『箱入り息子の恋』見てきました。ある形、ロミオとジュリエットですよね。。。この図式。ちょっと怖い部分もありますがよくできた映画でした

『箱入り息子の恋』
見てきました。

話題だったんでこれは見ないと！！
って思ってた映画でした。

35歳の独身の天雫健太郎が
初めての恋をして、
もがいて成長する映画です。
なんだか、年齢を重ねるとこんな純粋な想いをぶつけられるのってなんかうらやましいですね。

ほんとに好きなんだったら、
ブザマになってみなよ・・・

ってこんなフレーズが心に乗りました。
いや・・・この思いがわかるってことは通じるものがあるのか（笑）

大学卒業後市役所に就職した天雫健太郎。
酒・たばこはせず、お昼は節約のために近所の実家に食べに来る。
友達づきあいもなく、定時に帰って自宅でゲームをする毎日。
唯一の話し相手は、おたまじゃくしから成長を見届けたかえるのみ。

そんな彼を心配して天雫家は代理見合いに出席し、婚活をしてくる。
しかし、その場でも彼の履歴書・写真に魅力的な部分がないからか天雫家のブースに来る家族はなかった。唯一きた家族は今井家。一人娘25歳の奈緒子であった。
しかし会社を経営する父は10年以上働いてこのポストについていること見てさっさとその席を後にする。他の東大卒の銀行員の話をまとめようとする。

その話を奈緒子にすると、気分転換のために家から出ていきたいと母にせがむ。
彼女は8歳の時から、目の視力が衰え今では視力のない生活を送っていた。
そんな出先で雨に降られる。
母は奈緒子をアーケードの軒先で待たせ車を取りに行く。ちょうどそのとき健太郎がそこをすれ違い視線が合う。緊張し、傘を差しだす健太郎。
その傘の名前を見て母は、縁談を勧める。

家に帰った健太郎は、縁談をいつものように嫌うが、写真を見て気づく。
あの子だ・・・
天雫家と今井家のお見合いが催される。
ここから健太郎と奈緒子の恋が始まる。
しかしその行く手は障壁が多いものだった。


いいっすねぇ。
中年の純粋さっていうか（笑）
こんな気持ちってありますよね、おそらく。
自分だけで生きるって考えることとか、
その反面自分のしたいことしかしなくなったりとか・・・
こもちゃいますよね・・・・

そんな壁を彼女が破ってくれる。
どんどん世界が広がり、職場の中でも彼のスイッチが入る・・・
今まで友達がいなかったのに愚痴をもらう係として飲みに誘われる（笑）

人生のスイッチってどこにあるかわかりませんからね・・・
ホンマ。

そして、そのスイッチが他人から切られたときに思う・・・

『やっぱり・・・そうやん』
『無理やん・・・』

って。

でもそれって、納得してないんですよね。
そこで出てくる言葉

ブザマになるまでやり遂げてから言えよ！！
みたいなことを愚痴を聞いた同僚から言われ、また別の世界が広がる。

その広がり方、発想の仕方はちょい
危険思想が混じってるような気がしますが（笑）

楽しかったです。

よいロミオとジュリエットだと思います（笑）

★★★★☆



夏帆さん演じる奈緒子の目の演技
特に牛丼食べるときのあの目に
胸がキュンキュン泣きまくりましたww




ポスターも監督直筆でしたww