コーエン兄弟の『シリアス・マン』観てきました。コーエン兄弟の作品は大きく３タイプ。そのうちの苦手なタイプでした・・・(*_ _)人でも、2010年のアカデミー作品賞ノミネートで批評家受けはしてます

コーエン兄弟の
『シリアス・マン』
を観てきました。
日本語で表すと
「まじめなおとこ」です。





2010年度アカデミー作品賞ノミネートの１作です。
確か2010年度はアバター本命で、ハート・ロッカーが獲った年度です。


さてコーエン兄弟フリークとしては何があっても見に行かねば・・・
ってことで。

コーエン兄弟の作品は個人的には４タイプです。
（どすんの主観です）

批評家受けタイプ

バートン・フィンク


何か、ついていけない部分が多いタイプです。
カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞作品。


ノワール系


ブラッドイシンプル




手をドアで挟まれながら撃つあの名シーンで有名な出世作。

マジメ系

ファーゴ



コーエン兄弟の名前がメジャーになった記念作品。

コメディ系

赤ちゃん泥棒





このタイプが一番好きです～


と全部で４タイプ。
この前観たのは
トィルー・グリッド


マジメ系。

今回のシリアスマンは何かな～と期待を膨らませて・・・

平凡で真面目なユダヤ人物理学教授のラリー。
いろんな災難がどんどん彼に積もってきて・・・どんどん暴走していく。
●生徒に単位のわいろをもらう
●妻が離婚を迫ってくる
●妻の再婚予定相手が何かと相談に来る
●息子が自分のカードを使う

・・・などなどだんだん積もっていきます。

彼が相談する人は３人のラビ（ユダヤ教の坊さん？）にします。
それぞれが個性的で（笑）作品のアクセントになっています。
特に歯医者のくだりは最高（笑）

また魅力的なキャラがたくさん出てきます。
隣の家のハンター。
逆隣りの家の魅力的な人妻
わいろを渡した学生の父
弁護士
ギャンブルに目のないバスルームにこもる弟

さてさて・・・


たくさん溜まっていく災難・トラブルが残念ながら笑って見ているしかなく・・
そしてそのトラブルも解決しない。

そんで、おそらく英語圏では笑えるのか？
ユダヤ教のいろんなしきたり。
これ
『ウディ・アレン映画か？』
と思えるほど。
あからさまに言ってはいませんが・・・

残念。
キャラで笑ったけど、本筋ではついていくのが途中でえらくなりました。
おそらく
バートン・フィンク系です。
全部についていけませんでした。
★★★☆☆です。





にしても、コレ
監督主義プロジェクトの一環作品だそうです。
１作目は『ウッドストックがやってくる！』でした。




そのＣＭはこちら。

http://www.ddp-movie.jp/index_ddp.html