2016年01月14日
CX-3 不具合続報
「CX-3を寒冷地で使用されている方はご注意ください。」の続報となります。
今回は諸問題の方が大きかったので、感情論を避けるためCX-3をリフトアップしながらの説明を請けましたが、4WD特有のドライブシャフトを避ける形でウネウネっとの取り回されているマフラーあたりが臭そうな予感・・・なのですが、同じエンジン(シャーシ)のデミオでは発生事例がないとの事で、Dも困惑しておりました。
「Exhaust Shutter Valve」について
今回これが凍りつき動作不良になったのが最大原因ですが・・新たに分かった事として
1)エンジン停止中は全開状態を保持している。
2)停車中のDPF再生時にはほぼ全閉状態を維持する。(約90秒)
3)低負荷時、負荷の状態により「開⇔閉」となる。
以前、低速トルクを発生させるために、可変マフラーというものがありましたが、
そのような動きをマフラーのパイプ部で行っているようです。
ターボとは言え太めのパイプの理由が判ったような気がします。
「排圧センサー」について
新登場のアイテムです。Shutter Valveのコントロールなのか?DOCやDPF等の浄化シ
ステムの為なのか?排気圧力に異常が無いかをセンシングしているもので、今回の不具
合を誘発してくれた子です。
Exhaust Shutter Valve近辺が凍結したことから、エンジン始動時に排圧異常を叫び、
その結果燃料カットに至った様子です。
「ウオーニング表示について」
CX-3はサイドブレーキを引いたまま走行しても警告音を発しない子ですので、その作り込み
には甘いものを感じますが、今回はさすがにビックリ・・・
運よくエンジン稼働に成功した方はエンジン異常の表示が出るようですが、稼働しない場合
は通常表示ってね~
「個人的見解」として
下図に排気管の取り回し(イメージ図)と、メーカー技報からパクった構成図を用意しました。
不具合に至るロジックとして、イメージ図の朱色の点線部分に水がたまり、その水が凍り付きExha
ust Shutter Valve動作不良を起こし、排圧センサーは具具合を叫び、それを聞いたコンピュータ
君が燃料カット!!となります。
1)マフラーの取り回しが???
現物をみるとイメージ図のとおりExhaust Shutter Valve部分が多少高くなっており、前後に排水さ
れる構造かと思いますが、朱色の点線部分に水がたまりやすい構造ともいえます。
また、パイプ後端とタイコの接続部分(朱色の実線部分)の立ち上がりが結構急で、排圧による排
水はあまり期待出来ないような・・・・
以上のことから「前のめりに停車」することで朱色の点線部分に水がたまりやすい構造かと思います。
2)しかも水温及び排気温度が低い!!
OBD接続のレー探の表示ですから???かもしれませんが、ディーゼル故の効率で、始動前
0℃で片道10㎞の通勤路を結構踏み込んだ状態で走行後、その水温表示は50℃前半。
外気温△10℃弱でこの状態ですから、エンジン君は冷え冷え状態。
ディーゼル故の高ギヤで低負荷な運転をすると、冷え冷えなエンジンの上ターボにも熱を奪わ
れ、冷え性な排気君はDOCから水分供給を受け水分タップリに!!!DPFを湯気で通過し
ても、冷たいパイプとシャッターによる攻撃で運搬中の水気を吐き出す・・・
なんて感じでしょうかね? シャッターも負荷になる為「閉」の方向で動作していますしね・・
3)長時間のアイドリングはご注意ください
対策として暖気後や走行後に「パヲ~ン・パヲ~ン」とアクセルをあおり排水を促しているので
すが、長時間のアイドリングは特に 「 グエポ・グエポ 」 と水を吐き出します。
このまま凍り付いたら (恐゚゚Д゚゚怖)~!!!
メーカーはどのような対策を入れるのでしょうか?
追記:2017/1/4
今回の件でメーカー対策とリコールのリプロを受けた後の使用感を報告します。
販売店からの説明は言わずもがなで詳細は不明ですが、マフラーは交換されて
いました。
ブログ更新じと同じよな使用を心掛け10㎞の通勤を繰り返してみた結果、以下
のとおりとなりました。
1)レー探の温度表示
50℃台→80℃前後 (今季の方が平均及び最低気温は低いです。)
2)燃費
16km/ℓ台後半→13km/ℓ台前半 (KIX君は12km/ℓ後半)
施工以降エンジン不稼働やゲッフォとした排水には至っておりませんので、熱効
率をかなり下げ排気熱とし、煤の燃焼や凍結防止として利用する方向のリプロか
も知れませんね。
今後JC08の表記はどうなるのでしょうか?
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CX-3 | 日記
Posted at
2016/01/14 18:23:04
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