが某ＪＲの野球部の男を選んだ。Ｋと魚町をデートしている時にその野球野郎とデートしているＴ子と魚町マクドナルドの信号待ちで偶然並んだが明らかに俺の勝ちだった。(注)当時は痩せて男前な俺だった。今でも社会人野球のニュースは見たくない(笑)それくらいにＴ子は本気で好きだったし結婚したいと思っていた(注)Ｙ美とダブった期間あり。