クルマを何だと思っているのでしょうか？

現在行われている政治ショー「事業仕分け」

今日の見世物ではNASVAの自動車アセスメント、通称「JNCAP」が槍玉にあげられたようです。

ちょうど、会社の食堂で流れていた12時のニュースで目にしたのですが、思わず

「ア●か、こいつら・・・」

と半ば怒り、半ば呆れ口調でつぶやいてしまいました。

「JNCAP」は、クルマ好きならご存知の方も多いと思いますが、衝突試験です。

ここに予算の削減を求めて何がしたいのか全く理解できません。

さらに理解できないのは「廃止」を意見した者が数人いたことです。
こいつらは生身の人力車で車道を走れ

交通事故で犠牲になる人は、年々減少し続けています。

もちろん、道路整備やドライバーの交通ルールに対する意識の高まりもあると思いますが、メーカーの安全に対する取り組みが一番効いているのではないでしょうか。

ほんの十数年前までは、欧州車との間にはそれこそ深い隔たりがありました。

衝突安全ボディ、エアバッグ、ABS、ESC・・・。

ちょうどJNCAPが始まった'90年代半ばごろから、日本車でも積極的に採用されるようになっと思います。

日本は列記とした自動車先進国・自動車大国です。

欧米ほどではありませんが、クルマは日常に欠かせない移動手段です。

これからは、燃料電池車やEVといった車両もどんどん出てくるでしょう。

ハッキリ言って、これらの安全性は未知のものだと思います。

うやむやな試験で公道へ出せばどうなることか想像に難くありません。

これらを考慮すると、予算の削減どころか、むしろより潤沢に予算をつぎ込まなければならない分野だと思いますが。