『ペダルダンス』見てきました。実９０分よりも長く感じた１作でした。数年ぶり再開する友人になんていう言葉をかけるか。

『ペダルダンス』
みてきました

大学卒業後の友人を追う女性の物語です。
学生の時の友人が海に入って一命をとりとめた。
6年の歳月を経た今大学の友人2人は彼女の入院する病院に向かおうとする。
「自殺？」
彼女はなぜ命を絶とうとしたのか。
6年ぶりに会いに行って何ができるのか？
いかない方がいいのでは？

そんな想いを胸に病院へ向かいます。
登場人物も少なく物語と共にそれぞれの素姓が明らかになって行きます。

そんなロードムービーです。



大学時代の友人ジンコ、素子はミキが海に飛び込んで一命を取り留めたことを耳にする。彼女は東北に住んでいて6年間会っていない。2人は迷いながらも彼女に会いに行くことを決める。

自殺？なぜ？
って気持ちがありながら、6年という時間もあって何を伝えればいいのかわからない。

そんな時、ジンコが務める図書館に「自殺」の書物を探しにきた原木に心が留まる。自殺に敏感になっていたこともあり、たまたま駅ホームで居合わせて飛び込むのと勘違いした彼女は彼女を押さえ込んでしまう。
はらき原木は友人の相談にうまく乗れず、それを最後に自分の前からいなくなった彼女が自殺したのではないかと心配にしていた。

ミキに会いにいくのに同行することになった原木は彼女たちの言動、ミキに対する想いを見ながら自分自身の考えを整理して行く。

友人に会いたいが、時間の隔たりと「自殺」が彼女たちにブレーキをかけて寄り道をしていく。実際にミキにあった時の最初の一言、最後の一言ってのが象徴的でした。
最後は何と無く予測できましたが最初の一言はあんな感じなんですね。

「なんで」
「ありがとう」

その「なんで」を聞いた時の素子の顔がひっかかりました。
けど、「やったほうがいいかもしれない」
ってのはやらない後悔よか建設的な後悔かなって。
素子が口では
こなけりゃよかったやん・・
っていうんですが、なんかその部分が
一番腑に落ちたとこでした。


映画が90分ものなんですが長く感じた1作でした。

★★★☆☆です。