フランソワ・オゾン監督『Ricky』を観てきました。うーん。フランソワ・オゾンってもっと。

フランソワ・オゾン監督の
『Rickyリッキー』
を観てきました。

バツイチ同士で授かった子供。
出産後すれ違いになっていく家族・・
この子は少しほかの赤ちゃんと比べて個性的。
この赤ちゃんを取り巻く家族が変わっていく・・・

そんな感じの映画です。

最初の感じとしてはかなりすさんだ家族像としてそれぞれが進んでいきます。
特にシングルマザーのカティの７歳の
娘リザからの目線はかなり大人びたあきらめが入ってます。

そこに、新しい男の人パコが登場。
そしてリッキーを授かる。

カティは『面倒をなぜ見てくれいないの』
パコは『俺もみてくれ』

こう書くと、男の考え方はガキっぽくなりますね。
しかしパコもきちんと育児をこなしてましたが・・
育児しながらビール、タバコってのはお国柄なんででしょうか？
ちょっと引いてしまいました。

そしてある行き違いから離れ離れで暮らすですが・・・
じつはこのリッキーは予告にあるように翼をもってます。


カティが鶏肉屋に行って、鶏の羽をメジャーで測るところ爆笑でした。

このこの存在で家族がまた再生していく・・・

と言った映画なんですが。
再生？これ、再生なんですか？

確かに、寓話としてはかなり現実的に話が進んでいきます。

が・・・再生してるんですか？これ。

それぞれがやりたいことをやっているだけのような気がして。

★★☆☆☆です。


リッキーのかわいさと、ドタバタ喜劇さだけですね。




以下ラストの部分を含みます。







リッキーがマスコミに追いかけられて、リッキーが飛んで行ってしまいます。
そしてカティが落ち込む。
しかし、その後カティはあれは天使だったんだ…っと。
この部分は確かに再生だと思います。

が、それに至るまでの経緯と、他の人がちょっとねぇ、みんな大人なんだし。


┐(￣ヘ￣）┌